【速報版1面-1】 ストライキで戦争とめる 11・1 大集会国際連帯の発展へ5700人 動労総連合建設し2016年決戦勝利を
【速報版1面-1】
ストライキで戦争とめる
11・1 大集会国際連帯の発展へ5700人
動労総連合建設し2016年決戦勝利を
東京・日比谷野外音楽堂で開催された11・1全国労働者総決起集会には5700人が結集し、感動的に成功した。集会後には銀座へのデモ行進を闘った。参加者は闘う労働組合をつくり、世界の労働者と連帯してストライキで戦争と民営化を止め、安倍を倒そうと決意を固めた。(次号本紙続報)
ストライキ報告にわく
初めに、10月10日のトルコの平和集会に対する爆弾テロ事件や韓国・セウォル号事件など全世界の新自由主義と戦争の犠牲者、闘いの中でたおれた同志たちへの黙祷(もくとう)を行った。
司会を動労千葉の関道利副委員長と広島連帯ユニオンの矢田三恵副委員長(高陽第一診療所労組書記長)が務めた。集会には、沖縄闘争を闘い無実で獄中41年の星野文昭さん、ロサンゼルス統一教組のアーリーン・イノウエさんなどからメッセージが寄せられた。
「ストライキ報告」から集会が始まった。全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長は、「相手に脅威を与える職場でのストライキを貫徹し、その積み重ねにより社会を大きく変えよう」と強調した(2面)。動労千葉幕張支部の山田護支部長は検修構内業務外注化を撤回させるためにストを闘ったと報告した。動労千葉木更津支部の山中茂男支部長、10月31日から11月1日までの指名ストに入って集会に結集した千葉運転区支部の高澤成夫支部長の報告が続いた。動労水戸の石井真一委員長は運転士を駅に強制配転するライフサイクルを粉砕すると宣言した。
国鉄解雇撤回まで闘う
「呼びかけ3組合からの訴え」(発言要旨2面)で全国金属機械労働組合港合同の中村吉政委員長は、国鉄1047名解雇撤回訴訟への反動判決をきっかけに11月労働者集会が始まったことを振り返り、解雇撤回闘争が国鉄闘争全国運動として継続されていることの重大さを強調した。そして全労働者の権利と団結権を守る立場から橋下大阪市長と闘うと述べた。
動労千葉の田中康宏委員長は、「国鉄闘争の旗は降ろしません。解雇を撤回するまで、闘う労働組合の力を取り戻すまで、外注化・非正規職化を止めるまで闘いは終わりません」と宣言。「戦争を止めるために、すべての力を集中しよう。労働運動がストライキを担って社会に登場し、労働者が社会の主人公だと声を上げよう」と訴えた。
「許すな改憲!大行動」代表呼びかけ人の鈴木達夫弁護士(憲法と人権の日弁連をめざす会)が特別アピールに立ち、「新しい労働者の政党、力ある政治勢力の登場が求められている」と語り、来年の参議院議員選挙に立候補する決意を表明、参加者は大きな拍手で応えた。
連帯あいさつを三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さん、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さん、福島診療所建設委員会呼びかけ人の佐藤幸子さん、とめよう戦争への道!百万人署名運動の西川重則事務局長、沖縄から日本IBM・ビジネスサービス労働組合の富田晋委員長と仲宗根光洋書記長が行った。
「国際連帯の訴え」ではゼネストを闘う渦中の韓国・民主労総の代表団が全員登壇し、民主労総ソウル地域本部のソンホジュン事務処長が11月14日の全民衆総決起闘争から11〜12月のゼネストを勝利の瞬間までけっして引かずに闘うと烈々とした決意を表し、日韓労働者の連帯を訴えた。ドイツの鉄道労働者は戦争阻止は労働者の義務だと訴え、トルコの労働者は新自由主義と帝国主義戦争との対決を熱烈にアピールした(関連記事2面)。在日・滞日外国人労働者が壇上に並び発言した。
青年・学生が決意表明
「国鉄解雇撤回のアピール」では、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の葉山岳夫弁護士(動労千葉顧問弁護団長)と、全国運動呼びかけ人の金元重(キムウォンジュン)さんが「闘いはこれからだ」と確信に満ちて提起した。動労千葉争議団と和解拒否を貫く国労闘争団が登壇し、動労千葉争議団の中村仁さんと国労闘争団の羽廣憲さんが解雇撤回・JR復帰まで闘う決意を表した。
盛大な拍手を浴びて、動労総連合が壇上に並んだ。動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長、動労西日本の岡崎昭夫執行委員、動労神奈川の中村幸夫委員長、動労総連合・新潟の星野文男委員長、動労福島の橋本光一委員長が発言。JRの外注化・非正規職化と被曝労働強制、戦争に対しストを闘い、ゼネストに向け闘う決意を次々と述べ、動労総連合を全国につくろうと訴えた。
奈良市従業員労働組合の松本久由さん、三浦半島地区教職員組合の葛本京子さん、JP労組横浜西支部の西田貴広さん、東京北部ユニオン・アミーユ支部の介護労働者、合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸代表が闘いを報告し決意を述べた。
決意表明を動労千葉の北嶋琢磨青年部長と新たに加入したCTSの青年組合員、動労水戸の照沼靖功さん、全学連の斎藤郁真委員長が行い、会場の熱気が最高潮に高まった。閉会あいさつを愛媛県職員労働組合の宇都宮理委員長が行い、デモ行進に打って出た。長蛇のデモは「解雇撤回!労働組合をつくって闘おう!安倍倒せ!」のコールを都心に響かせた。
この勝利を土台に11月訪韓闘争を闘い、2016年決戦勝利へ進もう。