知る・考える 用語解説 ボルシェビキ-ロシア革命勝利を導いた党

週刊『前進』02頁(2716号02面05)(2016/01/21)


知る・考える 用語解説
 ボルシェビキ-ロシア革命勝利を導いた党


 1917年にロシアでプロレタリア社会主義革命を成功させ、世界革命―共産主義の突破口を開いた労働者革命党。
 レーニンを党首とするボルシェビキは1917年、第1次大戦絶対反対、労働者国際主義を貫き、ロシアの労働者階級人民を率いて帝国主義戦争を内乱と革命に転化した。ゼネストとソビエト、武装蜂起でロシア帝国主義を打倒した。その力は、帝政下で党と労働組合を一体的に建設し、非合法・非公然の闘いの試練をくぐり抜けることで培われた。
 ボルシェビキは1903年、ロシア社会民主労働党の第2回大会でメンシェビキと分裂して生まれ、1912年のプラハ協議会で最後的に単一の党として確立した。以後、労働組合の内部に強固な拠点を建設し、また地区党の指導のもとに工場細胞・地域細胞を網の目のように張り巡らせ、革命の陣形をつくり出した。
 ボルシェビキは、プロレタリアートによる権力奪取という革命への意識性、党の中央集権主義と規律、非合法・非公然体制、全国的政治新聞の発行・配布を原則として闘った。これに比してメンシェビキは、ブルジョア民主主義革命を掲げて労働者階級による権力奪取を否定し、経済主義、合法主義に陥り、党を階級闘争に責任をとらない小ブル的な諸個人の連合体に変えた。最後はその多くが排外主義に転落し戦争協力に走った。
 ボルシェビキは1919年にロシア共産党と改称した。革共同はこのボルシェビキを継承して闘っている。
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