闘いは進む 青年の職場から 国鉄 外注化粉砕、原発・戦争反対で春闘スト闘おう 動労水戸 照沼靖功

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週刊『前進』04頁(2715号02面04)(2016/01/18)


闘いは進む 青年の職場から
 国鉄 外注化粉砕、原発・戦争反対で春闘スト闘おう
 動労水戸 照沼靖功


 私はJRの検修職場で働いています。私からは「16春闘」について訴えたいと思います。
●安全を守るために闘う
 15年、動労神奈川、動労総連合・新潟、動労福島が結成され、着実に「動労総連合の全国化」が前進している。非正規職の青年の仲間が次々と動労総連合に結集し、正規・非正規の壁を超え、固く団結し職場闘争の先頭に立っている。解雇攻撃に対し、ストライキで解雇撤回をかちとっている。まさに実力で資本と絶対非和解で闘っている。「会社の言う通りにしていれば」「会社の言うことに反対してもしょうがない」という時代は終わりだ。労働者の働きがいと誇りを守り、生活と命を守る闘いこそが求められている。
 12年に強行された「検修構内業務の外注化」で、会社は「グループ全体の体力がつく」と豪語し、労働組合の反対を無視して外注化を強行した結果、大事故が多発している。山手線の電化柱倒壊、東北新幹線・京浜東北線の架線切断、連日の上野―東京ラインの輸送混乱など、利益を優先し、安全を無視した会社の外注化施策の強行がすべての原因である。その責任を現場労働者に押し付けることなど断じて許せない。事故の一切の原因は会社にあるのだ。
 だからこそ、労働組合は一歩も引かず、安全を守るために闘うことが必要なのだ! 妥協など一切いらない。「おかしいことはおかしい」とはっきりと言おうじゃないか。
一人ひとりの力は微力でも、それが集まった時に大きな力を発揮する。そのために職場で闘う労働組合をつくり、職場の仲間とともに闘うことが必要だ。それは鉄道の安全を守り、乗客・労働者の命と生活を守るすべでもある。それを貫いてプロパー(外注会社の直雇い)の労働者を獲得していることの中に、すべての回答がある。
●強制配転に絶対反対!
 外注化とともにかけられている攻撃の一つが、動労水戸の青年組合員に対する「ライフサイクルの深度化」だ。40歳までに運転士を駅へ強制配転し、運輸のプロを育成するという名目で行われているが、首都圏では「きみは運輸のプロではない」「ライフサイクルは駅要員の穴埋め」とまで言い出されている。ライフサイクルとは「駅業務の全面外注化」のための制度であり、鉄道業務の全面外注化への道だ。
 全面外注化は職場の怒りの声を抑えつけ、労働組合が闘わないことでのみ実現される。
 それは被曝労働の強制と原発再稼働と一体であり、戦争への道である。人の住めない地域へ列車を走らせ、労働者の不安の声を無視し被曝を強制し、鉄道が通ったことで住民への帰還を強制する。そして福島県民の怒りを圧殺することで原発を再稼働し、戦争に向かっていく。
 だからこそ16年、動労総連合は、第2の国鉄分割・民営化と断固闘い、外注化粉砕・非正規職撤廃、被曝労働拒否・原発再稼働絶対反対・戦争反対の闘いを、春闘ストライキで闘い抜き、7月選挙決戦に攻め上ろう!

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