動労千葉 〝組織拡大必ず実現〟 団結旗開きで決意一層固く
動労千葉
〝組織拡大必ず実現〟
団結旗開きで決意一層固く
動労千葉は1月9日、DC会館で2016年団結旗開きを盛大に開催した。16年は冒頭から戦争の危機が切迫し大恐慌が深化している。参加者はこの16年、動労千葉の圧倒的な組織拡大を必ず実現すると誓い合った。
繁沢敬一副委員長が開会を宣言し、年頭のあいさつに立った田中康宏委員長は、特に組織拡大への総決起を熱を込めて提起した(要旨別掲)。
三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さんが来賓としてあいさつし、「今年は安倍打倒の年だ。沖縄、福島と連帯し自分の持ち場である三里塚でしっかり闘うことが社会を変える」と述べて3・27三里塚全国集会への総結集を訴えた。
動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は、1047名解雇撤回闘争について「不当労働行為を認定した最高裁決定で、JRに解雇を撤回する法的義務があることは明らかだ。労働運動の力でJR復帰の闘いに勝利しよう」と呼びかけた。また、動労千葉顧問弁護団の鈴木達夫弁護士を押し立てての7月参院選と、動労総連合強制出向無効確認訴訟の勝利へ全力で闘うと表明した。
田中委員長と家族会の山田佐知子会長が鏡割りをし、OB会の永田雅章会長の音頭で乾杯した。
動労水戸の石井真一委員長がライフサイクル阻止の1・4ストについて報告し、動労神奈川の中村幸夫委員長は青年組合員の雇い止めを許さず闘うと表明。動労連帯高崎の木村洋一さんは「昨年9月のストで職場の雰囲気は一変した」と述べ、これを組織拡大に結びつける決意を語った。
ちば合同労組、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本伸幸書記長、群馬合同労組中央タクシー分会の川谷内(かわやち)政樹分会長、星野全国再審連絡会議の星野暁子さん、婦人民主クラブ全国協のあいさつが続いた。動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長は、動労千葉の組織拡大とともに支援する会の拡大をかちとろうと強調した。全学連の斎藤郁真委員長は、「動労千葉に学び、今年こそ質を量に転化する闘いに打って出る」と宣言した。
恒例のビンゴゲームで会場に笑顔がはじけた。
動労千葉争議団の中村仁執行委員と各支部代表が組織拡大の決意を述べ、関道利副委員長が「JR本体もCTS(千葉鉄道サービス)も根こそぎ組織する」と断言した。青年部の渡辺剛史さんのリードでインターナショナルを歌い、田中委員長の音頭で団結ガンバローのこぶしを上げた。
動労千葉は組織拡大を最大の課題とする16年の決戦に勇躍突入した。
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田中委員長の年頭あいさつ(要旨)
年頭から情勢は大激動している。資本主義の危機が戦争になって爆発する時代に入った。青年、老人、子ども、女性の貧困が蔓延(まんえん)している。こういう社会にしてきた連中が安保戦争法を強行し、改憲までしようとしている。
米日欧の帝国主義は中東で石油支配のために戦争と殺戮(さつりく)を繰り返してきた。それがISを生み出した。東アジアでも戦争の危機が迫っている。北朝鮮の核実験は、北朝鮮の体制転覆を画策する米日帝国主義が生み出したものだ。
韓国では民主労総が委員長の逮捕ものりこえ必死に闘っている。労働者の国際連帯を強化して戦争を絶対に止めたい。
この1年、動労千葉のやるべきことは組織拡大の一点だ。下請けの仲間が動労千葉に結集した。時代は動き始めた。
1047名解雇撤回闘争は2・14集会で新たな闘いに入る。JRには被解雇者を採用する法的義務が生じている。87年にさかのぼって採用しろと要求し、怒りの声を結集したい。この闘いは分割・民営化に決着をつける最後の一戦だ。
派遣法大改悪で分割・民営化以来の社会の大転換が始まった。残業代ゼロ法や解雇の金銭解決が狙われている。だから闘いの旗は降ろせない。
昨年、JRは事故の連続だった。分割・民営化は破綻した。外注化粉砕の闘いが社会を変える。
16春闘はCTS春闘だ。2千万の非正規の声を結集できたら社会は動く。動労総連合の3けたの組織拡大で戦争を阻止し、安倍を打倒しよう。