世界革命へ大挑戦 2016年の決意 国鉄決戦を闘いぬきJR体制倒し革命へ突き進む 革共同東海地方委員会

週刊『前進』04頁(2721号03面03)(2016/02/08)


世界革命へ大挑戦 2016年の決意
 国鉄決戦を闘いぬきJR体制倒し革命へ突き進む
 革共同東海地方委員会


 新年号アピールで一致をかちとった東海地方委員会から2016年決戦の勝利に向けた決意を明らかにします。
 国際連帯とゼネストを切り開き世界革命を引き寄せる戦略こそ、革命戦略としての国鉄決戦であり、動労総連合の全国的建設が力強く始まっている。JR体制こそ帝国主義的対外政策と国内・国外を貫く労働者支配の枢軸の位置を持っている。第2の国鉄分割・民営化としての全面外注化と総非正規職化、さらには原発再稼働を核心的政策として労働者階級の団結を破壊しなければ延命できない体制である。国鉄決戦における一歩の前進は日帝の動脈とも言えるJR体制に打ち勝ち、それを支える体制内労働運動との党派闘争の勝利そのものである。日帝・安倍と一体化して戦争(核戦争)・改憲にまで突き進むJR体制をついに革命的に打倒する時代を迎えたということだ。
 国鉄分割・民営化攻撃に加担し資本の手先に転落していったJR総連・カクマル、そして、帝国主義が「国益」「祖国擁護」を掲げて侵略戦争に突入しようとする時に「安保容認」「北朝鮮制裁」で戦争協力に走る日本共産党スターリン主義は、国鉄決戦の爆発の中でさらに労働者階級の敵としての破産した姿をさらけ出す以外にない。
 新自由主義は、民営化と外注化・非正規職化の全面推進によって社会的共同性、社会的連帯を破壊し尽くし、その転倒性を極限化させる。原発や核兵器製造において被曝労働が強制され、人類を破滅に追い込むような「労働」まで行われる。使用価値が目的ではなく、価値の増殖を自己目的とする資本主義の転倒性は極まっている。
 労働者階級はあらゆる分断攻撃を打ち破り、人間的共同性の全面的奪還まで闘い抜く。プロレタリア革命、労働者階級による生産と社会の再組織化のみが、大恐慌と戦争という絶対的な対立と矛盾を解決できる。マルクス主義で「労働者階級の多数者を獲得する」ために、機関紙活動の変革につぐ変革を実現し、「組織し、組織し、組織せよ!」をやり遂げよう!
 世界大恐慌は各帝国主義国とも万策尽き果て、最後的爆発から世界戦争へ突き進んでいく情勢である。われわれは全世界の労働者人民と連帯し、腐り果てた帝国主義を打倒しなければならない。伊勢志摩サミットは帝国主義首脳どもによる戦争と搾取のための会議である。安倍は無準備性の突破をかけて「非常事態条項による憲法停止」と「金銭解決による解雇の自由」を掲げて凶悪な姿で登場しようとしている。
 2015年は大きな前進をかちとった年であった。党と労働組合の一体的建設を推進し、労働組合の拠点建設、動労総連合を全国に建設する闘いを担い、国鉄闘争を基軸に合同労組の拠点建設を全力で推し進めてきた。
 その中で、とりわけ日本共産党との党派闘争に勝利したことは重要であった。戦争情勢下で帝国主義の最後の救済者として祖国擁護へとかじを切った共産党と決別した仲間が、「ここに本物のマルクス主義がある。非妥協に闘う路線がある」と闘いの勝利を求めて革共同に結集し始めている。
 そして戦争情勢への突入下で池田自衛隊裁判の本格的取り組みを開始したことも大きな前進である。権力・自衛隊は裁判つぶしに全力を挙げているが、卑劣な妨害を粉砕し、闘う弁護団とともに16年を本格的闘いの年とする。1%の資本家どもの戦争に労働者が動員され使い捨てにされることは許さない。イラクに派兵され負傷した池田頼将さんを退職強要に追い込んだ自衛隊を相手にした裁判は、兵士獲得の展望を切り開く重要な闘いである。
 2016年の東海地方委員会の闘いは、2・14国鉄集会の成功をかちとることから始まる。この闘いは動労総連合・東海建設に向けた跳躍点であり、ここに党の飛躍をかけて挑戦する。
 そして3・11反原発福島行動16をNAZEN東海を先頭に闘い、福島圧殺攻撃と闘う。動労水戸が切り開き舞鶴や愛媛の自治体労働者が続いたように、労働組合の闘いが勝利の鍵である。安倍政権の福島圧殺、原発再稼働攻撃と労働組合の拠点建設で闘う。
 7月選挙闘争を全力で闘う。安倍は参院選で3分の2をとり、改憲に踏み込むと公言した。安倍と真向から対決し、戦争法に反対して立ち上がった100万、1千万と結びつくための全国決戦だ。戦争と改憲、非正規職化攻撃に対して労働者民衆は勝利の道を求めている。それに応えることができるのは新しい労働者の政党をつくろうと訴える鈴木たつお弁護士であり、「国民連合政府」ではない。
 16年を星野文昭さん解放の年とするために闘う。愛知、三重に続き岐阜でも「無実の星野文昭さんを取り戻す会」が結成され、星野絵画展開催に向かっている。
 5月伊勢志摩サミットの最大の攻防は労働組合の戦争動員との闘いだ。帝国主義者どもの戦争会議を労働者の怒りの決起で迎え撃ち、大学での新歓闘争、拠点建設と、5・15沖縄闘争の爆発で戦争と改憲に向かう安倍を打倒する。ともに闘おう!
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