斎藤委員長のまとめ 多数派への飛躍をかけて元気に、破天荒に、闘おう

週刊『前進』08頁(2697号04面02)(2015/09/14)


斎藤委員長のまとめ
 多数派への飛躍をかけて元気に、破天荒に、闘おう


 今大会は、全学連運動の大発展、全国大学反戦ストの実現への飛躍の土台をうち固めました。
 いま必要なことは、自分たちの闘いを総括することです。キャンパスでの闘いや国会闘争で、全学連運動と階級的労働運動が労働者民衆の「希望」「怒りの代弁者」として、真の主流派として登場しています。しかし私たちは多数派になるための組織をまだつくれていません。党派闘争はさらに激化しています。
 新自由主義の激しい攻撃の中で全党派・勢力がふるいにかけられ、特に大学の中からは「キャンパスでは闘えない」「学生運動には展望がない」と言って政治勢力が全部いなくなりました。私たちだけが、法大闘争9年半を貫徹して生き残った。苦闘の連続、悔しいことばかりでした。職場・キャンパスで「闘おう」と呼びかける勢力がほかにいなくなる中、僕らは闘う旗を守った。
 こうした中、闘う労働運動と学生運動に1千万の怒りが結集したら自分の地位がなくなると恐れた自称「左派」の連中が、SEALDsという運動を生み出さざるをえなくなった。キャンパスで私たちが逮捕や処分を恐れずに権力・資本と闘い、新自由主義大学の腐敗を社会的に暴いてきたからこそ、その矛盾から目をそむけた勢力がSEALDs運動をつくった。逆に言えば、それは全学連運動と法大闘争の不屈の前進から生み出された運動だ。
 私たちは、資本主義・新自由主義の団結破壊と闘い、団結を守り抜いたことで、新しい歴史の選択肢として登場し始めました。これからの私たちの飛躍に必要なことは、新自由主義とさらに徹底的に闘うことです。僕らは単に「数」を集めたいのではなく、革命的に数を集めたい。単に「権力」を取りたいのではなく、革命的に権力を取りたい。革命をやって社会を根本的に変えたい。ゼネスト情勢はすべてのキャンパスに渦巻いています。SEALDs運動はそれをあいまいにし否定するからこそ、あらゆる体制内勢力がSEALDsを持ち上げています。
 これとの対決の狙いは、私たちが貫いてきた団結を全社会に実際に示すことです。大学ストライキの課題の核心は、キャンパスの現実に怒りを燃やして決起するリーダー、労働者階級の立場に立ち、キャンパスのすべての怒りを体現して闘い抜く指導部を生み出すことです。SEALDs運動への批判を、自らの実践と行動で示すことです。全学連運動は確実に「情勢決定要因」として存在しています。
 動労千葉・動労水戸は、厳しい苦闘の中で団結を守り抜いたことで「希望の火」になりました。私たちがその歴史を自らのものとし、法大闘争を爆発させ、「学内では闘えない、闘わない」と言うSEALDs運動に対し、現実の行動をもって労働者階級の怒りが満ちあふれていることを証明したい。大学内で逮捕・処分覚悟の決起を生み出す。「今の社会には根本的に違う選択肢があるんだ」ということを僕らの姿で示していこう。
 この秋の最大の方針は、京都大と東北大での反戦ストライキ、法政大での文化連盟の拡大と学生自治会の再建へ突き進むことです。そのために、自分たちが労働者階級の怒りを体現し、国会闘争でどの勢力・党派よりも先頭で「誰が社会の主人公なのか」「ストライキで決着をつけよう」と訴えることが必要です。
 そして、階級の指導部として屹立(きつりつ)するためにマルクス主義を学ぼう。闘う中で困難に苦しみ悩むことは多々あります。それでもなぜ闘えるのか。マルクス主義が私たちの中にあるからです。どんなに厳しくても、労働者階級は必ず立ち上がることを知っているから闘える。マルクス主義を学び、不屈の団結を拡大しよう。
 私たちは未来への展望を持っています。もっともっと明るく登場しよう。「連帯を求めて孤立を恐れず」の偉大なスローガンを実践し、キャンパスで明るく元気に、破天荒に闘おう!
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