三里塚一斉行動
　第３滑走路阻止を訴え
　芝山町全域で住民と対話

　三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は２月７日、第34回の成田空港周辺地域一斉行動を行った。この日は第３滑走路建設阻止の宣伝を軸に、町議会議員選挙目前の芝山町を重点対象として行われた。
　朝８時30分、成田市天神峰の市東孝雄さんの離れに集合（写真上）。市東さんは「一斉行動は確実に住民に影響を与えている。第３滑走路は阻止できる」と一同を激励し、各々が確信をもって担当地域へ出発した。
　伊藤信晴さんは芝山西部、南部を回り、相川勝重町長に対する怒りの声と接した。特に４０００㍍Ａ滑走路と２５００㍍　滑走路に挟まれた「谷間地域」の住民は、「これ以上の騒音は認められない」と憤まんをぶつけた。
　宮本麻子さんは芝山東部を回った。ある家では「空港反対派（石毛博道らのこと）がなぜ第３滑走路推進なのか」と抗議され、「石毛さんらは闘いを裏切った人たち。反対同盟は50年間闘い続けています」と説明して理解を得た。太郎良陽一さんは南部の「谷間地域」を回って市東さん署名を集めた（写真下）。
　この日「反対同盟ニュース」を届けた家は１３００軒。芝山町全体の約７割だ。署名は12筆、賛同署名が３筆。闘いの地熱は高まっている。