8月婦民全国協総会へ 安倍打倒の国会決戦を闘い1千万人の怒りと結合する 革共同女性解放組織委員会
8月婦民全国協総会へ
安倍打倒の国会決戦を闘い1千万人の怒りと結合する
革共同女性解放組織委員会
「戦争に突き進む安倍を倒せ!」と10万人を超える人びとが国会に駆けつけ、全国で青年労働者、学生、高齢者、女性たちが人生をかけた決起を続々と開始しています。戦後革命期以来の歴史に決着をつける時が来ました! 被爆70年目の8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ闘争、8・15「戦後70年談話」粉砕集会から9月大決戦へ、安倍打倒の闘いが地響きを立てて爆発していく。その激動の真っただ中で、8月22〜23日、婦人民主クラブ全国協議会第32回全国総会が大阪で開催されます。この総会は、2010年代中期階級決戦の帰趨(きすう)を決するものとして闘いとられようとしています。全国各地区から、同志の総結集を呼びかけます。
「戦争を革命へ」の先頭に
今年の婦民全国協総会の意義は第一に、「戦争を革命へ」の歴史の大転換点で、その闘いの先頭に婦民全国協が立つことを宣言するものです。
安倍が「戦争法案ではない。国民の平和と安全を守る」と言えば言うほど労働者階級人民の怒りは高まっています。3・11福島原発事故、沖縄の怒り、今日の新自由主義・アベノミクスの政治を通じて「国は労働者階級人民を守らない」と強く実感しているのです。
今や、生活苦は極限になろうとしています。厚労省調査でさえ、今の生活について「大変苦しい」が29・7%、「苦しい」が32・7%、合わせると62・4%もの人が苦しいと感じています。女性労働者の5割超が非正規、その6割が年収200万円以下でその半分が100万円以下です。「子どもの貧困は6人に1人」。すでに1929年大恐慌に匹敵する事態が生じています。
労働現場では外注化・民営化・非正規職化が拡大し、一生派遣、一生非正規職という労働者が激増し、日々誇りも労働も奪われています。1%が99%を支配する社会を根底からひっくり返そうという深い怒りが広がっています。
こうした戦争への怒り、解雇・非正規職化・生活苦への怒り、核への怒りを一つに組織しなければなりません。そして、それは可能です!
婦民全国協は、情勢を「自分たちの闘いを主語にした時代認識」に基づいてとらえることを、この数年の闘いの中でつかんできました。
安倍を追い詰めているのは、資本主義・帝国主義そのものの終わり、新自由主義の破綻からくる「恐慌の中の恐慌」―世界戦争の危機です。全世界の労働者階級人民の総反乱が、これを促進しています。資本主義に未来はない。1917年ロシア革命がスターリン主義に歪曲されて以来の帝国主義とスターリン主義による世界支配に決着をつけ、今度こそ世界戦争をプロレタリア世界革命へ転化するチャンスが来ています。その闘いを切り開く総会としてかちとりましょう。
職場闘争にこだわり闘う
総会の意義は第二に、戦争を革命に転化するために、大党派闘争に勝ちぬき組織建設をしていこうということです。何より国鉄決戦―「動労総連合を全国に」の闘い、拠点建設、職場闘争に立っていこう。
プロレタリア革命を具体的にたぐり寄せる胸躍る時代の今こそ、大党派闘争の時です。最大の党派闘争の相手は日帝ブルジョアジーです。安倍は労働者階級の反乱を恐れて戦争・改憲攻撃をかけてきていますが、労働組合の闘いをつぶせないまま戦争に突進せざるを得ず、あらかじめ敗北していると言えます。安倍の先兵である桜井よしこは改憲と徴兵制に賛成するUAゼンセンを持ち上げ、「日教組・自治労をたたき出せ。連合を分裂させよ」とわめいています。財界の雑誌『選択』は、「JR東日本の鬼っ子・癌(がん)―千葉動労をつぶせ」と言っています。それは絶望的な叫びにすぎません。
6月30日の最高裁による動労千葉鉄建公団訴訟上告棄却は断じて許せない反動決定ですが、確定判決の内容は「不当労働行為」を否定できない日帝権力の追い詰められた姿をあらわにしました。国鉄分割・民営化攻撃以来の国鉄決戦、今日の「動労総連合を全国に」の方針と拠点建設がついに階級闘争の勝敗の決定的鍵を握ったことを示しています。
動労千葉の民営化・外注化絶対反対、非正規職撤廃の闘い、動労水戸の被曝労働拒否の闘い、橋下打倒の闘いは、正規・非正規の分断を打ち破る団結を生み出し、原発労働者の決起をつくり出しています。何よりも労働者階級人民の中に、「絶対反対で団結して闘えば勝てる」ことを指し示しています。さらに、韓国・民主労総を始め、米ILWU(国際港湾倉庫労働組合)やドイツなど国際連帯闘争の前進をつくり出しています。
崩壊する日帝の延命を支えているのが日本共産党スターリン主義や体制内勢力です。日本共産党委員長の志位は、「共産党が政権を取っても自衛隊は維持する」「主権侵害など、必要に迫られた場合には可能なあらゆる手段を用いる。自衛隊を国民の安全のために活用する」と宣言しました。「すべての侵略戦争は『自衛』の名で行われる」と見抜いて立ち上がった人びとへの敵対であり、帝国主義戦争に協力するという宣言です。
国鉄分割・民営化以来の非正規職化の現実や、妊娠異常や早産率の激増という男女雇用機会均等法30年の現実を生み出したのは、日本共産党や体制内勢力の帝国主義への屈服、協力です! こうした反動・反革命との闘いが決定的です。
動労千葉とともに国鉄分割・民営化と闘ってきた婦民全国協は、戦後革命期に誕生した婦人民主クラブの歴史を総括し、日本共産党スターリン主義、女権主義、血債主義派との激烈な党派闘争を経て今日を迎えています。新自由主義と対決する女性解放闘争として1千万人の怒りと結びつき、革命への道を開こうとしています。
徹底的に職場闘争にこだわろう。闘う労働組合をつくろう。女性解放は労働者階級の解放の中にある。社会をつくっているのは労働者であり、変革の主人公は労働者だということを明らかにして進もうということです。
全国に婦民全国協建設を
総会の意義は第三に、革命勝利に向けてのソビエト建設へ、地区党を軸に1千万人の怒りと結合していくため婦民全国協を全国に建設しようということです。
レーニンは1917年4月テーゼで「全権力をソビエトへ!」と提起しました。来るべき社会を運営するのは出来合いの国家権力機構ではなく、労働者階級の闘いを軸にした労働者・兵士代表ソビエト(評議会)だと明らかにしました。拠点労組を軸にソビエトを建設することは、革命の達成と発展にとって不可欠です。
韓国・民主労総のゼネストに対して、学生や露天商、セウォル号遺家族、女性団体などが連帯を表明し、ともに血を流して闘っているように階級的労働運動―労働組合を軸に1千万人の怒りをつなぎ、社会の根底からの変革をかちとっていくことが求められています。
地区党が全力を挙げて部落解放闘争、障害者解放闘争、入管闘争、反軍闘争、そして女性解放闘争など全戦線領域にわたる課題を地区細胞の正面に据えていくことが必要です。
昨年は福島支部が建設されました。この半年間に全国に支部を建設していく闘いが猛然と闘われ、福岡・京滋の2支部の結成、さらに沖縄、北海道、大阪北摂で結成が準備されています。それは、新自由主義と真正面から対決する新たな女性解放闘争の前進です。
そこには、理屈で分かっても実際にはなかなか進まない現実をのりこえていこうとする地区党の決断と格闘がありました。女性の抱えるさまざまな困苦と具体的に向き合い、ともに格闘することが、資本主義社会のもとで幾重にも分断されている現状を打ち破り、団結を形成していくのです。
こうした格闘・苦闘を全国の地区党が学び、共有することを通して、一気にソビエト建設に進むでしょう。
8月総会の大成功をもって、2010年代中期階級決戦、プロレタリア革命を準備しましょう。
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婦人民主クラブ全国協議会第32回全国総会
8月22日(土)午後1時〜8月23日(日)正午
大阪コロナホテル(大阪市東淀川区1丁目3―21 新大阪駅下車すぐ)