11・29星野全国集会・デモへ④ 1千万の怒りと結んで 2016年の闘いで星野さん奪還へ!

週刊『前進』06頁(2707号04面04)(2015/11/23)


11・29星野全国集会・デモへ④
 1千万の怒りと結んで
 2016年の闘いで星野さん奪還へ!

(写真 11・1集会の後、星野暁子さん【横断幕中央】を先頭にデモに立つ星野再審連絡会議)

マルクス主義の実践そのもの

 11月13日、フランスで129人の死者が出たISによる襲撃事件を受けて、オランド大統領は「戦争状態にある」と非常事態を宣言した。帝国主義は崩壊の危機にあえぎ、すでにウクライナ、中東で侵略戦争に突入し、東アジアも朝鮮侵略戦争切迫情勢下にある。
 イラク、シリアを始め中東各国のプロレタリアートは反マルクス主義のISと対決して闘い抜いている。韓国・民主労総と韓国労働者階級はソウルで機動隊と大激突しながら「社会をひっくり返す」ゼネスト闘争を果敢に展開している。
 日本国内では動労千葉、動労水戸を始めとする階級的労働運動勢力がゼネストと国際連帯を掲げて闘っている。そして、日米安保を積極的に容認し、「自衛隊の活用」まで掲げるに至った日本共産党との大党派闘争を闘っている。
 全世界が戦争情勢に突入している中で、今問われているのはマルクス主義である。
 星野文昭同志の闘いは、41年間も完全黙秘・非転向を貫く闘いであり、資本家階級と労働者階級の絶対非和解を貫く闘い、労働者階級自己解放のマルクス主義の実践そのものだ。何より星野同志自身が「無期懲役との闘いは絶対に譲れぬものを守り抜く闘いであり、動労千葉を先頭とする国鉄闘争と一体だ」と語り、「すべての人間が人間らしく生きられる社会の実現」を呼びかけている。
 今こそ反帝国主義・反スターリン主義を貫き、真のマルクス主義を復権して2010年代中期階級決戦で星野同志を必ず奪還しよう!

9・6で「獄壁は打ち破れる」確信

 この1年間の星野闘争は、全国50カ所を超えた絵画展をとおして、国家権力と非和解を貫く星野同志の闘いが1万人以上の人びとを獲得し、100万人民との結合の展望を具体的に切り開いた。
 9・6徳島刑務所包囲デモが生み出した感動が労働者階級を深部から揺り動かしている。720人のデモ隊は、獄壁を越えて星野同志との集団面会を果たした。獄壁を目の当たりにして、必ず打ち破れると確信を深め、奪還の決意を固めた。
 2010年代中期、世界大恐慌の本格的な爆発情勢下、日米帝は朝鮮侵略戦争に突入しようとしており、同時に日帝は福島切り捨て、沖縄・辺野古新基地建設強行、解雇自由の法制化など、階級戦争を絶望的に激化させてくるほかない。
 これに対する人民の闘いは国会前12万人、全国100万人の決起として開始されている。また、ゼネストと国際連帯で戦争を止める闘いが、11・1全国労働者総決起集会の感動的な成功と、11・14全民衆決起に上り詰めた韓国労働者階級人民との国際連帯の闘いとして開始されている。
 2016年、人民の怒りがさらに巨大に爆発することは不可避である。だからこそ全国で、動労総連合建設を軸にストライキで闘う労働組合建設を猛然と推進しよう。2・14国鉄集会から3・11福島闘争、16春闘に躍り込もう。
 さらに7月参院選決戦に猛然と打って出て、1千万人民の怒りと結合するのだ。

40年余の闘いが与える勇気と力

 40年を超える時空を、国家権力の包囲の中で困難な闘いに勝ち抜いて今屹立(きつりつ)している星野同志が、人びとに勇気と力を与えるのだ。
 同時に星野同志は、全世界の労働者階級の存在と闘いを限りなく信頼し、〝団結して労働組合をつくり闘う中に人間が人間らしく生きることのできる社会をつくり出す根底的な力が生まれる〟というメッセージを発して闘い抜いている。
 2010年代中期階級決戦のただ中で、星野闘争が100万人民と結合することはまったく可能である。
 確信も固く、2016年の決戦に打って出よう。そして、星野文昭同志を絶対に奪還しよう。そのために、11・29星野全国集会の大成功をかちとろう。総力結集を訴えます。
(連載おわり)
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