全学連先頭に霞が関デモ

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週刊『前進』06頁(2696号01面02)(2015/09/07)


全学連先頭に霞が関デモ

(写真 全学連の学生を先頭に小雨の降りしきる中を元気にデモ。午後からの国会闘争に参加するため上京した多くの人びとが飛び入りで加わった【8月30日 東京・千代田区】)

 8月30日、戦争法案への怒りが空前の規模で爆発し、12万人の国会包囲闘争をはじめ全国300カ所以上で一斉に100万人規模の集会・デモが闘われた。
 全学連と労組交流センターが呼びかけた午前中の霞が関デモには、全国各地から駆けつけた人びとが続々と飛び入り参加し、正午すぎからの衆議院第2議員会館前の集会にも多くの労働者・労働組合が合流した(記事4面)。「ゼネストやって安倍を倒そう!」の訴えに熱い共感が寄せられ、その場で新たな交流がどんどん拡大した。9・13国会闘争のビラが1万2千枚、11・1全国労働者総決起集会のビラが8千枚配布され、改憲阻止1000万人署名は527筆集まった。また全学連の学生の熱烈なアピールに応え、多くの参加者が次々と激励やカンパを寄せた。
 この日、国会を包囲した「戦争絶対反対!」の怒りは、政府・与党はもとより、野党を含めたあらゆる政治勢力の思惑を完全に超え、警察権力の妨害・弾圧態勢を力ずくで突破する巨大な大衆的実力闘争となって爆発した。午後2時からの本集会(主催/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)が始まる前から、国会周辺の歩道は超満員となった。地下鉄の出入り口を不当に封鎖したり、車道にあふれだす人びとを鉄柵を使って暴力的に歩道へ押し戻そうとする警察に対し、「車道をあけろ!」「警察は帰れ!」と激しい弾劾がたたきつけられ、やがて規制は完全に無力化した。こうして午後1時半の時点で国会正門前の阻止線が崩壊、人民の実力闘争によって広大な「解放区」がかちとられた。焦りに駆られた警察は参加者2人を「暴行」容疑で不当逮捕し、人民の怒りの炎にますます油を注いだ。
 「戦争法案絶対反対!」「安倍は辞めろ!」のコールが地鳴りのように響きわたる。この怒りの渦の中、警察権力に守られてかろうじて「維持」されているのが安倍政権であり、ブルジョア議員どものおしゃべり小屋と化した国会だ。だが8・30国会前と全国で爆発した巨万の怒りは、すでに日本におけるゼネスト情勢の始まりを示している。このうねりを体制の枠内に押さえ込み、「自衛戦争賛成」の愛国運動へとねじ曲げようとする日本共産党やシールズ指導部のもくろみも、今や根底から打ち破られつつある。
 9・13国会包囲大闘争のさらなる爆発でゼネストの突破口を開こう!
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