国際労働運動vol.5 2016.2 民営化を根底から撃つ
週刊『前進』04頁(2717号02面02)(2016/01/25)
国際労働運動vol.5 2016.2
民営化を根底から撃つ
新自由主義への怒りが世に満ちている。ストライキは労働者こそ社会の主人公であることを示すものだ。ストライキはどんな労働者にも世界をひとつに団結させ、人間の共同性を奪還する力があることを見せつける。ここにマルクス主義の核心がある。
資本と絶対反対で闘い階級的団結を固め、戦争と非正規職化・貧困と闘い、韓国・民主労総のゼネストと国際連帯で闘う、それが動労総連合だ。
第1章は、国鉄闘争30年の到達地平を分かり易く描いている。動労千葉は2波のストライキを軸に国鉄分割・民営化=新自由主義攻撃を粉砕してきた。大恐慌が世界戦争へ転化する情勢、第3次世界大戦の導火線に火がついた情勢下で、国鉄決戦はプロレタリア革命に向かう革命戦略として確立された。体制内労働運動は闘いを裏切り、戦争翼賛勢力に転じている。
第2章は、国鉄闘争の核心である新自由主義の民営化攻撃との闘いについてマルクス主義的にとらえかえしている。民営化とは何かをはっきりさせ、民営化のデマゴギーを粉砕し、反マルクス主義のイデオロギー攻撃と労働組合破壊攻撃を打ち破っている。
第3章では、外注化・非正規職化を、人間労働の本質である協働をバラバラにし破壊するもの、社会そのものを崩壊させるものと根本から批判し、労働・人間的共同性の奪還論を労働組合論を軸に展開している。
第4章は、動労総連合を建設する意義を提起している。