新潟 市東さん農地を守る会結成 労農連帯の闘い誓う
新潟 市東さん農地を守る会結成
労農連帯の闘い誓う
3月13日、新潟市内で「市東さんの農地を守る会・新潟」結成集会が22人が参加して開かれた。
集会冒頭、司会を務めた新潟地域一般労組の鰕名(えびな)一男委員長が、「私は85年10・20三里塚戦闘で逮捕され、3年半の獄中闘争を経験した。三里塚闘争を労働組合としてしっかりと取り組んでいきたい」と決意表明。動労総連合・新潟の坂場信雄特別執行委員は、昨年30年ぶりに三里塚の地を訪ね、「故・市東東市さんの『闘魂ますます盛んなり』を自分も貫きたい」と語った。
三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんから「祖父の代から100年耕作してきた畑は、私にとって命そのものです。この地で農業を続けることが、私の生き方であり闘いです。みなさん、どうか力をお貸しください」と温かいメッセージが届いた。
「三里塚大地の乱2014」のDVDを上映し、全国農民会議世話人の秋山和雄さんが「三里塚闘争50年の地平」と題して講演した(写真)。秋山さんは元三里塚現闘としての経験談を含め、本当に勝利してきたことを実感をもって話した。
参加者は、三里塚が「絶対反対同盟」として闘っている偉大な地平、この反対同盟を壊滅できない限り成田空港建設ができないこと、国際争闘戦と成田空港の地盤沈下で日帝は焦りに焦っていることをあらためて確認した。三里塚闘争が日々勝利を積み重ね、世代を超えて50年続いている地平に、全参加者が確信を持った。青年労働者からは「ぜひ三里塚に援農に行ってみたい」という意見も出された。
最後に、新潟県労組交流センターの仲間が会則と活動方針を提起。3・27三里塚全国集会に結集し、「最高裁緊急5万人署名」をしっかり取り組んでいくと確認した。
「守る会・新潟」の結成は三里塚闘争をあらためて労働組合としてしっかり取り組んでいく契機になった。三里塚闘争の勝利まで、反対同盟とともに労農連帯の旗を掲げて闘い抜くことを誓う集会として成功した。
(新潟・Y)