全国機関紙担当者会議の成功へ 機関紙活動の圧倒的な飛躍で1千万の労働者人民と結合を 前進経営局
週刊『前進』08頁(2697号03面02)(2015/09/14)
全国機関紙担当者会議の成功へ
機関紙活動の圧倒的な飛躍で1千万の労働者人民と結合を
前進経営局
(写真 街頭でも『前進』を広げて討論が進む)
機関紙活動の本格的な飛躍期が到来した。一切は実践にかかっている。すべてを奪い尽くしてきた国際金融資本、新自由主義からすべてを奪い返すために、ゼネストから革命へと総決起すべきときを迎えた。安倍の総裁再選は日帝危機・自民党危機の表明であり、体制内選択の余地などないことを示している。9月全国機関紙担当者会議で機関紙活動の飛躍をかちとり、闘う労働者1千万人と結合する本格的な地区党を建設し、11月集会1万人大結集をかちとろう。
『前進』が求められる情勢だ
障害者就労支援事業所「オープンスペース街(まち)」に対するデッチあげ逮捕・弾圧を完全黙秘・非転向の闘いと作業所の総反撃で粉砕した。全学連は大会の移動過程で公安刑事約40人の暴力的襲撃を大反撃で粉砕した。戦後史上最大の安保国会決戦は、日帝中枢・警視庁公安部の攻撃を党と労働組合の団結で粉砕した地平で闘われている。だからこそ、それが日本労働者階級人民の改憲・戦争をめぐって激しい怒りと命がけの決起となり、全学連が待望されている。闘いの路線と展望を求めて、日本共産党スターリン主義とシールズ幹部らとの激しい党派闘争が闘われている。日本共産党は国鉄分割・民営化に全面屈服し、職場から反撃することを一切放棄して解雇者を切り捨てた労働者の敵、裏切り者である。このような党を労働者階級が信頼するはずがない。国会前や街頭での『前進』販売は一けたも二けたも拡大した。「過激派」キャンペーンなど無力だ。街頭で職場で『前進』販売に決起しよう。
各地区で拡大が始まった!
広範な大衆が決起しているということは、積極的にとらえれば広範な大衆が『前進』を求めているということである。前進社に『前進』掲示板を見に来る人が後をたたない。自転車で来る人もいれば、新潟から訪ねてきた若い女性もいる。マスメディアや大衆集会からの排除は万能ではない。シールズが「ビラや署名お断り」と繰り返しているのは、彼らがいかに無力で革命派を恐れているかの証しである。機関紙拡大の絶好のチャンスが到来している。この情勢下でどう闘うか。労働者の自己解放的決起で資本と非和解で階級的団結のために闘う。中央委員会と細胞を革共同の原基形態として確立しよう。地区党と産別委員会を階級の指導部建設として一体的に建設し、動労総連合を建設する。1千万と結合する宣伝扇動戦の変革かけて闘う。全戦線の課題を担う地区党体制を確立する。
そのためには、機関紙で時代認識と路線の一致をかちとり、機関紙で勝負することだ。拡大のチャンスをとらえられるか否かは機関紙担当者と担当者会議にかかっている。全国の機関紙担当者会議の意義はかぎりなく大きい。
全国機関紙担当者会議は、3年前、反原発闘争の10万、20万の労働者階級の決起といかに結びついていくのかという課題に応えるために開催された。「全党が機関紙活動を正面課題として、今までのありかたを変革する闘いに突入した。全国の地方委員会・地区委員会で、新たな決意で機関紙担当者会議が闘い取られた。その中から機関紙拡大闘争を階級的使命とする大量の階級の指導部が生み出された」(『革共同の機関紙活動』第2集37~38㌻)
『前進』は革共同そのものである。機関紙と機関紙活動の変革は党の変革である。1千万人の獲得とは、それだけの規模の拠点建設とゼネストを実現できる階級の指導部の建設である。このことは大変な飛躍だが、だからこそ本当に根底的でひたむきな地区党の変革につぐ変革が求められる。
あらゆる機会とらえ拡大を
「日本共産党の妨害と交通事故にどうかかわるかで必死に闘い、職場闘争の呼びかけと組織化を意識的に闘い続け、現場労働者の共感を得て定期購読になった」「10部の拡大を目指して2部拡大した。労組の役員選挙を闘い、体制内指導部が民営化・非正規職化を推進する立場であることを暴き、拡大オルグした」あらゆる契機が拡大闘争につながる。国会前・反原発・街頭での販売と出会い、速報版の配布、弾圧攻防、職場闘争、日共や創価学会との党派闘争、友人・知人・親族へのもう一歩の踏み込みなどなど。これらは日常生活や活動のどこにでもあることがらである。それが拡大闘争に結びつくかどうかは、機関紙担当者を中心とした目的意識的活動と組織討議である。
「先進的地区に学んで、国会で3部販売。地元の全野党共闘集会で学生に1部販売した」という報告がある。国会闘争や大衆集会で署名・チケット・『前進』を手に、集団で群がるように組織戦に決起する地区がある。国鉄10万筆署名運動が育てた力である。体制内幹部はこの排除に必死だが、それは不可能だ。大衆が求めているからだ。この経験を職場実践に生かそう。
「7月の地区委員会で機関紙拡大で勝負をと討議して7月末に1部拡大した」「地区委員会での討議が拡大の力を生み出す。拡大名簿を組織討議の中でつくり出し、地区全体の取り組みにすることが鍵である」
フラクション建設は、新たに獲得した読者を維持することを超えて、党と労働組合の一体的建設を推し進め、細胞建設・全党決起を実現する鍵だ。フラクション・学習会を全党員が自らつくり、必死に組織し、3回成功させる。フラクション・学習会とは自ら必死で学習することであり、時代と向き合い、労働者のもつ無限の力への確信に燃えたつことだ。フラクション建設と細胞建設は本質的に一体であり、フラクション建設の成功は細胞建設に結びつく。
第2期印刷工場の建設へ
前進社は1994年に江戸川区に移転し、ここを拠点に革命に勝利することを誓った。それから20年、党の革命に勝利し、国会・国鉄決戦で2010年代中期の階級決戦をたぐり寄せるところにきた。職場・キャンパスで一歩も引かずに闘う勢力はわれわれ以外、皆無になった。激闘につぐ激闘で、一人また一人と、人生をかけ未来をかけた青年が結集しつつある。革命勝利のためには「決意ある少数派」にとどまっていることはできない。1千万人と結合する宣伝・扇動の大飛躍・大変革が求められる。今秋印刷工場の第2期建設に着手する。マスメディアからの排除をものともしない宣伝力が求められる。党の工場は70年安保・沖縄闘争の爆発的高揚に対する国家権力・カクマルの二重の反革命に抗して建設されたが、今直面しているのは1千万人と結合するための、飛躍と発展のための工場建設である。第1次世界大戦をロシア革命の勝利に転化したボルシェビキの闘いの前進が、合法日刊紙『プラウダ』の発行と一体であったような飛躍を必ず実現しよう。
ふくしま共同診療所が募金に支えられていることに学びながら、大胆に工場建設基金を訴え勝利しよう。第2期工場建設はまさに時代の要請だ。
「機関紙闘争も財政闘争も全党と労働者階級人民の自己解放的決起によって担われる。財政闘争ほど価値創造的な闘いはない。細胞的団結ぬきにはかちとれず、またこれほど細胞的団結をうちかためる闘いはない」(本紙夏季特別号)