２０１６年日誌　１月19日～25日
　米Ｆ２２戦闘機が横田基地に／高浜３号機、再稼働の見通し

●経団連が春闘指針　経団連が経営側の春闘指針を発表した。ベースアップについては「（賃上げの方法は）一律的なベアに限られず、様々な選択肢が考えられる」と慎重な姿勢。（19日）
●３・３兆円の補正予算が成立　政府が提出した総額３兆３２１３億円の15年度補正予算案が参院本会議で自公などの賛成多数で可決・成立した。低所得の高齢者への臨時給付金や「１億総活躍社会」実現に向けた緊急対策費、ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）の大筋合意を踏まえた農林水産業の支援策などが中心。（20日）
●日経平均、昨年最安値を下回る　日経平均株価の終値は前日より６３２円安の１万６４１６円となり、昨年の最安値を下回った。日本銀行が追加金融緩和を決めた14年10月31日以来、およそ１年３カ月ぶりの安値。円は急騰した。（20日）
●甘利、現金授受問題で答弁　甘利明経済再生相や公設秘書が建設会社から現金を受け取ったなどと『週刊文春』で報じられた問題で、甘利が参院決算委員会で答弁。甘利は現金を受け取ったことについて「記憶があいまいだ」と答え、辞任を否定した。（21日）
●安倍、改憲「現実的段階に」　安倍首相は参院決算委員会で、改憲について「どの条項について改正すべきかという、新たな現実的な段階に移ってきた」と述べた。（21日）
●安倍が施政方針演説　安倍は衆参両院で行った施政方針演説で「挑戦」を連呼し、「多様な働き方が可能な社会への変革」「ワーク・ライフ・バランス」を掲げ、労働法制大改悪、総非正規職化に突き進むことを表明。改憲については「逃げることなく答えを出す」と打ち出した。甘利の経済演説では野党が議場を退席した。（22日）
●韓国、日米のＭＤ体制に　韓国政府は今年、北朝鮮の弾道ミサイル攻撃に備え、米軍との情報共有システムの運用を始める。日米中心だった情報共有体制が日米韓に広がり、韓国が事実上、日米のミサイル防衛（ＭＤ）体制に組み込まれることになる。（22日）
●米Ｆ22戦闘機、横田基地に飛来　米空軍のＦ22戦闘機が米国から在日米軍司令部のある米空軍横田基地に計14機飛来した。（22日）
●尖閣有事、12年に研究案　自衛隊と米軍が２０１２年、民主党の野田政権下で、尖閣諸島（釣魚島）での有事を想定した共同作戦の研究案をつくっていた。昨年４月に改定された新しい日米防衛協力のための指針（ガイドライン）に基づいて策定中の共同作戦計画の素案となっている。（23日）
●宜野湾市長が再選　沖縄県宜野湾市の市長選で、安倍政権が支援する現職の佐喜真敦が、翁長雄志沖縄県知事が支援する志村恵一郎を破って再選された。（24日）
●高浜３号機、再稼働の見通し　関西電力高浜原発３号機が、29日夕方にも再稼働する見通し。福島原発事故後の新規制基準では３基目の再稼働で、ウランとプルトニウムの混合酸化物（ＭＯＸ）燃料を使う「プルサーマル発電」では全国初。（25日）