星野文昭さんのメッセージ(抜粋) すべて奪う攻撃と闘う星野と国鉄闘争は一つ

週刊『前進』08頁(2697号06面02)(2015/09/14)


星野文昭さんのメッセージ(抜粋)
 すべて奪う攻撃と闘う星野と国鉄闘争は一つ

(写真 刑務所を一望する丘から星野さんに訴え【6日】)

(写真 徳島刑務所前に掲げられた星野さんの顔写真の巨大パネルがデモ隊を迎えた【6日】)

星野・国鉄一体の闘いで全人民の解放を!

 今、安倍による、1%の金もうけのために労働者人民の命も生活も奪ってしまう戦争と総非正規化・新自由主義に対して、誰もが決然と怒り、目覚め、立ち上がりつつあります。
 この戦争法案粉砕・安倍打倒の闘いは、今、全世界において、生きるために立ち上がるすべての労働者人民の闘いと直接一つになる闘いとなって、戦争と新自由主義を不可避とする資本主義の世の中を変え、労働者人民が社会の主人公になり戦争、搾取、貧困のない人間本来の共同社会を実現する展望を同時に開いているのです。
 私たちが、命を奪いすべてを奪う星野、国鉄攻撃との一体の闘いで獲得している内容、時代認識、路線が今日のすべての労働者人民の怒りと闘いを解き放つ力をもっているのです。

飛躍をかちとった星野 闘争と階級的労働運動

 星野無期、国鉄分割・民営化という、人間の、労働者人民の誇り、力、団結を破壊し、命もすべても奪う攻撃に対して、一歩も引かず、絶対反対を貫いて、生命を守り、すべてを奪い返していくこと、労働者人民の誇り、人間性・共同性・力を信頼し、それを愛、絆、団結として形成、拡大、発展させ、すべての攻撃に勝利して世の中を変えすべてを奪い返していく闘いを手にすることで日々勝利しています。この闘いが、今日の労働者人民の怒りと闘いと結合することで、その怒り、闘いを解き放ち、ともに勝利をかちとっていくものとしてあり、それによってまた、星野の闘いと、国鉄を先頭とする闘い(国際連帯と階級的労働運動)の大きな発展をかちとるものとしてあります。
 星野において、全国で連鎖的にかちとっている絵画展・集会、街宣・オルグ・署名を通して、一人ひとりが星野となり暁子となって闘い、闘いを組織することを通して、星野の拠点、闘いの拠点を形成し、同時に一人ひとりの闘う主体として大きな飛躍をかちとっていることが、何より大きな成果、飛躍だと思っています。
 この闘いを、本日、明日の総会・行動によって大きく飛躍させ、100万人全証拠開示署名・再審・解放を闘う労組を拠点とするストライキ・ゼネストによる戦争法案粉砕・安倍打倒を一つにかちとっていきましょう。

愛・絆・団結に根ざす 国鉄と星野闘争は一体

 動労総連合を建設し、それを軸とする全産別の闘う労組を建設し、それを柱に職場、学園、地域に闘う拠点を建設し、1000万人署名・行動、ストライキ・ゼネストを組織して、戦争法案粉砕・安倍打倒、戦争・新自由主義粉砕・世界革命をかちとりましょう。
 国鉄・星野の闘いは、スターリン主義、社民のクビキをのりこえ、労働者人民の自己解放、団結の力で世の中を変えようとする60年・70年の闘いと、その発展を圧殺して労働者人民から全未来を、すべてを奪おうとする攻撃(国鉄分割・民営化、星野無期)に対してこれに屈せず、すべてを奪い返して勝利しようという一つの同じ闘いでした。
 すべてを奪う、生きる意志さえも奪おうという苛酷(かこく)な攻撃であっても、人間としての、労働者人民としての誇り、その人間性、共同性、存在そのものを譲り渡さず、それらをかけて絶対反対で闘うこと、そこにおいて、自らと家族・すべての労働者人民の人間性、共同性、力、それに根ざした愛、絆、団結を信頼して、それに依拠し、それを拡大・発展させることによって、攻撃を打ち砕き勝利していく、すべてを奪い返していく闘いです。

「一郎丸写真」の三宅鑑定が星野殴打を否定

 再審において、「一郎丸写真」の三宅鑑定によって、現場直後の私が持っていた棒に巻かれた白い紙にある黒い溝が規則的なものであることが明らかにされ、殴打による損傷は否定されました。第2次再審請求棄却を決定した東京高裁の「損傷らしき」ものがあるということが、否定されています。
 最高裁決定によって、当日の私の服の色が薄青であることがはっきりした以上、演説などしていた当日の私の服がきつね色だという供述こそが誤りだったのであって、一方、そのことで私だとされた、Krのそもそもの原記憶である激しく殴っていたきつね色の人物は、当日薄青の私とはまったく別の人物だという結論以外にありません。
 そうであればこそ、11・14闘争直後の作為が加えられていない11人の第三者の目撃供述の開示によって、真実が、殴打現場にきつね色の人物が存在したことが明確となり、Kr供述の殴っていたきつね色の人物が私でなく、私が無実であることがより決定的に明らかにできるのです。
 さらには、全証拠開示によって真実を明らかにすることが不可欠になっています。全証拠開示100万人署名をかちとり、一日も早い再審・釈放をかちとりましょう。

勝利をかちとる闘いの ただ中で相まみえよう

 このように、日々、勝利に向かっている星野闘争が今、戦争と新自由主義と闘うすべての労働者人民の怒りと力を解き放ち、ともに勝利をかちとっていくものになっています。
 戦争―沖縄の戦争の島化に反対し闘ったことを理由に、権力が無実を百も承知で無期を強い、40年投獄していることに対して、自らと家族、すべての労働者人民を信じ、その愛、絆、団結を拡大発展させ、日々、勝利していく闘いは、全国での絵画展・集会、街宣、オルグ、署名などで感動的に闘われているように、今、怒り、決起するすべての労働者人民の怒りと闘いを解き放ち、勝利をかちとっていくものになっています。そしてそのように、星野闘争の勝利、飛躍を一体にかちとっていきましょう。
 星野闘争の大きな飛躍を闘い、100万人全証拠開示署名をかちとり、闘いのただ中で相まみえましょう。
(徳島刑務所在監)

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