精研労組が春闘スト 〝派遣・パートを正規にしろ〟
週刊『前進』04頁(2731号02面01)(2016/03/14)
精研労組が春闘スト
〝派遣・パートを正規にしろ〟
(写真 春闘低額回答に抗議し指名ストライキを決行して怒りのシュプレヒコール【3月4日 東京・板橋区】)
(写真 「16春闘勝利・非正規職撤廃、労働者は団結して闘うぞ」と大書した横断幕と組合旗を先頭に賃金上げろ!と病院内デモ)
3月4日、東京北部にある東京武蔵野病院・精研労組(精神医学研究所附属東京武蔵野病院労働組合)は、経営側の春闘低額回答に抗議して2人の指名ストライキを決行し、昼休みの集会と病院内デモ、人事部への申し入れを行った。
昼休みになると、白衣を着た組合員が続々と集まり、組合事務所はいっぱいになった。諸永政廣委員長が闘争の意義を提起した。「何年も定昇だけで賃上げがない。今日のストライキを始まりとして、絶対に賃上げをかちとろう」「そして『派遣・パートを無条件で正規にしろ』を掲げて闘う。この間、人員不足を追及する中で、経営に『派遣法に従って3年でクビを切ります』と居直らせず、直接雇用となれる可能性をつかんだ。安倍が派遣法を改悪し、『同一労働同一賃金』と称しながら8時間労働制を解体しようとしている。労働者が団結し、職場で闘えば絶対に勝利できる」
スト突入者の決意を受け、「賃金をあげろ!」「春闘勝利!」とコールをあげながら病院内デモを敢行し、管理棟前に登場した。組合代表団が申入書を持って人事課に向かったが、事前に通告していたにもかかわらず人事課はもぬけの殻で、経営側は逃亡を決め込んだ。全体で怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。
組合事務所に戻って、再度の集会を行った。勤務時間の異なる看護部、栄養科などの組合員が波状的に集まり、活発に意見交換をした。昼休みの一連の行動には、のべ53人が参加した。精研労組を先頭に、東京北部の労働者は16春闘を全力で闘い抜き、3・11反原発福島行動からJR東日本本社抗議&デモの3・13春闘行動に攻め上る。
(東京北部労組交流センター・K)