闘いは進む 青年の職場から 国鉄 非正規を使い捨てにするな!解雇撤回へ闘う 動労総連合・新潟 八代和幸

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週刊『前進』02頁(2718号02面03)(2016/01/28)


闘いは進む 青年の職場から
 国鉄 非正規を使い捨てにするな!解雇撤回へ闘う
 動労総連合・新潟 八代和幸


●JR新潟鉄道サービスが違法・不当な解雇通告
 動労総連合・新潟とJR新潟鉄道サービス(NTS)との1月14日の団交の場で、会社は冒頭から、1月15日で私を解雇すると回答してきた!
 この日はNTSとの第1回の団交で、組合は①解雇予告の撤回、②八代組合員と組合に対する謝罪、③非正規職の労働者を正規職労働者として処遇すること、を要求していた。
 団交の席では組合が解雇予告通告の違法性・不当性を追及した。解雇予告通告のみならず、退職願まで書かせようとしたことの説明を求めたが、会社側は「総合的に判断した」などとまともに答えることができない。自主退職に追い込んで解雇の違法性・不当性を隠そうとしたと疑わざるを得ない。揚げ句の果てに、NTSの側から団交を一方的に打ち切った。
 さらに団交直後に、NTS新幹線営業所の所長が解雇通知書を持ってきて読み上げ、私に手渡そうとしてきたが、私は受け取りを拒否した。
 11月半ばの解雇予告による12月末での解雇を団交申し入れによっていったん粉砕したが、会社が今回あらためて解雇を通告してきたことは、動労総連合が職場に根をはるのを恐れるJR資本の姿勢の表れだ。初めから解雇の結論ありきで不誠実団交を行う会社は許しがたい。
 解雇の理由としている「3カ月を過ぎても仕事を覚えず、見習いについたまま」「コミュニケーションが取れず、協調性に欠ける」とは、個人の責任ではなく、会社が意図的にそういう職場環境を容認してきたからだ。非正規の労働者を使い捨てにするな!
●社前で抗議行動
 翌15日に動労総連合・新潟と地域の闘う仲間は、NTS本社前とJR新潟新幹線車両センター前で不当解雇への抗議行動を闘い、私もマイクを握って訴えた(写真)。この日の朝出勤した時、職場のある労働者に経緯を話して闘うことを宣言したところ、「がんばってください」と返され励みになった。
 NTS新幹線営業所の検修班は交番検査のための車体カバー着脱や、交検・仕業の上回り(客室・デッキなど)の点検・修繕、汚物抜取り・給水作業などを請け負っている。新幹線の運行において大切な仕事であるのに、50人ほどいるうちの4割が1年契約のNTスタッフ(臨時雇用員)であり、その大半が20〜30代の青年だ。また新潟の新幹線基地では、定期検査の周期を2倍に延長することによる合理化計画や、東北新幹線ルート通行により車体が巻き込む砂塵(さじん)の放射線量の問題もあり、組合は新たに団交を申し入れている。
 動労総連合・新潟は解雇撤回・非正規職撤廃、反合理化、被曝労働反対で16春闘を闘う決意だ。私は被解雇の当該として、青年労働者を組織する先頭で闘っていく。

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