２０１５年日誌　１１月１０日～１６日
　沖縄知事、国の「是正指示」を拒否／仏高速鉄道が脱線し11人死亡

●貿易収支が４１９７億円の赤字　財務省が発表した２０１５年度上半期（４〜９月）の国際収支（速報）で「経常収支」は８兆６９３８億円の黒字だった。そのうち「貿易収支」は４１９７億円の赤字。（10日）
●アメリカで「われらに時給15㌦を」　ファストフード店の従業員らが、最低賃金の時給15㌦（１８００円）への引き上げを求める活動を全米２７０都市で展開した。（10日）
●首相が緊急事態条項を「大切な課題」　参院予算委員会の閉会中審査で安倍首相は、憲法改定について現憲法に規定がない緊急事態条項の新設が重要なテーマになると強調。（11日）
●沖縄県知事が是正指示を拒否　沖縄県名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを撤回するよう是正を求めた石井啓一国交相の指示を、沖縄県の翁長雄志知事は拒否すると表明。（11日）
●派遣社員48％がマタハラ経験　厚生労働省は妊娠や出産をめぐって不利益な扱いや嫌がらせを受ける「マタニティー・ハラスメント（マタハラ）」に関する初の調査結果を発表した。職場でマタハラを受けた女性の割合は、派遣社員が48・７％と最も高く、正社員も21・８％だった。（12日）
●トルコ総選挙で与党の過半数確保決定　11月１日のトルコの総選挙（一院制、定数５５０）の最終結果が発表された。与党・公正発展党（ＡＫＰ）が選挙前に比べ59増の３１７議席となり、過半数を確保した。（12日）
●辺野古、ボーリング調査再開　沖縄防衛局は辺野古沖でのボーリング調査を再開した。国は10月29日に埋め立ての本体工事に着手しており、二つの作業が並行して進んでいる。（12日）
●ＰＫＯ部隊交代、安保法成立後初　アフリカの南スーダンで国連平和維持活動（ＰＫＯ）に参加する陸上自衛隊の要員交代に向け、愛知県の陸自春日井駐屯地で新たに派遣される隊員の壮行会があった。安全保障関連法の成立後で初のＰＫＯ部隊交代。（13日）
●パリで同時テロ、仏政府が非常事態宣言　フランスのパリで６カ所を標的とした同時多発テロが発生。仏政府は非常事態宣言を出した。ＩＳ（イスラム国）が犯行声明を発表。（13日）
●仏高速鉄道脱線、11人死亡　フランス東部ストラスブールの近郊で、試験走行中の高速鉄道ＴＧＶの車両がカーブを曲がりきれずに脱線、鉄橋から運河に転落して炎上。少なくとも11人が死亡、37人が負傷した。（14日）
●Ｇ20、テロ非難声明　主要20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議が、トルコ南西部アンタルヤで開幕した。パリで起きた同時多発テロを受けて、特別声明を採択する見通し。（15日）
●仏、シリアのＩＳ空爆　フランスはＩＳが首都と称するシリア北部のラッカを空爆した。（15日）
●ＧＤＰ、年率０・８％減　内閣府が発表した１５年７〜９月期の国内総生産（ＧＤＰ）の１次速報が、前期（４〜６月期）比０・２％減だった。この状況が１年続いた場合の年率に換算すると０・８％減。（16日）