動労西日本 四条畷でスト貫徹 パワハラと年休剝奪に反撃
動労西日本 四条畷でスト貫徹
パワハラと年休剝奪に反撃
動労西日本の中西剛副委員長は大阪府の四条畷(しじょうなわて)駅で、10月18日午後1時から勤務終了時までと19日の終日、指名ストライキを貫徹した。
JR西日本は昨年6月に四条畷駅に太田智之駅長を赴任させて以来、組合活動をやらせないために中西副委員長の勤務シフトを一方的に決定して押し付けるなどのパワハラを繰り返してきた。05年の尼崎事故で精神疾患を発病した中西副委員長が9月18日に休養をとろうとすると、本来は病気日とすべきなのに、本人が申請してもいないにもかかわらず勝手に年休扱いとした。これは明白な違法行為だ。JR西日本の狙いが、年休を剥奪(はくだつ)して組合活動を妨害することにあることも明らかだ。
太田駅長を先兵とする労働組合破壊攻撃に対し、動労西日本は中西副委員長の指名ストで断固とした反撃に立った。
10月18日午後0時30分、動労西日本組合員全員が四条畷駅に結集した。関西の共闘団体の労働者も集まり、その数は50人を超えた。大江照己委員長がスト前集会の開催を宣言し、関西合同労組の黒瀬博匡委員長、全国水平同盟西郡支部の佃文弘青年部長がJR西日本を徹底弾劾した。京都大学の学生は、大学でストを闘うと発言した。
午後1時、中西副委員長が登場しスト通告に立った。だが、本来立ち会うべき太田駅長は現れず、副駅長がスト通告を受けるというかつてない事態になった。副駅長はJR連合・西労組の組合員であり、通告を受ける資格はない。太田駅長は逃亡したのだ。これはJR西日本がその不正義を自認したことの証明だ。
スト突入集会で大江委員長は、太田駅長の逃亡を弾劾し、労組破壊を粉砕すると表明した。中西副委員長がストライキ宣言を読み上げ、「今日のストでJR西日本の悪行を処断する」と怒りをたたきつけた(写真上)。
これを受け、原田隆司近畿支部長、岡崎昭夫執行委員、東元会計監査委員、橘日出夫組合員が決意を示した。八尾北医療センター労組、大阪の教育労働者、大阪北部ユニオン、ユニオン自立、全学連の発言が続き、最後に全員でシュプレヒコールを行った(写真下)。
午後3時30分、動労西日本と支援はJR西日本本社前に登場し、JRに勝利すると宣言した。
勝利の道筋は鮮明だ。動労総連合を全国につくろう! 11・1集会の大結集をかちとろう!