『前進』週2回発行で革命勝利を開く 課題を解決し1千万人と結合する革命的な壮挙へ 前進経営局

週刊『前進』12頁(2712号07面03)(2016/01/01)


『前進』週2回発行で革命勝利を開く
 課題を解決し1千万人と結合する革命的な壮挙へ
 前進経営局

ついに手にした歴史的な挑戦権

 レーニンは革命党と労働組合が非合法化されている中で、国外で非合法の機関紙をつくることから党建設を開始し、第1次世界大戦下のロシアで日刊紙を創刊してプロレタリア革命に勝利し、世界革命の根拠地を建設した。
 革共同は1959年、手書きの『前進』を創刊して革命的共産主義者同盟全国委員会の創設を宣言した。1962年の第3回全国委員会総会(三全総)で60年安保闘争を総括し、地区党建設と『前進』の大胆な活用を決定し、それまで旬刊であった2㌻の『前進』を週刊にした。
 「歴史的な闘争で訓練された革命的指導部と前衛的労働者の部隊、そして日刊の大衆的な革命新聞が存在しないならば、このような革命的激動は敗北の序章となるであろう」(「三全総政治局報告ならびに宣言」)
 このことを宣言しながらも週2回発行までに50年を超える歳月を要した。週刊から週2回発行、そして日刊は、革命党の意思だけでなく情勢全体の歴史的要請に規定されるからである。週2回発行は、「世界大戦の導火線に火がついた」情勢と11月労働者集会と訪韓闘争という国際連帯闘争の発展の上に、ついに手にした、「革命戦略としての国鉄決戦」で1千万労働者人民と結合しプロレタリア革命を戦取する歴史的な挑戦である。
 革共同は、世界大恐慌、3・11東日本大震災・福島原発大事故のただ中で3年間、全国機関紙担当者会議を開催してきた。労働者同志が機関紙担当者となり地区党の中心を担うとともに、配布の改善、拡大闘争、紙面改革、機関紙財政の改善と、着実に前進してきた。鈴木たつお候補を押し立てて闘った都知事選・衆院選や、国会闘争でのものすごい期待と注目を集め、「街宣隊との記念撮影」などの経験をへてきた。しかし、これらは先進的同志の活動であった。この活動を全同志・全読者・全支持者の闘いへと発展させる環こそ週2回発行である。
 非正規職化・貧困・失業に苦しむ青年の怒りと希望、闘いや病に斃(たお)れた多くの同志の遺志を体現してこの歴史的壮挙をやりとげよう。プロレタリア世界革命・日本革命への熱情こそ週2回発行の魂である。

読者会・学習会などに組織化を

 週2回発行には編集・印刷・配布・財政を始めとした全領域に大変な課題が山積している。
 だがこの課題を一つひとつ組織討議し、同志・読者・支持者の自己解放的決起を生み出すことこそ勝利の鍵である。その活動は全組織で始まっている。ここでは配布と財政について触れたい。
①週2回配布で1万人読者網の建設を
 週2回発行は週2回配布を意味する。1万人購読者の獲得は配布をより大規模化し、より困難にするのだろうか。そうではない。1万人読者網を軸に、党と労働組合の力をひとつにし、1万人決起を生み出す力となるのだ。配布の課題に真正面から取り組むことにより組織的に前進できる。
 これまで行ってきた週1回の手渡しと討論を、ポスティングに変えることになる。配布の原則は敏速、確実、安全である。読者への手渡しがなくなることに代わって、読者会・学習会などいろいろな形でのフラクションに組織しなければならない。その上で月1回の集金は欠かせない。こうして配布の「困難」を逆に組織建設のテコにすることができる。属人的関係から組織的関係へと、読者との関係の変革がはかられていく。もちろん画一的にはいかない。最大の精力と熱意を要する闘いである。このことが組織建設である。
 週2回発行をプロレタリア革命への過程ととらえた時に、職場細胞と居住細胞の建設、専任の配布員の形成、配布網の建設という課題が見えてくる。「一晩のうちにサンクト・ペテルブルグの全労働者住民に情報をつたえ、彼らをいわば動員できるほどの完成度に到達させるよう、努力しなければならない」(「われわれの組織上の任務について一同志にあたえる手紙」レーニン全集第6巻)

工場建設のため1億円カンパを

②安定的な編集と作製のための資金
 週2回発行による宣伝・扇動の変革のために編集の費用が増大する。
 週2回発行を行いつつ、本格的な印刷工場を建設することは、新たに工場を建設する以上に困難である。独自の印刷所を経営する困難を引き受けなければならない。
 それが、紙代の月額1400円から1800円への値上げである。けっして少ない額ではないが、ぜひとも了承していただきたい。1日60円となります。1日60円をぜひ『前進』のために出費していただくようお願いします。
 工場建設には1億円規模の巨額の資金が必要になる。本紙でのアピールに応えて、心ある同志、支援者からの資金が集まり始めている。工場建設資金カンパは、額の大小を問わず誰でも参加できる革命の事業である。この事業はなんとしてもやりとげなければならない。それは、今闘う者の責務である。
このエントリーをはてなブックマークに追加