11・1全国労働者集会 労働者国際連帯の発展でゼネスト闘える労組つくろう 朝鮮戦争参戦狙う安倍倒せ
11・1全国労働者集会
労働者国際連帯の発展でゼネスト闘える労組つくろう
朝鮮戦争参戦狙う安倍倒せ
各産別の報告と決意
本部を打倒し闘う自治労に
奈良市従業員労働組合 松本久由さん
奈良市従では労働組合の権力をめぐり激しい攻防に入っています。自分たちが委員長に立候補したことに対し、選挙管理委員会によって「選挙無効」という暴挙が行われたり、われわれを執行委員から排除しようとする攻撃がかけられています。これは市長が現業完全民営化を本気でしようとしている中で、体制内幹部がわれわれをつぶしにきたということです。
現場では民営化に対する怒りが爆発し、それが「ストライキで闘いたい」という欲求になろうとしています。
これは民主労総がゼネストに向けて苦闘している過程と同じだと思います。「動労総連合を全国へ」の闘いとともに自治体労働者も自治労本部を打倒し、ストで闘う労組につくり変えましょう。
非正規職化に絶対反対貫く
三浦半島地区教組 葛本京子さん
戦争絶対反対、〝教え子を戦場に送らない〟闘いの正念場はこれからです。日教組の動員指示をはるかに上回る組合員が国会闘争に立ち上がりました。しかし三教組指導部は一度も動員指示を下ろしませんでした。それでも多くの組合員は年休をとり、勤務終了後に国会前に駆けつけました。
5月、私の職場で、「臨任教員」が解雇されました。体制内指導部は「臨任とはそういうものだ。組合ができることは何もない」と言って切り捨てました。
教育現場の非正規職化・民営化は戦争への道です。これに絶対反対で闘う職場闘争は、正規・非正規の分断をのりこえ、ストで闘う労組をつくり出す闘いです。
国際連帯で戦争を止めましょう。世の中をひっくり返しましょう。闘う労働組合を奪い返す闘いの先頭に、団結して立つことを宣言します。
組合権力奪取し地域拠点に
JP労組横浜西支部 西田貴広さん
郵政民営化から8年がたちました。11月4日には日本郵政グループ3社の株式が上場され、民営化攻撃が新たなステージに入ります。
JP労組は当局の手先に成り下がっています。民営化・非正規職化に賛成し、賃下げに協力しています。戦争法案に対して国会前に動員体制すらとらず戦争協力者の姿をさらけ出しています。
私は自分の職場でストライキを闘う労働組合をよみがえらせるために支部権力戦に打って出ました。労働組合のあり方を問い、職場闘争を実践し、流動情勢をつくり上げました。
労働者の怒りと結合し、組合権力を奪取して、動労神奈川と一体で闘う地域の労組拠点として自分の職場を打ち立てたいと思います。ともに闘いましょう。
介護労働者は労組つくろう
東京北部ユニオン・アミーユ支部
私たちは介護施設で1年半前に組合を結成しました。同僚が施設長からパワハラ面談を受け、退職を強要されたことへの闘いを始めました。同僚は身も心もボロボロにされ退職を余儀なくされました。私たちは「必ずかたきを取る」と必死に闘い、団交で謝罪文をかちとり、パワハラをした施設長を更迭させました。
Sアミーユ川崎幸町での入居者転落死亡事故が報道された直後、私たちは「事故の一切の責任は会社にある」という声明を出しました。安全対策を一切しない会社に、私たちは怒っています。
私たちは組合を結成し闘うことで一歩一歩職場環境を改善し、労働者の団結をつくっています。介護労働者は労働組合をつくって闘いましょう。
労働者と一体で闘う政党を
合同・一般労組全国協代表 吉本伸幸さん
戦争は1%の資本家と権力者の延命のために、労働者同士を殺し合わせます。労働者を食わせていけなくなった資本主義社会は、われわれの団結した力で打倒するしかありません。
労働組合は闘うための組織です。資本主義体制のままで労働条件の改善を積み重ねていけば労働者は幸せになれるということは絶対にない。
われわれ東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会は10月17日、ストライキを決行しました。4年前に亡くなった組合員の解雇撤回命令の履行を求め、また戦争絶対反対を掲げたストライキです。
闘う労働組合は労働者と一体で闘う革命的労働者党を必要とします。国際連帯の闘いと団結から世界単一の革命党を建設しようではありませんか。鈴コン分会もその先頭で命がけで闘います。
特別アピール
来年の参院選に立候補決意
許すな改憲!大行動代表呼びかけ人/憲法と人権の日弁連をめざす会 鈴木達夫さん
戦争法案粉砕のために全国で1千万の人びとが集会やデモを闘った。そしてすべての人たちが次は何かと考えています。
安倍が用意した次は、朝鮮侵略戦争です。彼らはあらゆる恫喝とペテンでなんとしてもアメリカとの共同作戦として朝鮮侵略戦争を実施しようとしています。
私たちはこれに対して、この集会で手にしている国際連帯と階級的労働運動、ゼネストを打てる労働運動をもって絶対に阻止したい。
安倍は「アベノミクスの第2ステージ」などとほざいている。この間、安倍は株価を上げることだけに腐心し、すでに年金積立金を10兆円使ったと言われています。さらに2千万人と言われる非正規労働者を中心とする貧困問題が、今、最大の矛盾として日本社会に登場している。食えない、生きさせろ、これほど切実な時代はありません。まさに私たちは、あのロシア革命の前夜の時代に生きています。
安倍やファシスト稲田朋美は「経済、経済」と絶叫している。笑うべきだ。経済で何の結果が出せるんだ。資本主義の命脈は尽きたんだ。
その中で、「国民連合政府」、あるいは「急迫不正の主権侵害には断固防衛戦争をやる」と言い出している勢力がいる。すべてそのような口実で侵略戦争が始まった。
われわれは1千万人の人たちと絶対に結合し、ゼネストを打てる、ストライキを打てる労働運動を再建し、搾取の現場である職場でひっくり返しながら、その中で新しい労働者の政党をつくらなければならない。その意味で私は7月参議院選挙への立候補を決断しました。全国、全世界のプロレタリアートの未来と誇りにかけて、その一人として命がけで闘います。
連帯あいさつ
戦争のための滑走路許さず
三里塚芝山連合空港反対同盟 市東孝雄さん
問答無用の国策と闘い続けてきた三里塚闘争は来年50年を迎えます。成田空港建設を阻止し続けています。私は国交省と成田空港会社による農地取り上げ攻撃と闘っています。農地は農民の命、絶対に許しません。
農地法裁判の闘いは最高裁に移りました。いつ不当判決が出てもおかしくない状況です。5万人署名と賛同人協力をお願いし、怒りの声で最高裁を包囲したい。権力相手といえども私は信念を曲げません。裁判闘争に勝利し、TPPと闘い農業を続けていきます。
朝鮮半島有事の際には成田空港が米軍の空輸基地として使用されます。三里塚は反戦反核の闘いを今こそ押し広げ、安倍戦争政治と対決します。
成田空港で3本目の滑走路建設が動き出しました。戦争のための巨大滑走路建設です。空港周辺の住民も怒りの声を上げています。反対同盟は第3滑走路阻止へ、労農学市民と固く連帯し、勝利まで闘います。
福島の怒りを世界につなぐ
福島診療所建設委員会呼びかけ人 佐藤幸子さん
「甲状腺がんが震災前の50倍」と岡山大学の津田教授が発表しました。これが今の福島の現実です。白血病、子どもたちの健康被害、子宮体がん。保育園の子どもたちが頻繁に熱を出す。風邪が治らず1カ月も続く。しかし、「放射能の影響かもしれない」という話すらできない環境です。
10月20日には原発の収束作業員の、白血病の労災認定が出ました。今の労災認定は5㍉以上で受けられます。それなのに福島では年間20㍉シーベルト基準が適用されているのです。そうした中で、避難解除が次々と行われています。
子どもたちの未来を守るために日本がしなければならないことは、原発再稼働でも、オリンピックでも、安保法決議でもありません!
福島の青い空の下でこだまする怒りの声を全世界につなげていく希望の集会にしましょう。
戦争遂行法は廃止あるのみ
とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長 西川重則さん
安倍内閣は戦後最大の悪法である戦争法案を強行採決。悪法が「成立」した9月19日午前2時18分、私は徹夜で国会傍聴を続けていました。若い方々も、驚くべきエネルギーで国会を囲んでおりました。
こんな戦争遂行法を絶対に認めることができません。廃止あるのみです。安倍内閣は臨時国会を開こうともしません。戦争反対の運動の広がりを恐れているからです。
安倍内閣は辺野古の埋め立て工事をついに開始し、住民全員に番号をつけて管理するマイナンバー制度の導入を開始しました。沖縄に基地はいらない、戦争をする国にさせない闘いを広げていこうではありませんか。
安倍内閣打倒を必ず実現し、憲法改悪を絶対に阻止しましょう。
沖縄ゼネストで戦争を阻む
日本IBM・ビジネスサービス労組委員長 富田晋さん
10月29日に安倍政権は辺野古の新基地建設に着工した。ふざけるなと言いたい。作戦計画「5015」にそって、沖縄を最前線の基地に固定化するための攻撃です。
しかし米軍の基地内には戦争に反対しストを打った全駐労が存在している。この団結を破壊しない限り戦争は絶対にできない。だからこそやつらは新基地建設と総非正規職化攻撃を一体でかけている。そして基地内ではすでに部署丸ごと外注化の攻撃に非正規職撤廃の闘いが巻き起こり始めている。
IJBS労組は昨年3月31日に仲宗根書記長が解雇されました。しかし、この解雇を本当に許せないと、県内外に多くの仲間の力があふれるように出てきています。
これから沖縄でゼネストを開始していく。民主労総のゼネストに連帯し、安倍を倒す。沖縄はその先頭で闘うぞ!
国際連帯の力で星野奪還を
星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 星野暁子さん
1971年11月14日の沖縄返還協定批准阻止闘争のリーダーだった星野文昭は、機動隊1人が死亡した件でデッチあげられ、無期懲役刑で獄中41年を迎えています。
9月6日に720人で徳島刑務所包囲闘争を行いました。星野を階級の魂として闘おうという思いが伝わり、文昭は「獄壁が薄くなった」と言って寄こしました。
刑務所は報復弾圧で3類への降格処分をかけ、家族面会や手紙の回数が減らされました。こんな理不尽なやり方に文昭も私も負けません。
文昭は本集会へのメッセージで「星野の闘いは絶対反対を貫き、愛、きずな、団結の力で勝利しすべてを奪い返す闘いとして、今日の闘いの勝利の魂です」と言っています。国際連帯・国鉄・星野の力で安倍を追い詰め、11・29星野全国集会に結集しましょう。
決意表明
車掌を丸ごと組織し反撃へ
動労千葉青年部長 北嶋琢磨さん
昨日は千葉運転区前の抗議行動に結集していただき、ありがとうございました。残念で悔しいですが、千葉運転区が廃止され、本日から千葉運輸区が発足するということで、車掌を丸ごとオルグし組織していく決意でいます。
これだけの仲間が世界にもいるんだということを、若い人たちにもっともっとアピールしていきたいと思っています。
この闘いの中で、京葉車両センターのCTS(千葉鉄道サービス)清掃部門から一人、動労千葉に加入してくれました。登壇していますので、一言いただきたいと思います。
労働運動に命ささげて闘う
動労千葉CTS組合員
労働者の力はとてつもないものなんです。資本家なんかふっ飛ばしちゃえばいいんです。
みんなの力で平和をかちとる、みんなの力で労働者の権利をかちとる、労働者の誇りを取り戻す。そのために私は労働運動に命をささげます。それを皆さんの前で誓います。
常磐線の延伸絶対許せない
動労水戸 照沼靖功さん
JRの外注化攻撃、職場と仕事を奪う攻撃は絶対に許せません。これは労働者が闘って粉砕するしかないと思います。
JR東は常磐線の竜田駅延伸で人がいないところに電車を走らせる一方、地元自治体から強い希望がある東北の津波で被災した路線は復旧しない。人が住めず、乗客・乗員に被曝を強いるようなところに帰らせることは絶対に許せません。
私たちは4年前から被曝労働阻止の闘いを続けています。これをもっともっと大きくしなければ、この攻撃を粉砕することはできないと思います。そのために、皆さんの動労水戸支援共闘への加盟をお願いします。
京大バリスト全国に広げる
全学連委員長 斎藤郁真さん
全学連と一緒に闘う京都大学全学自治会同学会が、ついに戦争反対のバリケードストライキを打ち抜きました。これは軍事研究や文系学部の改廃、学生の貧困につけ込んだいわゆる「経済的徴兵制」が進み、大学の授業や研究が戦争動員そのものに変わりつつある状況への歴史的反乱です。
この決断を支えてくれたのは、韓国・民主労総やトルコの労働者の皆さんの闘いです。
京大ストライキを広げ、広島大学、沖縄大学、東北大学を始め全国で戦争反対のストを必ず実現したいと思います。
全学連に潜り込んだスパイを摘発・追放したことをもって「監禁致傷」という事実無根の罪をデッチあげられ、4人の仲間が不当に逮捕されました。しかし、多くの方々の力で全員の不起訴釈放をかちとりました。
戦争の時代だからこそ弾圧は激しくなります。これは戦争を止め、理不尽に立ち向かうための歴史的試練だと思います。必ずこれをのりこえ、全国の大学から反戦ゼネストを切り開きます。
閉会あいさつ
伊方原発廃炉あきらめない
愛媛県職労委員長 宇都宮理さん
集会参加の皆さん、全世界から来ていただいた皆さんに心から敬意を表します。本日の参加人数は5700人です。
今日は愛媛県職労の組合員も組合旗や「伊方原発を廃炉に」の横断幕を持ってきています。伊方原発は再稼働に向けて知事が同意しましたが、私たちはあきらめていません。10月30日、原発廃炉を求める申し入れを知事に対し行いました。
解雇撤回、外注化阻止・非正規職撤廃、労働者の団結で戦争法を撤廃し、労働者の団結で原発を廃炉にし、国境を越え全世界の労働者と団結して戦争を止めましょう。すべての労働者は団結してガンバロー。