総連合新潟 非正規解雇撤回せよ 地域一般労組と共にスト
週刊『前進』02頁(2734号02面03)(2016/03/24)
総連合新潟
非正規解雇撤回せよ
地域一般労組と共にスト
(写真 新潟駅万代口で集会を開き星野委員長がスト突入を力強く宣言【3月17日】)
3月17日、動労総連合・新潟と新潟地域一般労組が県下4職場で春闘ストライキに突入し、地域の仲間総計50人が一日行動を貫徹した。
動労総連合・新潟の星野文男委員長が新潟駅でストに入り、早朝、同駅万代口でスト突入集会を実施した。「スト決行中」のボードを掲げ、外注化と非正規職化反対、大幅賃上げ、安倍政権打倒を訴えた。
同時刻、新潟地域一般労組の鰕名(えびな)一男委員長が全日ストに突入。スト突入集会に手を振って応援する地域の労働者も現れた。
昼にはJR貨物の東新潟機関区で動労総連合・新潟の杉野彰書記長がストに入った。JR貨物は敷地境界数㌔にわたってロープを張り、出入口には「関係者以外立入り禁止」の立札を立てた。さらに、点呼で「本日、ある組合がストを実施するので昼には道路側出入り口を鎖錠する」と弾圧してきた。星野委員長が庁舎2階に向かい、杉野書記長とともに区長にスト通告、スト禁圧体制を粉砕してストに突入した。
庁舎脇で待ち構えていた支援の労働者の歓声に迎えられて集会を開催し、年間100人の青年が退職するJR貨物の劣悪な条件を弾劾、分割・民営化体制の破綻を暴ききった。庁舎脇から新潟ターミナル跨線橋(こせんきょう)までデモ行進し、近隣のJR職場の労働者にアピールした。
同時刻、県北の郵便局で新潟地域一般労組の非正規労働者が半日ストに突入。集会には地域で原発反対を闘う仲間も駆けつけた。当該と支援部隊は、隣町の本局での宣伝行動も展開。パワハラ職制の監視を弾劾する局前集会は、JP職場の仲間の圧倒的注目を集めた。
夕方、新潟新幹線車両センター門前に全員が合流し、新潟鉄道サービスによる八代和幸闘争委員の非正規職解雇に抗議行動を展開した。1月15日の解雇以来最大の抗議行動は、就業規則改悪を狙うJRと新潟鉄道サービスを追い詰めている。
一日行動の最後に、仕事帰りの労働者も結集してストライキ集約集会が開催された。ストライキに入った4人と、解雇撤回を闘う八代闘争委員が、生き生きと闘争報告をした。
みやぎ連帯ユニオンと国労秋田闘争団も終日行動に参加した。
3・17ストは、動労総連合結成の意義を地域に広げ、新潟県下に新しい時代を切り開いた。ストの持つ意味を参加者全体で確認し、JR体制と全面対決して非正規職の解雇撤回闘争を闘いの柱に据えることを地域の仲間全体で確認し、団結を深めた。
(動労総連合・新潟 H)