3・13新宿春闘行動 JR本社に抗議デモ ストで戦争・非正規化とめる

週刊『前進』04頁(2733号02面01)(2016/03/21)


3・13新宿春闘行動
 JR本社に抗議デモ
 ストで戦争・非正規化とめる



(写真 6学生奪還の訴えに多くの青年が足を止め署名を寄せた【3月13日 新宿駅南口】)


 「反戦スト弾圧粉砕! 朝鮮戦争とめよう! 非正規労働なくせ! 派遣法撤廃! 国鉄1047名解雇撤回・JRはただちに採用せよ!」を掲げたJR東日本本社抗議デモが3月13日、東京・新宿で16春闘行動として打ち抜かれた。
 デモに先立ち、JR東日本本社ビルを眼前に臨み、JR新宿駅前で70人の大街頭宣伝を行った。

弾圧に怒り署名

 急迫する朝鮮侵略戦争を労働組合の闘いで止める決意を込め、動労総連合と合同・一般労組全国協議会、東京の拠点労組が次々とマイクを握り、京大反戦スト弾圧粉砕と非正規職撤廃へ闘う労働組合への結集を訴えた。
 「学生が大学で声も上げられなくなり、労働者が職場で声も上げられなくなったら戦争だ」(吉本伸幸・全国協代表)。6学生奪還署名の呼びかけに、「公安を摘発した京大の学生たちですよね」「ニュースで見たけど、これは反戦弾圧だ」「安倍は許せない」など、戦争に突き進む安倍への怒りが噴出し、200筆の署名が集まった。
 動労千葉の中村仁執行委員、木科雄作執行委員、動労水戸の高野安雄副委員長、動労神奈川が、非正規雇用増大の出発点となった国鉄分割・民営化への怒りを爆発させ、JRを弾劾。木科さんは「職場でストライキという権利を行使して言いたいことを言おう。声を上げたら職場も社会も変わります」と確信をもって訴えた。国鉄解雇撤回署名も60筆集まった。
 街宣後、150人でJR東日本本社を直撃するデモに意気高く出発。

沿道の大反響

 「派遣法粉砕! 安倍打倒!」「生きていける賃金よこせ!」「ストライキで戦争とめよう!」。コールが休日の繁華街に響き渡り、沿道はコールに合わせて手を振る人や拍手でデモ隊を迎える人など大反響だ。JR東日本本社前にさしかかると「1047名解雇撤回! JRは職場に戻せ!」「新宿駅の外注化反対!」「被曝を強制するな! 常磐線の延伸反対!」とシュプレヒコールをたたきつけた。
 デモ終了後、鈴木たつお秋葉原事務所で討論集会が開かれた。「労働者が団結して闘えば安保関連法や派遣法などの法律さえも覆せることを示そう」と基調が提起され、動労千葉、動労水戸や東京西部ユニオン鈴コン分会、精研労組などの東京の各労組から春闘ストの報告が行われた。

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