7月選挙決戦で安倍倒そう 都政を革新する会・団結旗開き 1千万人と結び戦争・改憲阻む 鈴木弁護士と斎藤全学連委員長が決意

週刊『前進』02頁(2716号01面01)(2016/01/21)


7月選挙決戦で安倍倒そう
 都政を革新する会・団結旗開き
 1千万人と結び戦争・改憲阻む
 鈴木弁護士と斎藤全学連委員長が決意

(写真 2016年を飛躍の年へ! 新たな闘いの決意を込めて乾杯【1月17日 東京・杉並区荻窪】)

(写真 奮闘を誓いあう左から長谷川英憲さん、北島邦彦さん、吉本伸幸さん、鈴木たつおさん、斎藤郁真さん)


 1月17日、東京・杉並区の荻窪タウンセブンで都政を革新する会の団結旗開きが開催され、労働者、学生、区民ら110人が集まった。7月参院選に鈴木たつお弁護士、衆参同時選挙の場合には東京8区(杉並)から全学連の斎藤郁真委員長を立て、戦争・改憲の安倍政権打倒へ闘う決意を固めた。

地域に闘う拠点つくる

 決戦を迎えた2016年。「全世界の労働者と団結して戦争・改憲の安倍政権を倒そう!」「7月選挙戦に勝利して新しい労働者の党をつくろう!」を掲げた都政を革新する会の新年旗開きは、時代を開く決意と熱気に満ちあふれた。7月選挙戦必勝へ、いよいよ幕が切って落とされた。
 韓国・民主労総のゼネスト闘争のビデオ上映に会場全体が奮い立つ中、婦人民主クラブ全国協議会の鍛冶淳子さんの司会で旗開きが始まった。
 都革新の長谷川英憲代表が年頭のあいさつに立ち、「安倍政権が朝鮮半島で軍事行動に出ようとしている。これに対し、私たちは7月参院選で鈴木たつお弁護士を、衆参同時選挙ならば全学連の斎藤郁真委員長を立て、断固挑戦する」と決意を込めて宣言した。
 続いて都革新の北島邦彦事務局長が、激動の2016年の闘いの展望を語った。北島さんは、世界戦争、世界経済危機は労働者民衆にとって新しい社会をつくる時代であることを明らかにした上で、7月選挙戦は戦争・改憲を阻止する大決戦であることを訴えた。「緊急事態条項の制定こそ改憲の本丸だ。既成政党の入れ替わりでは世の中は変わらない。労働現場と地域に、戦争を止めるためにストライキなどで闘う拠点をつくろう。杉並の中に地域の懇談会、非正規職を組織する東京西部ユニオン、障害者作業所のネットワークをつくろう」

戦争推進の共産党弾劾

 ふくしま共同診療所の松江寛人名誉院長の音頭で乾杯を行った。
 会場の注目が集まる中で、鈴木弁護士と全学連の斎藤委員長が7月選挙戦への戦闘宣言を発した。(要旨別掲)
 鈴木弁護士は、世界戦争の危機に対して世界の労働者人民が進むべき道を示している韓国・民主労総に心から連帯して参院選に臨むと語った。さらに、「国民連合政府構想」で戦争することを宣言した日本共産党を、「国会闘争に決起した1千万人の決起をとんでもないところに流し込もうとしている」と断罪し、「日本の人民が戦後70年培ってきた戦争絶対反対を体現して闘う」と断固とした決意を表明した。
 斎藤委員長は、京都大学に続き全国の大学で戦争反対のストライキを実現すると述べ、「学生の単位、就活、奨学金の問題は戦争、貧困、非正規化と一体だ。現場の闘いが必要だ。それを訴える新しい労働者の政党をつくろう」と呼びかけた。
 両予定候補の鮮明なアピールに、会場の熱気はいよいよ高まった。

労組、青年、区民も訴え

 連帯のあいさつを動労千葉の関道利副委員長が行い、最高裁の不当労働行為認定を武器に署名運動でJRに解雇撤回・原職復帰を迫ること、正規・非正規が団結して外注化粉砕・非正規職撤廃の春闘を闘うこと、そして7月選挙戦をともに闘う決意を表した。
 杉並区民からは「大衆運動と一体で選挙に勝とう」「弱い者が団結して安倍ら金持ちの大強盗たちと闘おう」と熱烈なアピールが発せられた。
 さらに三里塚反対同盟と全国水平同盟杉並支部の連帯メッセージのほか、東京西部ユニオン青年部、星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さん、NAZENの織田陽介事務局長、ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師、革共同の天田三紀夫書記長、児童館で働く青年労働者、ストライキ会議の青年労働者、東京労組交流センターの山口弘宣代表から発言が行われた。
 最後に東京西部ユニオンの吉本伸幸委員長が「労働者が権力をとる時代が来た。戦争・改憲と一体の外注化・非正規職化、労働法制改悪に対して職場からストライキで徹底的に闘い、選挙戦に絶対に勝つ!」とまとめ、団結ガンバローで締めくくった。

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