関西国鉄集会 動労総連合建設しゼネストを 3労組を軸に210人が決意
週刊『前進』04頁(2725号01面02)(2016/02/22)
関西国鉄集会
動労総連合建設しゼネストを
3労組を軸に210人が決意
(写真 解雇撤回・JR採用の新たな署名への決意を固めた関西国鉄集会【2月15日 大阪市・港区民センター】)
国鉄闘争全国運動・関西が主催した関西国鉄集会が2月15日、大阪市立港区民センターに210人を結集し開催された。(関連記事2面)
大恐慌の進展と世界戦争の切迫の中で、1047名解雇撤回・JR採用の新たな署名運動を武器にした国鉄闘争で一切を切り開き、動労総連合の全国的建設で派遣法廃止・非正規職撤廃を闘い、安倍の戦争・改憲を阻み、プロレタリア革命を実現する確信を固めた。韓国・民主労総ゼネストのビデオ上映と民主労総ソウル地域本部、鉄道労組ソウル地方本部からのメッセージでさらに国際連帯の重要性を実感した。
動労西日本の原田隆司近畿支部長が次のように基調報告を行った。
「甘利辞任やアベノミクスの大破産など、安倍政権は行き詰まっている。大量解雇・賃下げ・総非正規職化への労働者階級の怒りをどう解体して戦争に突入するかが問題となっている。国鉄分割・民営化で達成できなかった労働組合の解体をめぐる攻防に入った」
「不当労働行為を確定させた6・30最高裁決定は動労千葉を始め闘う勢力の力がこじ開けた。10年4・9政治和解で敵は体制内勢力の息の根を止めたが、階級的労働運動の拠点をつぶせなかった」
また、派遣法粉砕・非正規職撤廃を国鉄闘争と一体で闘うことを強調し、動労総連合の全国的建設が待ったなしの勝負になったと提起した。
続いて、動労千葉争議団の中村仁さんが報告した。中村さんは、1047名解雇撤回・JR採用に向けてJR東日本攻めを開始し、動労総連合建設が着実に進み出したと述べた。闘いの源泉が外注化阻止・非正規職化反対の職場闘争にあることをCTS(千葉鉄道サービス)での組織拡大でつかんだと述べ、動労総連合の3けたの組織拡大に向けた手応えを語った。
次に、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の平山正行執行委員が「新たな署名運動に関生支部も全力で取り組む」と決意を表明し、大資本の収奪を許さず闘う決意を表明した。
動労西日本の山田和広書記長が広島印刷事業所廃止をめぐる闘いを報告し、16春闘を非正規職撤廃で闘う方針を提起した。
関西合同労組、八尾北医療センター労組、高槻医療福祉労組、日教組奈良市、ス労自主、全学連、大阪市職の仲間が次々と決意を表明した。
全国金属機械労働組合港合同の中村吉政委員長は「国鉄分割・民営化の狙いは労組解体であるが敵は矛盾だらけであり、この点を突けば勝てる。ともに新たな署名運動を担う」と発言した。
最後に動労西日本の橘日出夫さんがまとめとして、「戦争阻止・安倍打倒のゼネストを組織する労働組合をつくるために動労総連合建設が決定的だ」と強調し、「労働運動根絶の10割非正規職化に対して団結して闘おう。社会を根底から変えるストライキを16春闘で実現しよう」と訴えた。
(関西・朝霧広巳)