市東さん招き群馬集会 労組、婦民など多彩な連帯
市東さん招き群馬集会
労組、婦民など多彩な連帯
9月13日、国会前での闘いと一体で、三里塚反対同盟の市東孝雄さんを招き、高崎市労使会館に50人が集まり「原発・TPP・改憲反対、市東さんの農地を守ろう/大地は私たちの命/9・13群馬集会」が実行委主催で開かれました。
集会はスパングルズのダンスと熱唱で幕を開け、玉村町議会議員の石川真男さんの司会で開会し、「群馬・市東さんの農地を守る会」共同代表の高階(たかはし)ミチさんが主催者あいさつを行いました。高階さんは、高崎経済大学で教えていた連れ合いが、元ゼミ生から星野文昭さんへの支援を要請され、そこから三里塚を知ったことを語り、「会の活動を広げたい」と述べました。
続いて、新井利江・婦人民主クラブ全国協議会群馬支部長が報告と提案を行い、茨城の水害も自民党農政による農地破壊の結果だと弾劾し、10・11三里塚、11・1全国労働者集会などの方針を提起しました。
拍手の中、反対同盟の市東孝雄さんが登壇しました。「農地法裁判で、わずか1週間前に判決期日を指定し、控訴を棄却した東京高裁を許せません。耕作権裁判で必ず勝ち、5万人署名を集め、農地法裁判も最高裁でひっくり返します。国とNAAは、自治体や元反対同盟の石毛、相川を使って第3滑走路建設を進めようとしているが、戦争法と一体の軍事空港造りを私は許さない。天神峰で農業を続けることが私の闘いです。10月11日は三里塚に来て下さい」と熱く訴えました。
市東さんとともに三里塚から駆けつけた現闘員も決意を述べました。
「NAZENぐんま」の女性は、高崎での700人の集会で並みいる体制内幹部を前に、「労組が闘っていた時は中曽根も改憲はできなかった。動労連帯高崎のようにストで闘えば原発も戦争も止められると発言し、共感を得た」と報告。
県内の女性地方議員は戦争政治を許さない決意を語り、司会の石川町議も市東さんに連帯を表明しました。
星野文昭さん再審運動、動労連帯高崎の9・12ストの報告に続き、群馬合同労組に6月に加入した組合員が発言しました。「職場のパワハラで悩んでいた時に、ネット検索で動労千葉を見つけ、群馬合同労組と出会った。〝敵よりも一日長く闘うのが勝利の道〟との言葉に励まされ、国鉄と三里塚の闘いに学んでがんばります」との決意に拍手が送られました。
カンパアピールを和服の女性が行い、国鉄集会、星野絵画展、10・11三里塚、5万人署名などの方針を気合を入れて提起しました。
最後に、群馬の地で長く三里塚を闘ってきた青柳晃玄さんが「安倍もろとも資本主義を倒そう!」と力強くアピールし、会場カンパと、この1年「群馬・守る会」を拡大して集めた36人分10万8千円のカンパを市東さんに手渡しました。
集会後の交流会も盛況で、10・11現地への総決起を全員で誓い合いました。
(群馬・田島俊昭)