団結ひろば 投稿コーナー
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「黙っておれない」と国会へ-職場に共感
福岡 糸野 博
安保関連法案が採決されると聞き、私は焦った。日本の戦後のあり方が戦争に向かって大きく舵(かじ)を切ろうとしている。黙っておれない! 行動せずにおれない! 職場ビラを作成した。表は「7月15日強行採決をゆるすな!」、裏面は「解雇撤回署名が10万筆集まり国鉄集会が大成功」したことを書いた。早速配る。「久しぶりですね」「ありがとうございます」などの声が上がる。
14日、福岡を3人で出発。東京で労組交流センター自治体労働者部会代表の佐藤賢一さんと合流し、国会前の状況など安倍に怒りが沸騰していることの説明を受ける。
15日当日、国会前に9時ごろ集合。すでにかなりの人が集まっており、警察機動隊どもがピリピリしている。労働者と学生が「強行採決許すな!」「安倍倒せ!」とアジテーションし、盛り上がっている。
日比谷公園での集会後、デモに出発! 自公が強行採決を行ったとの報が入り、怒りが倍加する。再び三たび、一握りの資本家のために他国の労働者と殺し殺される戦争に駆り出されることなど許さない! 戦争を止める道は戦争をさせようとする自国政府を倒し、全世界のプロレタリアートが団結することだ。
学生が授業をボイコットして国会前に駆けつけた。さらに旭硝子の不当解雇と闘っている韓国の労働者との連帯の輪が広がった。
翌日、出勤すると女性が話しかけてきた。「昨日は、国会前に行ってたのですか?」(ええ)、「そうだろうと思った。休んでたから」。また別の人から「行ってたんでしょう。何とか(安保法案を)止めなくては」など、私がビラを配り、強行採決の日に休んでいたことが注目されているとあらためて思いました。
60年、70年安保をこえる闘いが始まった。学生が、非正規の若者が、政治を変えよう、社会を変えようと立ち上がる時代が来た。
職場の人減らし、「多忙化」、果ては組織統合、民間委託、これらの攻撃は安保関連法案の攻撃と一体だ。労働者が天下を取るその日までともに頑張りましょう!
『前進』300部売り国会闘争で団結拡大
東京東部 岩崎泰明
戦争法案の衆院強行採決を迎え撃って7月14日から16日までの3日間、『前進』と1千万署名、カンパを訴えて国会前に立ちました。
14日は戦争反対総がかり行動が行われた日比谷野音の前に立ちました。会場へは労組も入りきれず、一挙に2万人に膨れ上がりました。20人近くの販売隊の力で『前進』は50部近く売れました。ある予備校生は「公安をやっつけた京大のような大学に入りたい」と話し、エールを交換しました。
15日は労組交流センターの仲間が年休をとって衆院議員会館前で採決阻止行動に立ちました。特別委での強行採決や不当逮捕への怒り、途切れることなく深夜まで続く10万人決起。こうした怒りの中で、昼夜で200部の『前進』が売れました。
16日は衆院本会議採決阻止で議員会館前に立ちました。関西や中四国など遠方から新幹線や夜行バスで駆けつけた労働者・学生が多くいました。『前進』も50部売れました。授業を蹴って駆けつけた何人もの学生が『前進』を手にシュプレヒコールに加わりました。
『前進』で団結し、安倍打倒・資本主義打倒のゼネストに突き進もう。
韓国の来日労働者と旭硝子工場に朝ビラ
神奈川 野田利一
旭硝子の韓国法人、旭硝子ファインテクノコリアで働く非正規職労働者が、あまりの雇用不安と低賃金・強労働に対して5月に労働組合を結成すると、1カ月後には組合員も含めて170人を集団解雇しました。とんでもない攻撃です。
私たちは7月17日、来日した韓国の仲間3人とともに横浜市鶴見区の鶴見線弁天橋駅近くの旭硝子京浜工場で、抗議のビラまき情宣活動を行いました。
午前7時10分、「旭硝子は韓国労働者、集団解雇 撤回しろ」と書いた大横断幕を工場門前で広げ、出勤してくる労働者にビラを配布し、「旭硝子資本と闘おう」と訴えました。
この日の行動には、動労千葉を始め地元神奈川から湘北合同労組、合同労組かながわ、神奈川労組交流センターの仲間が結集しました。「解雇は殺人」「旭硝子は解雇を撤回しろ」「絶対反対で闘おう」とマイクを使い、訴えました。
職場ではやはり外注化が進んでいるのか、別会社と思われる作業着で工場内に入っていきます。国籍は違っても同じ労働者として解雇は許せないという私たちの訴えに反応は良く、700枚のビラを配布しました。
解雇撤回まで闘う韓国労働者と連帯して今後とも継続して闘うことを誓いました。
自国政府打倒に向け労働者は団結しよう
介護労働者 R
「自国政府の敗北」(『前進』2690号2面)についてみんなで討論しました。僕は前から安倍首相は中国と戦争をすることを前提に全部の話をしているように感じていました。石油や資源を奪うことで、よその国から憎まれる原因をつくっていると思います。彼らは自分の国の事しか考えていないように思います。こういう政府は労働者が団結して打倒するしかないと思います。
今、国会前で「自由と民主主義に基づく政治」を求めるグループのことが報道されています。「変えていこう」とするところが似ていますが、最後の目的が違うように思います。私たち労働組合勢力は、資本主義政府の打倒が目的ですが、彼らは「要求を聞いてもらうこと」が目的になっているように思います。私たち労働者と動労総連合と団結して、労働者全体のために闘いましょう。