国際労働運動vol.6 2016.3 青年が牽引する16春闘
週刊『前進』04頁(2725号04面03)(2016/02/22)
国際労働運動vol.6 2016.3
青年が牽引する16春闘
本号は、青年労働者が提起する16春闘論である。16年春闘は、激動の時代に立ち向かい階級的労働運動を発展させて、さらに7月参院選決戦で「新たな労働者の政党」を登場させる闘いである。JR青年労働者は動労総連合に結集し、青年労働者は階級的労働運動を牽引(けんいん)し、自らが労働運動のリーダーに飛躍しようと訴えている。
第1章は、安倍の施政方針演説と経団連「経労委報告」批判。特に安倍の「同一労働同一賃金」論をマルクス主義の立場から「そもそも賃金とは何か」を明確にすることによって徹底的に批判している。官製春闘のペテンも鋭く暴いている。
第2章は、改悪された労働者派遣法批判。江戸時代、明治以来の労働者供給事業は、戦後革命において職安法によって原則禁止された。1985年制定の派遣法はその原則を踏みにじるものだった。以来30年、派遣法は改悪を重ねついに原則禁止から原則全面自由に大改悪された。派遣法とどう闘うか、青年労働者の現場報告がある。今年の労働法制改悪の狙いは8時間労働制の解体、解雇自由にある。絶対粉砕をと訴えている。
第3章は、16春闘が韓国民主労総の無期限ストライキとの国際連帯をかけた闘いであることを提起している。
第4章は、16春闘の最大の戦場がJRであること、動労総連合をめぐる激突であることを明らかにしている。