世界革命へ大挑戦 2016年の決意 動労総連合1千人建設をさらに大胆に推進しよう 革共同東北地方委員会

週刊『前進』04頁(2715号03面03)(2016/01/18)


世界革命へ大挑戦 2016年の決意
 動労総連合1千人建設をさらに大胆に推進しよう
 革共同東北地方委員会


 「世界革命への大挑戦」を宣言した2016年は、世界戦争か世界革命かを決する階級決戦の年である。革共同東北地方委員会は全国、全世界の同志と固く団結し、1〜3月国鉄決戦、5月伊勢志摩サミット粉砕、7月選挙決戦勝利へ進撃する。
 米帝を基軸とした戦後世界体制は完全に崩壊し、欧州・ウクライナ、中東・シリアでの侵略戦争に続いて、米帝は朝鮮半島への侵略戦争=「作戦計画5015」発動を狙っている。昨年末の電撃的な「慰安婦問題」日韓合意、北朝鮮の反人民的な核実験に対する核爆弾搭載可能な戦略爆撃機B52派遣など、すべてが戦争行為そのものだ。そして日帝・安倍こそが最も凶暴に朝鮮侵略戦争に突き進んでいる。
 世界戦争、核戦争危機は、労働者階級の国際的団結と階級的労働運動でプロレタリア革命に勝利する時代の到来だ。時代のヘゲモニーを握っているのは、不抜の階級的団結を誇る韓国・民主労総のゼネストであり、動労千葉、動労水戸、動労総連合の国鉄決戦だ。
 民主労総は1・4「闘争宣布式」で「もはや死ぬことなく闘おう。私たちの世界を変える闘いに立ち上がろう」と決意を固め、パククネ打倒のゼネストに決起している。日本では、動労水戸の會澤憲一組合員へのライフサイクル粉砕の1・4ストライキをもって16年決戦の火ぶたが切られた。動労千葉、動労水戸の外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否の闘いは、正規・非正規の労働者が絶対反対で一つに団結するなら、労働組合には新自由主義を打倒する力があるということを実証した。
 生産を担い、社会を動かしている労働者が、労働で分断され、誇りや希望を奪われ、そのもとで資本家だけが肥え太っている。この現実を変える力は労働者自身にある。労働組合の団結で共同性を取り戻した時、労働者階級は戦争と貧困をなくし、自らが主人公の社会をつくることができる。動労総連合を全国に建設することは、労働者階級の自己解放を実現するプロレタリア革命への具体的な道筋、革命戦略だ。
 昨年結成した動労総連合・新潟、動労福島には、下請け、非正規の労働者が「自分たちの労働組合ができた」と結集し、JRグループ企業の雇い止めなどの使い捨て攻撃に次々と反撃を開始し、団結を拡大している。マルクス主義で闘う労働組合の威力を衝撃的に示し、JR体制を打倒する巨大な化学変化を生み出しているのだ。
 2010年4・9政治和解を断固拒否して闘い抜く国労闘争団の4人の原告団が、動労水戸支援共闘結成、動労総連合建設の先頭に立ち、国労5・27臨大闘争弾圧を打ち砕いた国労共闘の同志の不退転の決断が日本労働運動の新たな地平を開いたのだ。
 さらに動労総連合建設は、党の変革=本格的な地区党建設を求めた。動労総連合建設、拠点労組建設に責任を取る地区党建設の闘いが、労働者同志の主体的決起で白熱的に進められている。その団結は完黙・非転向の思想と非合法・非公然体制の確立を土台としているからこそ、東北大学、福島大学、青年労働者への国家権力中枢の弾圧を完全に粉砕して勝利している。16春闘を外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否で闘い、動労総連合1千人建設をさらに大胆に推し進めよう。
 革共同への注目と希求がかつてなく高まっている。『前進』が宣伝、扇動、組織者の真価を発揮するときだ。週2回の配布活動は、機関紙活動を軸とする党生活を強化する。配布活動が保障されることで、細胞建設への意識性が高められ、職場、街頭、地域で党と労働者階級人民を生き生きと結びつけるのだ。
 原発事故から5年を迎える3・11は、福島の怒りで安倍を打倒する大闘争だ。153人もの子どもたちが甲状腺がん(疑いも含む)に侵され、原発事故と放射能汚染の深刻さがますますあらわになっている。しかし日帝・安倍は何の責任もとらないどころか、帰還=被曝の強制を進めようとしている。そして日本共産党は安倍の先兵となり、「放射線の影響はない」と大合唱し、「復興」キャンペーンで労働者人民を分断して福島の怒りを圧殺しようとしている。国家権力に屈服し、資本主義救済に走るスターリン主義の本性をむき出しにしているのだ。
 だからこそ〈避難・保養・医療〉の原則で闘うふくしま共同診療所の存在が決定的だ。全国の闘う医師の総決起で、ふくしま共同診療所の活動をいわき市など全県に拡大しよう。
 常磐線全線開通阻止、被曝労働拒否を動労水戸、動労福島、合同労組とともに闘おう。全国農民会議とともに、市東さんの農地を守り、TPP絶対反対、戦争絶対反対の労農同盟を発展させよう。婦人民主クラブ全国協議会の旗を高々と掲げ、福島の怒りを解き放とう。国家権力中枢の弾圧を打ち砕き、京大バリストを戦取した全学連運動は歴史的な発展の時だ。東北大学、福島大学を先頭に、新自由主義大学粉砕、戦争絶対反対のストライキをかちとろう。
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