全学連大会に大結集し戦争法粉砕・安倍打倒決戦に立とう 闘いの爆発に敵対する日本共産党 革共同中央学生組織委員会

週刊『前進』06頁(2694号05面01)(2015/08/24)


全学連大会に大結集し戦争法粉砕・安倍打倒決戦に立とう
 闘いの爆発に敵対する日本共産党
 革共同中央学生組織委員会


 巨大な階級決戦の時がやってきた。安保関連法の9月参院強行採決へ突き進む安倍政権を打倒する数十万人、数百万人の国会大デモと反戦ゼネストは絶対に可能だ。8・20国会闘争の高揚から9月全学連大会に大結集し、安保国会粉砕の9月大決戦へ攻め上ろう!

「70年談話」の破産にあえぐ安倍追撃せよ

 安倍「70年談話」は惨めに大破産した。当初意図した「戦後レジームからの脱却」の内容は盛り込めず、日露戦争賛美と「積極的平和主義」を書き加えるのが精いっぱいだった。安倍の息の根を止める時が来た。
 帝国主義戦争はすべて市場・資源強奪の侵略であり、「1%の支配」を維持する戦争であるという本質を、レーニン『帝国主義論』の立場ではっきりさせよう。
 「帝国主義は......世界市場(商品・資本市場)での独占的地位や資源の独占的確保を求めて互いに激しくぶつかり合い、それは帝国主義国家間の植民地・勢力圏をめぐる激烈な争闘戦として展開されます。そして米・英・日・仏・独などの極少数の強国が他の世界全体を分割支配する状態をつくりだし、ついには世界の再分割をめぐって真っ向から激突する帝国主義世界戦争を不可避とするのです。資本主義は19世紀末から20世紀の初めにかけて、こうした帝国主義段階に入りました。第一次大戦と第二次大戦という20世紀に起きた二つの世界戦争は、帝国主義による世界の再分割戦が頂点に達し、全世界を巻き込む巨大な戦争となって爆発した結果でした」(『革共同綱領草案』解説)。そしてこれからの戦争も、「労働者人民を日々搾取し収奪して肥え太ってきた帝国主義ブルジョアジーが、世界の資源と市場を砲火と銃剣によって強奪し他民族を暴力的に征服して従属させ、植民地主義的支配を強化し拡大するためにのみ行う戦争です。そして何よりも、この他民族虐殺の戦争に労働者人民を駆り立てることによって労働者の団結を決定的に破壊し、資本家階級の支配をどこまでも維持しつづけるための戦争です」(同)。
 戦争法案への怒りを全学連大会と9月国会決戦へのバネとしよう。

全国大学の反戦ストで戦争法阻止を

 全学連大会でかちとるべき課題は一つに、反戦ストライキを実現する学生自治会の復権だ。「ゼネストで安倍倒せ!」の方針が党派闘争の大焦点となっている(後述)。戦争を止める力は労働者・学生のスト決起と国際連帯にある。「おしゃべり小屋」の議会には何の力もない。
 労働者・学生がストという非和解の実力行動に立ち上がるのは、「形式民主主義=議会制民主主義」では自らの怒りが体現されない(何も変わらない)からだ。これが法大闘争9年半の教訓だ。
 とりわけ大学ストは、その実力的貫徹の激しさで「学内的収拾」を不可能化させ、問題を全国化・政治化させる。それは「労働運動との連帯」「国際連帯」という全社会的規模の闘いへ壮大に発展する。同時に戦争攻撃の中で学生を「授業・就活・奨学金」の鎖に縛りつける新自由主義大学を根本的に問い返す。
 日本学生運動の戦闘性は、ストを全国規模で繰り返し打ち抜いてきたことにある。1948年9月の全学連結成は、同年6月の全国114校20万人の実力ゼネストを出発点とする(日本学生運動史上初の全国スト)。結成大会は「われわれはファシズムと戦争に反対する」と宣言した。
 大学反戦スト方針は戦術ではなく、路線・思想であり団結への欲求だ。全学連の学生自治会建設方針の核心は、一方で法大闘争のように闘う団結の形成であり、他方でストを打ち抜ける指導部の形成だ。大学ストには圧倒的な未来が体現される。1959年6月の全学連第14回大会で「唐牛健太郎委員長(北海道大)―清水丈夫書記長(東京大)」体制が確立された際、唐牛新委員長は記者会見で「天真爛漫(てんしんらんまん)にデモとストライキを行います!」と宣言し記者団を驚かせた。全学連はその言葉どおり、同年11月の国会突入実力闘争から60年安保闘争の爆発へ突き進んだ。底抜けに明るく団結し、破天荒に闘うこと、これが全学連運動の最大の任務である。

警察と一体化する共産党とSEALDs

 全学連大会でかちとるべき課題はいま一つに、日本共産党スターリン主義とSEALDs指導部を打倒し、全国学生運動の政治的・運動的統一を実現することだ。
 日共とSEALDsのスターリン主義イデオロギーの狙いは、戦争法粉砕の国会前のうねりを革命に向かわせずにたたきつぶすことにある。
 その反動性は第一に、昨年1月の日本共産党第26回大会で鮮明に語られている。「一致する要求・課題で共同する『一点共闘』がさまざまな分野で広がり、......日本共産党が重要な役割を果たすという、画期的動きが生まれている」「日本共産党は、単独政権でなく、民主連合政府という連合政権をめざしている。......私たちの連合の対象となる相手が、従来の保守の流れも含む修正資本主義の潮流であることも、大いにありうる」(大会決議)。つまり、体制変革を求める運動を「一点共闘」の名で圧殺し、民主や維新、改憲派とも野合して「政権入り」を目指す。自衛隊も活用するし、革命派を国家暴力で圧殺する。これが「資本主義の最後の救済者」としてのスターリン主義の本性だ。
 よって第二に、「ゼネストと自国政府打倒」で国家の戦争政策と闘うこと、国際連帯で戦争を止めることを否定する。とりわけ職場・キャンパスからのストを拒絶する。総じて、団結と革命に真っ向から敵対する。
 この間、われわれのスト決起の訴えに応えツイッター上で「労働者が職場の仲間と、学生が学友たちとともに、自分たちの持ち場で力を合わせてこの法案には反対だと意思表示するのも大切ではないですか?」と意見が出たが、SEALDsの取り巻きは「仮に不当に侵略された陣地でもそこにトーチカが築かれて重機関銃を配置されてたら銃剣突撃するのは愚行だ」と激しく反発した。
 職場・キャンパスを資本に明け渡した上で、警察権力に許容された国会前「官許デモ」を行うことが一切なのだ。ここでは「いかに戦争を止め社会を変革するか」が抜け落ち、労働者人民の主体性は否定されている。
 第三に、全学連運動の発展に恐怖している。民青系「全学連」は8月13日、公式ブログを1年ぶりに更新し、『「全学連」を勝手に名乗る過激派にご注意ください』なる駄文を掲載した。全学連の学生自治会復権の闘いを悪罵し、「大学からの公認を受けていない」からダメだと合法主義を丸出しにした上で、9月全学連大会に参加しないように呼びかけている。同時に今年2月の「第66回全国大会の報告」も半年遅れで出したが、議案も新執行部も公表できない惨状だ。彼らは安保国会決戦から逃亡し、自らの闘いをまったく語れない。国会前での労働者人民の全学連への圧倒的な賛意に狼狽(ろうばい)している。青年・学生をめぐる党派闘争はいよいよ正念場だ。
 総じて、8〜9月国会闘争で、怒れる労働者・学生は警察権力―共産党の「規制線」を越えて必ず決起する。全学連の巨大なデモ隊が全人民を獲得する時だ。
 9月国会闘争の主役は労働組合と学生自治会だ。主要学生自治会拠点からの全学連大会結集をかちとろう。とりわけ、党派闘争のるつぼである首都圏が最大焦点だ。法大と東大からの大結集を実現し、「300万学生の獲得」に挑戦しよう。8・20闘争を引き継ぎ、8・30国会10万人行動へ大合流しよう。9月決戦で安倍は打倒できる。機関紙を軸にした党建設を推し進め、全学連大会と9月国会決戦を歴史的大闘争に押し上げよう!

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第76回全学連定期全国大会
 9月2日(水)、3日(木)
 両日とも午前9時30分開会
 浜町区民館(東京都中央区日本橋浜町3-37-1)
 都営地下鉄新宿線 浜町駅下車
 3日、議事終了後に霞が関に移動し
 午後4時より国会デモ

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