『国際労働運動』リニューアル第1巻刊行 破滅寸前の日本経済
週刊『前進』06頁(2698号03面05)(2015/09/21)
『国際労働運動』リニューアル第1巻刊行
破滅寸前の日本経済
『国際労働運動』は、2015年10月から装いも新たに「合同会社 出版最前線」から発行されます。
今後は流通ルートを通した書店販売になり、全国の書店に並び、書店で注文すれば入手できるようになる。ぜひ書店で購入して下さい。
「出版最前線」から発行する本誌最初のタイトルが「破滅寸前の日本経済」。この企画は今年春に決めた。当時の世界経済と日本経済の動向を見極めたうえで、9月には日本株バブルの崩壊が必ず起きるとの見通しのもとで準備してきた。そして8月に中国株の大暴落と世界同時株暴落が起きた。
これは米欧日を中心とする史上空前の金融緩和策による矛盾が全面的に爆発を開始したものである。とりわけ安倍・黒田の「異次元緩和策」は、米欧と比較しても中央銀行として常軌を逸した政策である。日銀による国債と株の買い入れは早晩行き詰まり、その破産は歴史的な大崩壊を引き寄せ大恐慌の本格的な大爆発過程に突入する。戦争と革命の時代をさらに深化させていく。
第1章は、中国バブル崩壊を発端に爆発した8月の世界同時株暴落の意味について明確にしている。
第2章は、日銀黒田による国債買い入れ政策の破綻性と、財政破綻・国債暴落の不可避性を論じている。
第3章は、「5頭のクジラ」と称される公的マネーによる株式買い取り政策と株式バブル崩壊を明かす。
第4章は、1929年大恐慌と今次大恐慌の性格について明らかにし、改憲・戦争の安倍政権打倒へ闘うことを訴えている。