２０１５年日誌　11月24日～30日
　トルコがロシア軍機を撃墜／ロシアはトルコに経済制裁

●トルコ、ロシア軍機撃墜　トルコ軍は、「領空を侵犯した」としてロシア軍のＳｕ24戦闘爆撃機１機を撃墜した。ロシアのプーチン大統領は、トルコのＦ16戦闘機に撃墜されたことを認め、トルコを強く非難した。（24日）
●米仏、ＩＳ空爆強化へ　オランド仏大統領はオバマ米大統領と会談し、「イスラム国」（ＩＳ）のイラクとシリアにまたがる支配地域への空爆を強化する方針を確認。（24日）
●「新ミサイル防衛」を検討　中谷元・防衛相は、米軍の高高度迎撃ミサイルシステム「ＴＨＡＡＤ」など、新たなミサイル防衛のための装備について、自衛隊への導入を検討する考えを示した。（24日）
●日本政府、チャーター機集団送還　法務省は、国のチャーター機を使った４回目となる一斉強制送還を行った。難民申請者（不認定）を含む男性22人をバングラデシュに。（25日）
●石垣島に陸自配備　若宮健嗣防衛副大臣は沖縄県石垣島を訪ね、南西諸島の防衛強化のためとして５００〜６００人規模の陸自部隊を配備する方針を中山義隆石垣市長に伝えた。（26日）
●国家戦略特区、14計画を決定　地域を絞って規制を緩める「国家戦略特区」の区域会議が開かれ、愛知県で県立高校の専攻科を民営化する計画など、東京圏、関西圏、愛知県、新潟市の４区域の計14事業を決定。（26日）
●成田空港の新滑走路案示す　成田空港で３本目となる新滑走路計画について、成田国際空港会社（ＮＡＡ）は、現在のＢ滑走路の南側に整備する案で調査・検討を進めていく考えを国、千葉県、周辺９市町との「四者協議」の場で示した。（27日）
●名護市辺野古の周辺３区に補助金　政府は、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設先としている名護市辺野古と豊原、久志の３区に対し、今年度は１区につき最大１３００万円の補助金を支出すると決めた。来年度以降も続け、辺野古移転に反対する県や名護市をけん制する狙い。（27日）
●ロシア、トルコに経済制裁　トルコによるロシア軍機撃墜問題で、ロシアのプーチン大統領は、トルコ産品の輸入制限などを盛り込んだ大統領令に署名。事実上の経済制裁。ロシアに出張中のトルコ人企業関係者ら26人が拘束されたとトルコ紙報道。（28日）
●法人税率、来年度20％台に　政府は国と地方をあわせた法人実効税率を、現在の32・11％から、来年度に20％台に引き下げる方針を固めた。（28日）
●公的年金、運用損７・８兆円　公的年金の積立金の運用で、今年７～９月期に７兆８８９９億円の損失が出た。四半期の赤字額では年金積立金の市場運用を始めた01年度以降で過去最悪だった。株式の運用比率を増やしたことが背景にある。（30日）
●人民元が「主要通貨」に　国際通貨基金（ＩＭＦ）は、加盟国にお金を融通するための特別引き出し権（ＳＤＲ）と呼ばれる準備通貨を構成する通貨に、来年10月から中国の人民元を加えると正式決定。（30日）