２０１５年日誌　１１月１７日～23日
　仏米ロがラッカを空爆／安倍首相、「南中国海に自衛隊派遣を検討」

●辺野古移設、国が代執行求め提訴　沖縄県名護市の辺野古新基地建設をめぐり、石井啓一国土交通相が、翁長雄志知事による埋め立て承認取り消しを知事に代わり撤回する代執行訴訟を福岡高裁那覇支部に提訴。（17日）
●仏・米・ロがＩＳを空爆　仏・米空軍は「イスラム国」（ＩＳ）が首都と称するシリア北部ラッカを空爆。ロシア空軍もラッカを空爆。（17日）
●ＥＵ相互防衛条項を発動　ルドリアン仏国防相はブリュッセルでのＥＵ国防相会議で、ＥＵの基本条約に基づく相互防衛条項の発動を求め、全会一致で承認された。発動は初。（17日）
●自民党・谷垣幹事長が「共謀罪」創設を言及　自民党の谷垣禎一幹事長は記者会見で、来年５月の伊勢志摩サミットに向け、犯罪を実行しなくても計画を話し合うだけで処罰対象にする「共謀罪」の創設に言及。（17日）
●安倍首相「南中国海に自衛隊派遣検討」　安倍首相はオバマ米大統領とマニラ市内で会談し、米軍の「航行の自由」作戦への支持を表明。中国が人工島造成を進める南中国海への自衛隊派遣を検討する考えを示した。（19日）
●防衛装備品、比に輸出へ　安倍首相はフィリピンのアキノ大統領と会談し、防衛装備品・技術移転に関する協定の締結で大筋合意した。（19日）
●国連安保理で対ＩＳ非難決議　フランス政府は、ＩＳのテロに対し世界が団結して戦う決意を示す決議案を国連安全保障理事会の理事国に提示。決議案は全会一致で採択された。（20日）
●米への新幹線輸出に官民ファンドが出資　ＪＲ東海が新幹線の導入をめざす米・テキサス州の高速鉄道計画で、日本政府が作った投資ファンドが、事業主体の現地企業に３千万〜４千万㌦を出資する方針を決定。（20日）
●大阪維新がダブル選で当選　大阪維新の会が自、民、共が推す候補を破り大阪知事に現職・松井一郎、大阪市長に新人・吉村洋文が当選。（22日）
●日豪が地位協定締結へ　日豪の外務・防衛閣僚会合（２プラス２）がシドニーで開かれ、自衛隊と豪軍の「訪問部隊地位協定」締結を急ぎ、日豪が部隊運用や装備面で「準同盟」といえる関係を深めることに。（22日）
●テロ情報収集へ来月新組織　安倍首相は12月上旬にも外務省内に「国際テロ情報収集ユニット」を立ち上げることを表明。外務省のほか、警察庁、防衛省、公安調査庁、内閣情報調査室などからの出向者で構成する。（22日）
●仏空母からＩＳを空爆　地中海東部に展開する仏原子力空母シャルル・ドゴールから戦闘機が出撃しイラクとシリアのＩＳ拠点を爆撃。（23日）
●有志連合が対ＩＳ空爆強化へ　米国中心の65カ国で構成する有志連合は米国務省で会合を開き、ＩＳへの空爆や国境管理の強化などで一致した。日本を含む59カ国の外交当局者が参加した。（23日）
●英首相がシリア空爆を表明　キャメロン英首相はパリでオランド仏大統領と会談し、ＩＳ打倒へシリア領内で空爆する考えを表明した。（23日）