団結ひろば 投稿コーナー
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合同労組に入り団交で解雇をはね返した
奈良・郵政労働者 H・U
私は郵便局で渉外営業の仕事をしています。パワハラ・解雇攻撃に直面して地域の合同労組に入って団体交渉を行ってはね返しました。
郵政民営化からはや8年。職場はますます苦しくなるばかりです。保険や貯金の渉外社員は「保険を売りなさい」「貯金預かりに行きなさい」と上司から毎日厳しく言われています。夏になると「かもめーる1人○○○枚」、10月に入れば「年賀1人○○○○枚」とノルマを課せられます。
また定期的な期間で成績が上がらない、低い人は低実績者研修(ダメ研)に行かされます。上司からは無茶苦茶言われモチベーションは下がります。管理者による極端な叱責(しっせき)により、言われる本人は負のスパイラルに追い込まれ営業成績は落ちるばかりです。成績上がらない→上司から怒られる→気分が乗らない→仕事がやる気になれない→成績が上がらないという悪循環がつくり出されているのです。
そんなことが延々と繰り返されて、株式を上場しても収益が上がるわけがありません。毎年、何人もの渉外社員が管理者から罵倒され、自分で退職届を書いて出してしまう。悔やし涙を流し自主退職させられています。
一人の人間を退職に追いやったら、それは管理者の成果なのでしょうか? 渉外社員の皆さん! 誇りを持って働ける職場にしていくために、管理者による極端な指導、パワハラ、退職強要に対しては勇気を持って「違います!」と声をあげていきましょう。
〝団結は生。分裂は死〟映画「明日へ」に感動
静岡 A・Y
『前進』に韓国映画「明日へ」の記事がありました。
私は10月で、20年以上働き、「廃業通達」を受けた会社から一斉解雇されました。廃業直前、労働組合を結成し、ユニオンのお力を借りて、会社と社員の保証の問題を闘ったばかりでした。
この映画は他人事ではない‼ 涙を流しながら見ました。「団結は生。分裂は死」。この言葉に震えました。まさに自分が会社と闘ったときに、分裂や裏切りもあったからです。
この映画の中で「ありがとう、そばにいてくれて」と、仲間に寄り添いながら伝えるシーンがあります。私も一緒に闘ってくれた組合員に、いつも感謝していました。信じてくれたから、私も組合員を信じてこれたからです。会社は団結が何よりも、怖いのです。
映画の中でも「全員が働けないと意味がない」と言っていました。まさにその通りです。みんなは一人のために。一人はみんなのために。これが労働組合なんだと実感しました。
失望や落胆、見ていても、このうえなく悲しい映画なのですが、やはり仲間の団結。そして、やられてもやられても立ち上がる力に、奮い立つ映画です。
「私たちを人として扱ってほしい」。労働者は、みんなそう感じているのです‼
いま、組合員たちとともに闘っている方、組合がなく、これから結成したい方、まずはこの映画から団結の素晴らしさ、ストライキの持つ意味を実感してほしい。
「明日へ」、本当に力をもらえた映画でした。
初の星野絵画展成功活動希望者と出会う
山梨 M
山梨で初めての星野文昭絵画展を、県立図書館交流ルーム102で11月21〜23日の3日間行い、大成功しました。星野さんの絵画や少年期の写真、黒田征太郎さんの絵を展示し、平良修牧師の訴え、星野さんの訴えや資料、星野缶バッジを無料配布しました。
星野さんと同世代を中心に子連れの人や高校生など入場者は196人。署名97筆、カンパ2万9578円。カレンダー10冊、『愛と革命』4冊、ソリダリティーのCD1枚を販売しました。
「こんな人がいるなんて知らなかった」「やさしい絵ですね」「詩がすばらしい」と多くの人が語り、「11・14は私も渋谷で闘ったのよ」という女性、「この前も大阪で冤罪事件が報道されていた。権力は実にひどいことをする」と怒りをあらわにする人、「無実なのに。早く出してあげたい」「権力は仮釈放とかすべきだ」と表明する人、「二人のことを考えると胸がつまる」と涙ぐむ人もいました。
今年、山梨では9・6徳島刑務所デモへの参加と絵画展の開催を決め、デモに9人参加し、絵画展も成功させました。
成功は、会場を甲府駅北口すぐの県立図書館にしたこと、3カ月前にカラービラ3千枚を準備して動労千葉物販と一体で労働組合に入れる、県や甲府市の施設に置く、甲府駅で配布、山梨日日新聞に働きかけ記事を掲載させたことなどによります。
「星野さんを取り戻す活動をしたい」と1万円のカンパをした人との出会いなど、山梨での星野救援運動の展望を開くものとなりました。
地区のマル青会議で労働者魂吹き込まれ
関東・全学連 神崎邦明
先日、地区のマル青の会議に参加させてもらった。そこでは日々の闘いをめぐる熱い討論が交わされていた。この間の訪韓闘争やパリ同時テロなど、世界情勢は日々動いており、それに伴って私たちの運動にもより具体的な内容が求められているのだと感じた。
闘っているからこそ出てくる日々の苦悩、さらなる闘い、それに裏打ちされてこその討論や提起。学生の私にとってはまさに「労働者階級ここにあり」という感じだった。
日々闘っていくにあたっては、人生をかけて労働運動を進めていく断固たる覚悟や、定期討論を通じた党との関係づくりが大変重要であると感じた。その際、「本当の組織拡大とは何か」ということについてあらためて考えさせられる。むやみやたらに人を増やすのではない。この社会がどういう社会なのか、その社会をどうしたいのか、自分はどのように生きていくのかという「生き方」を考える。党と討論し、時代認識と路線で一致する。そして、日々自分の現場で資本と闘う。これらはそれぞれ断絶するものではなく、相関性を持っていることだと思う。
あの会議、すなわち労働者の日々の闘いの中にこそ、明日をつくる、社会を変える力があると本当に感じた。少し大げさだが、労働者魂、闘いの魂を吹き込まれたと言いたい。その場では私の活動に関しても報告させていただいたが、今後とも自分の闘いを大事にし、党に結集するすべての同志の皆様と固く団結していく所存だ。
11月集会に初参加の職場の青年たちの声
東京・民間労働者 佐田広行
11・1労働者集会に初めて参加した職場の青年労働者の感想を紹介します。
●Aさん
お隣、韓国では労働者による運動が難しかったり指導者が国内で指名手配されているなど、かなり不自由であることに驚いた。マスコミなどでは知らされない。来ていなければ知りえなかった。
デモの主張の中には個人的には完全に同意しかねる部分もあったが、共感できる部分もあった。こういう気持ちでも参加を受け入れてくれたことに感謝している。少しでも共感できることがあれば行動を起こし不満に対して訴えかけるべきだ。
●Bさん
学生の頃に校内でストライキをしている人たちがいるとは聞いていなかったので、学生のストライキに驚いた。日本政府に対する不満や怒りなど他人の考えや外国人の話を聞けてよかった。
●Cさん
驚いたのは大学生が熱心に活動していたこと。大学で盛んに活動していることを知らなかった。社会に出る前に働くことに興味を持ち行動しているのは良いことだ。
外国から来た方のスピーチは興味深かった。ニュースなどを聞いて遠い外国のことと思っていたが、実際にトルコの方のスピーチを聞き、「今、世の中では何が起こっているのか。どうしてそれは起きてしまったのか」、あまり気にしなかったことに気がついた。
参加して「物事の背景を知ることで自分なりに世界や日本のことを考えてみよう」と思う良いきっかけになった。
11月集会、支部総決起で勇気と力と希望が
婦人民主クラブ全国協議会広島支部 福井秀子
17回目の労働者集会は安倍政権の日中韓戦争会談をぶっ飛ばし、全世界の労働者が団結して戦争をストライキで阻止しようと、次の行動とその勝利が全発言に込められ、感動で胸が熱くなり、同時に覚悟が問われた。
国会前行動の高まりで1万人は集まると期待していたので残念と、人を集めるのは大変だと思った。インターナショナルの斉唱では今までにない団結と、一体となった姿に活性化を感じた。
「火の海」のトルコからの発言「闘わなかったら、原発と帝国主義戦争に殺される。NOと言い続けよう。自分の力を信じること」。『前進』に書いてあることと同じ。私たちと同じ闘いだ。心から連帯したい。
四つの国に分断されているクルドの人びとはテロがなくならないと平和にも幸せにもならないと言っていた。「日本人は寝ていないで目覚めて闘え」と檄(げき)を飛ばす滞日の人もいた。この集会でこそ、真実と何をすべきかがつかめるということだろうか。
広島支部からはこれまでで最大の参加だった。初参加の会員もいたが、安倍政権打倒と闘う集会に勇気、力、希望をもらい、これからも頑張ろうと意気が上がっている。この中に革命のヒドラを見る会員もいた。一人の力は無力だがそれを束ねて大きな力にすれば未来が開かれる。何度でも言おう、「闘いはこれからだ」と。