自治労金沢大会 ビラ・署名に討論の輪 スト訴え現場の怒りと結合
週刊『前進』06頁(2695号02面02)(2015/08/31)
自治労金沢大会
ビラ・署名に討論の輪
スト訴え現場の怒りと結合
(写真 自治労大会会場前情宣で、のべ2万人の大会参加者の怒りと結びついた【8月24日 金沢市】)
8月24~26日、自治労金沢大会闘争は、戦争・民営化の安倍打倒の全国ストライキを訴え、画期的大勝利をかちとりました。のべ2万人の参加者と結びつき、現場の怒りを解き放って大会全体を揺るがし、絶対反対と階級的団結で闘う階級的労働運動の新たな陣形をつくり出す第一歩をしるすことに成功しました。
全国労組交流センター自治体労働者部会と地元、北陸・金沢の仲間、総勢40人の大部隊は、前段、23日の全国現業総会と24日からの本大会会場前に連日、登場しました。参加してくる全国の代議員・傍聴組合員に、「戦争・民営化・非正規化を実力阻止! 国会包囲し全国ストで安倍倒そう」と訴える自治体部会のビラと横断幕、アジテーション、さらに8・29いわき闘争を呼びかける動労水戸支援共闘のビラなど5千枚と『前進』550部を販売・配布し、短時間で戦争・改憲阻止1000万署名を310筆、星野署名64筆を集めることができました。
闘いの機運生む
大会の初日と2日目の会場前宣伝戦では、全国の単組・職場で闘う仲間たちが、次々とマイクを取って熱烈にアピールしました。会場内外で食い入るように読まれるビラと署名をきっかけに、そこかしこで討論の輪ができ、自ら組合を結成して闘う非正規職労働者のグループと意気投合するなど、大きな成果を得ました。会場前で「戦争反対と職場での闘いは一体だ」「改憲・民営化と真正面で闘いぬいてきた国鉄闘争を軸に、新自由主義と闘う階級的労働組合をつくり出し、ゼネストで安倍を倒しましょう」と呼びかけ、「現業・保育先頭に民営化・首切り、非正規職化に絶対反対で闘おう」「職場の労働者の分断をのりこえ総力で非正規職撤廃を」「被曝労働拒否で闘い原発再稼働をとめよう」と訴える動労千葉派のアピールは、参加者の共感と闘いの機運をつくり出しました。大会全体を揺るがし、議場内でも現場の苦闘と怒りに満ちた発言を引き出しました。
大会では経過報告をめぐり、新潟の水原郷病院の民営化・労組破壊=役員狙い撃ちの解雇攻撃に対する闘い、国保連合会の臨時パートユニオンに対する雇い止め・労組破壊との闘い、林業公社解散・解雇攻撃などとの攻防が次々と報告されました。全国で安倍・新自由主義の民営化・首切り、労組破壊攻撃との全面的な激突が始まり、自治労本部・体制内労組幹部の民営化・非正規職化協力方針の犯罪性を暴き吹き飛ばす怒りが現場から噴出しています。「階級協調」「労使協調」路線など通用しないのです。
東京清掃労組幹部は、大会の中で得々と「新たな技能職の確立」のための「働こう」運動を語り、「行政と住民の共同で」「区議会議員を招いてアクションプランを作成する集会」を成果として報告しました。体制内労組幹部の腐敗と裏切りは明らかであり、これでは戦争と民営化の新自由主義に立ち向かえるわけがありません。
正規・非正規の分断をのりこえて労働組合の階級的団結を打ち固め、絶対反対で闘うことこそが勝利の展望を開き、安倍を倒すのです。
本大会の過程で、動労千葉派の闘う労組役員・活動家の交流会が熱くもたれました。
国鉄闘争100万支援陣形の階級的再構築をかちとり、体制内労組幹部を打倒して「自治労本部権力を取る」闘いが始まっています。動労総連合建設と一体で全国に階級的労組拠点をつくり出し、11月労働者集会へ攻め上ろう。
(K)