「慰安婦」合意は無効 韓国24都市で怒りの決起

週刊『前進』02頁(2730号02面03)(2016/03/10)


「慰安婦」合意は無効
 韓国24都市で怒りの決起

(写真 「ハルモニたちの願いは戦争のない世の中です」と書かれた横断幕を掲げて日本大使館へ向けデモ行進する学生たち【3月1日 ソウル】)

 3月1日、日韓両政府による日本軍軍隊慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的解決」をうたった昨年末の合意を弾劾し、その無効を宣言する集会とデモが韓国全土の24都市で一斉に闘われた。
 この日は1919年の3・1独立運動97周年の記念日でもある。ソウルでは労働者・学生や市民1500人が「ともに手をつなぎ、正義を取り戻そう」のスローガンのもと、韓日合意の無効と公式謝罪・法的賠償を求める宣言文を朗読した。その先頭には、安倍政権による日本大使館前の少女像撤去の要求に対し、少女像を守るために62日間にわたる野宿座り込みを続けてきた学生たちが立った。民主労総のチェジョンジン委員長職務代行も最前列で参加した。
 集会後は、「ハルモニ(おばあさん)たちの願いは、戦争のない世の中です」の横断幕を掲げ、日本大使館前までデモ行進が行われた。デモ隊列には、米日韓軍事同盟と朝鮮半島での新たな戦争策動に反対し、オバマと安倍、パククネの仮面を被ってデモするパフォーマンスも登場した。
 この日の闘いは、3月7日から始まる米韓合同軍事演習とも全面対決する闘いとして打ち抜かれたのだ。
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