派遣法粉砕・非正規職撤廃 韓国無期限ゼネストと連帯し朝鮮戦争と改憲を阻止しよう 2・14国鉄集会かちとり16春闘へ
派遣法粉砕・非正規職撤廃
韓国無期限ゼネストと連帯し朝鮮戦争と改憲を阻止しよう
2・14国鉄集会かちとり16春闘へ
大恐慌は、年頭から世界的な株価の暴落・乱高下と底なしの原油価格急落が示すように全面激化している。このただ中で米日韓の軍事体制・臨戦態勢による朝鮮戦争・核戦争の危機が深まっている。韓国・民主労総のゼネストを最先端とした日韓労働者の闘いと国際連帯が、この情勢と真っ向から切り結んでいる。民主労総ゼネストと連帯し朝鮮戦争を阻止しよう。戦争・改憲と労働法制大改悪の安倍を打倒しよう。派遣法粉砕・非正規職撤廃へ闘おう。日本帝国主義と安倍は、大恐慌下で今や破滅的危機にある。2・14国鉄集会への大結集を突破口に、16春闘・国鉄決戦と3・11福島(郡山)へ、勝利の攻勢をかちとる時だ。5月伊勢志摩サミット粉砕をかけ、全国学生反戦ストと5・15沖縄闘争の大爆発をかちとろう。
動労水戸が1・29にスト
韓国・民主労総はパククネ政権の全体重をかけた「労働改革」=労働運動圧殺攻撃を全力をあげた闘いで基本的に粉砕している。
そして民主労総は今や「労働者を殺す政府、労働者を追い出す労働政策は終わらせなければならない。民主労総が先頭に立とう! 思い通りの解雇、国民皆一生非正規職、賃金削減の労働改悪をゼネストで終わらせよう! 財閥政権を終わらせ、労働者の人生と未来を守ろう。この歴史的課題を民主労総は必ずなしとげるだろう。政府指針粉砕、労働改悪阻止闘争勝利のその日まで、ゼネストの旗を降ろすことはできない」と、1月25日正午を期して無期限ゼネストに突入した。
これと固く連帯して1月4日、動労水戸がライフサイクル粉砕のストに立ち上がった。「当局は、ライフサイクルの発令も、被曝労働の強制も、労働者が拒否することを許さない。これは戦争動員と同じだ」と一歩も引かずに闘い、さらに1・29ストに決起し、水戸支社のみならずJR東全体を揺るがしている。
さらに日本で新自由主義攻撃の突破口となった国鉄分割・民営化に対し、唯一2波の大ストライキに立ち上がり大反撃した動労千葉は、鉄建公団訴訟の昨年6・30最高裁決定で不当労働行為を認定させる画期的地平に立ち、JR資本に解雇撤回・JR復帰を求める国鉄1047名闘争の新たな闘いに突入している。
「国鉄当局は、国鉄分割・民営化に反対する姿勢を示していた労働組合に所属する職員を、このような労働組合に所属していること自体を理由として、差別して不利益に取り扱う目的、動機(不当労働行為意思)の下に、本件名簿不記載基準を策定し、これに従ってJR東日本の採用候補者名簿に記載しなかったものと推認するのが相当である。本件不記載行為がなければ原告らが採用された可能性は相当程度あったことも否定できない」。
最高裁にこう認めさせた闘いこそ、労働組合の団結とストライキの威力であり、ブルジョアジーや政府・支配階級を震え上がらせ、体制内勢力の薄汚い敵対を一瞬にして粉砕する根源的な力である。
今こそ国際連帯のもとストライキ・ゼネストを復権させて闘おう。戦争・改憲、首切り、外注化、非正規職化、被曝労働強制と闘う勝利の2016年を、全国無数の職場・地域から粘り強く断固として切り開こう。
動労総連合建設の画期性
2015年の重大な前進は、「革命戦略としての国鉄決戦」論を確立し、その組織化として動労総連合の全国的建設に向けた画期的転換と前進を切り開いたことだ。
第一に、それは、動労千葉の国鉄分割・民営化との闘いと15年におよぶ外注化阻止・非正規職撤廃の闘いの地平を普遍化し、これに次ぐ動労水戸の被曝労働拒否、ライフサイクル粉砕のスト決起と動労総連合の全国的闘いを通して、第2の分割・民営化攻撃と闘い、JR青年労働者とすべての仲間が団結できる唯一の労組としての動労総連合建設の階級的意義をはっきりさせた。
第二に、そのことを通して、日本労働運動がこれまでなし得なかった、否、自らの課題ともしてこなかった、JR労働者全体を対象にして闘い、外注化・非正規職化と対決し、正規・非正規と本体から関連下請け、孫請けなどのすべての労働者と仲間の団結をつくり出した。ここに労働者本来の闘いのあり方がある。
第三に、ある意味でもっとも重要なことは、戦後日本労働運動・労働組合運動の最大の柱であった国鉄労働組合の中から、動労総連合に結集する巨大な隊列の登場に向けての大展望が、これまで動労千葉と一体で闘ってきた国労共闘の動労総連合への結集という形で衝撃的に切り開かれたことだ。その主体的、歴史的転換を動労総連合・新潟の星野文男委員長は次のように語っている。
「国労共闘のメンバーは『俺こそ国労だ』という誇りでやってきたと思うんです。連帯を求めて孤立しても。しかしそれは、他党派と体制内的にせりあう形でしかなかったのではないかと思うんです。それは動労千葉争議団が闘っているあり方、最高裁決定の6・30の地平、4・9和解を拒否して不屈に闘い、不当労働行為を最高裁にまで認めさせた地平というところとは決定的な違いがある」「動労総連合建設は、動労千葉労働運動が国鉄労働運動総体をけん引する闘いだし、解雇撤回闘争で6・30地平を敵に強制する、そういう力関係を持った、大変な地平を切り開いている運動だということで、結成してよかったなと思うんですね、今の時代に」(『序局』11号)
この動労総連合建設の闘いと一体のものとして、2015〜16年、『非正規が闘って、勝った!』の鈴木コンクリート工業分会を先頭とする全国協(合同・一般労働組合全国協議会)の仲間たちの闘いが力強く前進している。
この16年、職場・生産点に徹底的にこだわり、一人の仲間も見捨てないという徹底した団結論と、労働者階級は必ず立ち上がるという確信のもと、動労千葉労働運動を全産業・全職場で実践し、新しい階級情勢をこじ開けよう。
労働法制大改悪うち砕け
日韓労働者の連帯を最先頭とする全世界の労働者の決起は、以上のような闘いを勇気と確信をもって実践することを、すべての仲間に心から呼びかけている。国鉄決戦を基軸にその先頭で断固闘いぬこう。
今や日本における新自由主義の無残な破綻、大恐慌激化と世界戦争切迫下の日本帝国主義の絶望的危機はあまりにも明らかだ。その象徴こそ、安倍の最大の「盟友」である甘利明経済再生相を筆頭に腐敗し腐臭を放つ安倍政権の姿である。安倍は「アベノミクス」の無残な崩壊、経済・財政の破滅をウソとデマゴギーで塗り隠している。改悪派遣法と外注化・総非正規職化、労働法制大改悪、TPP強行、戦争・改憲攻撃で、一切の矛盾を労働者人民、とりわけ青年労働者や学生に押しつけて延命する以外になくなった日帝・政治委員会=安倍政権を、今こそ絶対に打倒しよう。
何よりもこれと一体で、分割・民営化以降、最大・最悪の安全崩壊と事故に直面し、今やその歯止めさえきかない崩壊的危機にあえぐJR資本、とりわけJR東日本を動労総連合の建設で徹底的に追いつめよう。
安倍は1月22日の施政方針演説でウソとごまかしの「経済データ」を振りかざしつつ、攻撃の矛先を労働法制大改悪という戦後日本労働運動が職場からの血と汗の闘いでかちとった階級的な地平の簒奪(さんだつ)に据え、「残業代ゼロ」や解雇の自由=「金銭解雇」の大攻撃に踏み込んできた。さらに改憲攻撃を真っ向から打ち出した。
安倍は凶暴化しているが絶望的な危機に陥っている。情勢は安倍打倒=JR体制打倒のチャンスである。日帝とJR資本は国鉄分割・民営化で狙った階級的力関係の根本的転換に失敗し、1047名闘争の不屈の継続に追い詰められ、4・9政治和解の反革命も貫徹できず、6・30最高裁決定で今や新自由主義とその労働者支配の根幹が揺さぶられている。
2・14国鉄集会を大成功させ、16春闘に決起しよう。外注化阻止、派遣法粉砕・非正規職撤廃を真っ向から掲げ闘おう。動労総連合を強大に建設し、日本労働運動の主流派に躍り出よう。民主労総ゼネストと連帯し、国鉄決戦と7月選挙決戦を軸に2016年の大勝利を切り開こう。