団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2698号06面03)(2015/09/21)


団結ひろば 投稿コーナー

8・29いわきデモ闘い解雇撤回へ決意新た
 いわき合同ユニオン 亀井 渉

 安倍政権による楢葉町の避難指示解除が1週間後に迫った8月29日、いわき行動が打ち抜かれた。安倍は17年までに原発事故で避難しているすべての地域の避難指示を解除し、18年までにJR常磐線の全線開通を狙っている。真っ先に被曝するのは除染などの労働者だ。先行して復旧作業にあたる自治体・インフラなどの労働者も被曝労働が強いられる。高線量地域に人を帰すために利用されるのは耐えがたい。
 除染労働者自身が告発しているように、国や自治体が進めている除染は「復興キャンペーン」の見せかけであり、手当どころか賃金もまともに支払われていない。いわき合同ユニオンは危険手当の未払いに対し、4回の団交を経てその大部分を取り戻した。最近、新たに除染労働者で組織する労働組合との団結が生み出されようとしている。
 いわきでは賃金未払いや安全破壊、非正規化などが問題になっている。その一つが私の解雇撤回だ。私は「能力不足」とされ入社7カ月で解雇された。その上、会社は私を提訴し解雇を正当化しようとさえしてきた。私はこの闘争を地域全体の労働者が決起し帰還強制や原発再稼働を止める力につなげる決意だ。
 集会は雨にもかかわらず、気迫のこもる発言とそれに応える熱気であふれていた。デモ行進でいわき市街を一周し、JRいわき運輸区前で常磐線の全線開通強行に対しストライキで闘おうと呼びかけた。多くの国鉄労働者が屋上から聞いていた。解散地点のいわき駅前での集会では参加者の高揚が頂点に達し、雨もすっかり上がっていた。

星野さんの闘いの力感じた絵画展の成功
 岡山・星野文昭さんを救う会 植野 忠

「沖縄闘争で獄中41年 無実の星野文昭さんを取り戻そう!星野文昭絵画展」を9月3、4日、岡山駅西口・奉還町りぶら1Fギャラリーで開催しました。
 絵画展は、戦争法案廃案の闘いと一つになり成功しました。
 9・6徳島刑務所デモ直前でもあり、2日間だけ、しかも平日であったが、賛同30人、来場120人、感想19人、署名42筆、カンパも多くの方がして下さいました。『愛と革命』2冊、CD「ソリダリティー」1枚を買って頂きました。
 絵画展へむけ物販で支援をして頂いている労組や公共施設などを回りました。
 福島から4年前に避難してきた方は、「星野さん知っている」と2千円のカンパ。朝ビラの時、名前を告げず2千円をカンパする人、CDを5千円で買う人、「こんなことしかできませんが」と1万円をカンパする人。8・30戦争させない集会でまいたビラで初めて星野さんのことを知り、絵画展に来て「徳島刑務所デモに行きたい」と権力のやり方に怒る人。初めて絵にふれた人は、「星野さんのやさしさに接したようだ。絵に会えてうれしかった」と感想を述べていました。
 絵画展の持っている力と、星野さんの闘いの持っている力をあらためて感じました。星野さんの人びとを引っ張る、闘う者の魂は、働く者の魂であり、戦争法案廃案、沖縄、福島......を闘う魂であり、みんなの、自分たちの魂でもある。星野さんを直ちにとり戻そう!

戦争法・新基地阻止!辺野古に3800人
 沖縄 I

 9月5日、キャンプ・シュワブ・ゲート前で「辺野古新基地建設断念!戦争法案廃案!安倍政権退陣!工事再開を許さない!県民集会」(主催/止めよう辺野古新基地建設!実行委員会)が3800人の大結集で開催された。昨年8月以来、辺野古現地での大集会は5回目だ。
 直前の激しいカタブイ(片降り=局地的な雨)の中、沖縄全県から結集した参加者は1週間前の国会前12万人・全国100万人の歴史的な決起を受けて新たな決意も固く集会を闘いとった。各地域からのバスだけではなくて、労働組合がチャーターした大型観光バスも数多く駆けつけ、労働組合が県民集会の結集の中軸をしっかりと担った。
 沖縄労組交流センターの仲間は、9月5、6日に徳島現地で闘われている星野同志奪還の闘いと連帯して、全証拠開示100万署名を呼びかけるリーフを参加者に配布した。近寄ってきて手を差し出してくる参加者。「もう1枚おくれ」「5〜6枚下さい」という感じで、あっという間に準備したリーフは参加者に手渡された。「宮城盛光さんがやっているやつだよね、自分も会に入ったよ」と話しかけてくる参加者も。5月の星野絵画展の切り開いた地平だ。
 国鉄闘争全国運動・沖縄の旗を見かけて、「千葉動労さんですよね」と話しかけてくる参加者もいた。〈国鉄〉と〈星野〉が沖縄全島ゼネスト情勢を切り開いていることを確信させた県民集会だった。国鉄集会の成功から11月全国労働者総決起集会に攻め上ろう!

SEALDs防衛隊・反原連の襲撃許さぬ
 全学連 内海佑一

 SEALDs防衛隊と首都圏反原発連合(反原連)指導部の暴力的襲撃を粉砕し、国会前で労働者・学生との結合が次々と生まれています。
 9月4日、反原連指導部(ミサオ・レッドウルフなど)が先頭に立ち「ビラまきをやめろ」「過激派は出て行け」と、ビラをまいていた全学連の学生に襲い掛かりました。11日にはSEALDs防衛隊(自称あざらし革命防衛隊)が学生に殴る、髪をつかむなどの暴行を働きました。直後に警察官20人が殴られた学生を押さえつけ、SEALDs防衛隊は国家権力の庇護(ひご)のもとで繰り返し暴行を行いました。
 しかし全学連と労組交流センターの仲間はこのファシスト的襲撃にひるまず、ビラまきや改憲阻止1千万筆署名集めを行いました。数百部の『前進』が販売され、11月労働者集会のチケットも数百枚売れています。そして、その場にいた人民がともに暴力的襲撃に抗議するという感動的な事態も生まれています。
 国会前を中心にした安倍に対する怒りの大爆発に敵対しているのがSEALDsです。14日以降、連日国会前の車道が実力で解放されていますが、SEALDs指導部は「歩道に戻ってください」などと絶叫し、人民の怒りを押しつぶすのに必死です。全学連への襲撃はその象徴です。
 反原連・SEALDsはビラまきへの妨害をやめろ!
 国家権力と一体の腐りきった連中をぶっ飛ばし、国会前の怒りをあらゆる職場・キャンパスに波及させ、ゼネストで戦争を阻止しよう!

大統領の来日弾劾し在日ウガンダ人デモ
 東京 Y・K

 9月10日、来日中のウガンダ大統領に対し、「ムセベニ独裁打倒」を掲げてウガンダ難民ら在日ウガンダ人約50人がデモ行進した。降りしきる雨をものともせず、「ムセベニ帰れ!」「ムセベニ倒そう!」と声を上げ、デモは渋谷の街を疾風のように進んだ。
 29年間、独裁を続け、私腹を肥やすムセベニ大統領一族。93年以来、アフリカ開発会議を主催する日本政府は、アフリカに「インフラ整備」と称し6500億円の公的資金投入を決めており、今回の来日ではウガンダへの199億8900万円の円借款に関する書簡が交換された。
 ムセベニは安倍の「積極的平和主義」を最大限に評価し、日本の国連安全保障理事会入りを支持している。
 ムセベニを、労働者の国際連帯で安倍もろとも打倒しよう!

徳島刑務所を包囲し声を限りに呼びかけ
 福島・星野文昭さんを取り戻す会 市川正樹

 9月6日の徳島刑務所包囲行動に、初参加の私をはじめ福島から10人で結集しました。
 前日の星野総会の成功をうけて、当日は朝10時から徳島駅前での街頭宣伝に参加。その後、手配されたバスに乗り込み包囲行動に出発しました。
 会場となった川原では彼方に見える刑務所にむかっての大声大会が開催されました。大声自慢の福島・取り戻す会の会員も参加。思いの丈を刑務所の空にむかって叫びます。参加賞の藍染も大好評でした。星野さんに聴かせる「生ソリダリティ」の練習にも余念がありません。
 降り出した雨をついていよいよ刑務所へのデモに出発です。雨にぬれた労組旗、のぼり旗が林立し、「あの坂道」を登って行きます。当初は正門までのデモコースかと思っていましたが、刑務所を一周できる包囲行動ができるということでコールにも力が入ります。
 刑務所裏手の獄舎が見えるところでは暁子さんからの呼びかけが始まりました。「フミアキー‼みんなが来てくれたよー!」と獄中の星野さんに呼びかける声に、お二人の「愛と革命」を実感し、また感動‼ 私たちも声を限りに呼びかけました。「星野さん会いに来ましたよー!」「必ずとり戻しますよー!」
 私たちの声が星野さんにはっきり届いていたと聞きました。低く垂れ込めた厚い雨雲も功を奏したのかもしれません。
 8・30国会前に12万の結集。徳島刑務所に12万人集まれば星野さんを奪還することができます。そのリアリティを持って星野闘争を闘って行きましょう。

「獄壁が薄くなる」!勝利感あふれるデモ
 徳島・青年 朝霧 希

 徳島刑務所包囲デモに地元から参加しました。急な雨にも負けず闘いぬいたことで、勝利したぁー!という実感がシッカリあります。獄中41年の星野文昭さんから「獄壁が薄くなっていくような気がしている」と言ってもらえ、本当にうれしかったです。
 じつは、いつもの集会ぐらい......という気持ちでいたところ、数百人の仲間が、しかも全国各地から集まってこられて驚きました。それが東京ではなく、あの徳島刑務所にですから。
 私は、デモ参加は2回目ですが、青年もたくさん参加されていて本当によかったです。
 前回は、刑務所門前でUターンするコースでしたが、今回は星野さんにも声がシッカリ届いたようでうれしいです。
 私にとっては、前回の徳島刑務所デモは労働者の新聞『前進』を読み始めるきっかけになりました。
 労働者は、労働組合で星野救援を全国的に取り組むことができます。岩手の救援会の方が、労組まわりの報告をされたさい、実に楽しそうに言われた一言が耳に残っています。「歩く角には福来る」(笑)
 戦争法案絶対反対、国鉄決戦で11月集会にむかっています。民主労総と連帯した熱いゼネストで星野さん奪還を実現していきたいと思います。

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