団結街道裁判 廃道の暴挙を弾劾 弁護団が更新意見陳述

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週刊『前進』04頁(2731号03面03)(2016/03/14)


団結街道裁判
 廃道の暴挙を弾劾
 弁護団が更新意見陳述


 3月1日、千葉地裁民事第3部(阪本勝裁判長)で団結街道裁判の弁論が開かれた。前日の耕作権裁判に続き、三里塚反対同盟と顧問弁護団、支援の労働者・学生は、天神峰・市東孝雄さんの営農を妨害するために成田市が2010年に強行した団結街道の封鎖・廃道化の暴挙に、怒りをかきたて闘った。
 今回は裁判長の交代に伴う更新手続きとして、弁護団が意見陳述し、市を弾劾した。
 成田空港の建設過程でも、現に農民が営農のために日常的に使っている道路を廃止した例はない。まさに行政がNAAの手先に成り下がることで実行された、異様な処分だ。この攻撃の狙いは、市東さんの営農を破壊し、天神峰から追い出すことだ。現にこの廃道を通告する立て看板の一方的な設置に市東さんが抗議したら、警察は市東さんを「器物損壊」でデッチあげ逮捕した。その後、夜陰に乗じて団結街道を暴力的に封鎖し、その土地をNAAに格安で売り飛ばしたのだ。
 この裁判で、市は廃道化処分を正当化するために詭弁(きべん)を重ねてきたが、結局は、市東さん宅の西側に造られた第3誘導路の完成に合わせるために焦り、無法を承知で廃止手続きを強行した。絶対に許さない。廃道処分を取り消せ!
 弁護団の主張が成田市の代理人と裁判所を圧倒した。次回期日を6月3日として閉廷した。
 千葉県弁護士会館で報告集会が開かれた(写真)。葉山岳夫弁護士を始め弁護団が主張の要点を解説し、拙速裁判を許さず、証人尋問を必ず行わせる姿勢を表した。
 連帯のあいさつで、動労千葉の滝口誠さんは、「動労千葉は出向者に対する業務はずしを許さず、CTSの雇用形態改悪粉砕へ、3月ストに立ち上がる」と決意表明した。最後に司会の伊藤信晴さんが、3・27全国集会への総決起を訴えた。

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三里塚裁判日程

◎第3誘導路裁判
 3月15日(火)午前10時30分開廷 千葉地裁
 (傍聴券抽選のため30分前に集合)

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