『前進』週2回発行で革命勝利を開く 自前の印刷工場の持つ力 今こそ全面的に発揮する 前進印刷局
週刊『前進』12頁(2712号07面02)(2016/01/01)
『前進』週2回発行で革命勝利を開く
自前の印刷工場の持つ力 今こそ全面的に発揮する
前進印刷局
全党の同志、『前進』読者の皆さん。世界は戦争か革命かを問う情勢が深まっています。
革共同はこの革命情勢に主体的に対応するため、今年から機関紙『前進』を週刊から週2回発行にします。印刷局は編集局・経営局の機関紙3部局の団結を固め、全党の同志と一体となって『前進』週2回発行を喜びをもって担います。
1号も欠かさず出し続けた歴史
今年、参院選東京選挙区で鈴木たつお弁護士を押し立て、階級的労働運動の拠点組合建設、革命に勝利する労働者政党への革共同の飛躍をかけ闘おう。その軸が『前進』1万読者網の建設です。革共同は第7回大会・決議3で確認しているように、ロシア革命に勝利したレーニンに学び、機関紙で党を建設し労働者階級を組織してきました。機関紙は集団的宣伝者および集団的扇動者であるだけでなく集団的組織者であり、この新聞でつくられる組織こそ、革命の最大の「沈滞」の時期に党の名誉と威信と継承性を救うことに始まって、全人民の武装蜂起を準備し、その日取りを決め、実行するまでに至る、あらゆる事態に対応する準備を持った組織となるのです。
革共同は70年安保闘争の大爆発をかちとり日本階級闘争の主流派として登場し、国家権力の破防法攻撃と反革命カクマルとの内戦に勝利するためにも、自前の機関紙印刷所建設の準備を開始しました。反革命カクマルの襲撃により外部業者に委託した『前進』発行は停止しましたが、あらかじめの準備と全党の総力をあげた印刷工場建設の執念で、1974年に〝武装せる独自の印刷工場〟を建設し、わずか半年で『前進』の復刊を実現したのです。以来41年にわたり『前進』は印刷局の同志によって1号も欠かさず発行してきました。
同志と読者の手に渡る『前進』は、プロレタリア革命に勝利するために革共同に結集した同志がいちから印刷技術を習得してつくられています。印刷局創設期のベテランから20代の若い同志まで世代を超えて団結し教訓を継承して、機関紙発行に汗を流しています。
安全な作業こそが定期発行の要
機関紙の定期発行は、印刷局員の安全作業が要です。印刷工場は断裁機など危険な機械をあつかう工場です。資本のもとでの印刷は印刷物のゴミ取りを印刷機を回転させたまま手で取り除くことが平然と行われ、腕を失った労働者が何人もいました。レスキュー隊が印刷機械を切断して救出するので印刷機は廃棄されます。印刷局には印刷機は1台しかないので、事故を起こせば機関紙は発行できなくなります。「ゴミは印刷機を止めて取る」。印刷労働者の血の教訓を印刷局は生かしています。「人身事故を起こすと機関紙は停止する。事故は絶対に防ぐ」としてきました。また機械が正常に稼働できるように整備・点検に力を入れています。
資本のもとでは「安全第一」は、事故の一切の責任を労働者に押し付ける労働者支配の道具とされています。印刷局は違います。資本主義を打倒する労働者階級の立場を貫くものとして「無事故は可能である。万全を尽くせ」と、安全作業を実現し定期発行をかちとっています。この人と機械の安全の上に、毎回の作業で点検確認に全力をあげています。「白紙の前進は出さない」を合言葉に、「前進」はすべて一枚一枚点検して発行しています。ここに印刷局が体現されています。
部数拡大に喜びをもって応える
印刷局が闘いとった地平から、人身事故さえ起こさなければ機関紙の定期発行は実現できると確信しています。印刷局は機関紙発行の誇りと労働を武器に、全党の同志とともに資本主義打倒、労働者階級解放を闘います。印刷局には革命的労働があり、若い同志がここで成長しています。また印刷局の億単位の高額な印刷機器は、すべて同志と読者の機関紙代とカンパでまかなわれています。印刷局を見学した海外の仲間は、革共同が機関紙で組織建設を行い独自の印刷工場を建設していることを感動をもって受け止めています。
印刷局は共産主義者の組織として党の時代認識と路線で一致し、「労働者階級の解放は労働者自身の事業である」というマルクス主義で武装し、機関紙発行を担う専門部として『前進』を発行しています。印刷局は動労総連合建設・拠点労組づくりを闘う地区党の同志、法大闘争を先頭に大学から反戦政治闘争に立つ学生戦線の同志、そして非公然部門で闘う同志と一体です。労働者階級自己解放に絶望し権力に投降した反革命、岸、水谷らを打倒しよう。
全党の同志の皆さん。『前進』をどんどん拡大してください。革命情勢の中で印刷局が持てる力を発揮する時が来ました。印刷局は喜びをもって部数拡大に応えます。
1千万人と結びつき数万部の機関紙を発行する、印刷機増設を柱とする新たな印刷工場建設を全党の力でかちとろう。『前進』週2回発行を実現しながら新印刷工場建設を進めることは「現代革命への挑戦」です。印刷局は団結を固め飛躍をかけ必ず成功させます。