2015年日誌 7月21日~27日 クリミアに核爆撃機配備案/参院で安保法案の審議始まる
2015年日誌 7月21日~27日
クリミアに核爆撃機配備案/参院で安保法案の審議始まる
●クリミアに核爆撃機配備案 ロシアの軍当局者は、ロシアが昨年併合したウクライナ南部のクリミア半島に、近い将来、核兵器の搭載が可能な中距離爆撃機Tu22M3を配備する方針を明らかにした。米国が東欧に配備を進めるミサイル防衛(MD)システムへの対抗措置だという。(22日)
●イージス生産、初参加 政府は国家安全保障会議(NSC)で、イージス艦用表示装置の共同生産に向け、米国にソフトウェアと部品を輸出することを決めた。ソフトは三菱重工業、部品は富士通が生産する。ミサイルなど多数の目標を同時に迎撃できるイージス・システムの生産に日本企業が参加するのは初めて。(23日)
●トルコ、米に基地使用許可 「イスラム国(IS)」への空爆作戦を巡り米メディアなどは、オバマ米大統領とトルコのエルドアン大統領が、米軍主導の有志連合がトルコ南部インジルリク空軍基地を使用することで最終合意したと伝えた。(23日)
●規制庁が見解、被曝250㍉シーベルト超許容も 国の放射線審議会は会合を開き、原発事故時に収束作業に当たる労働者らの被曝限度を現行の100㍉シーベルトから250㍉シーベルトに引き上げる法令改定案を議論した。会合で原子力規制庁は、事故の規模によっては250㍉シーベルトを超えることが許容されるケースもあるとの見解を示した。(23日)
●道徳教科書、検定基準案を了承 2018年度以降、小中学校の道徳が正式な教科に格上げされるのに向け、文部科学相の諮問機関「教科用図書検定調査審議会」は文科省が作成した教科書検定の基準案を了承した。これまでの道徳は「教科外の活動」という位置づけで、国の検定を経た教科書はなかった。格上げで検定が必要になり、3月に改訂された新学習指導要領に沿う形で文科省が検討していた。(23日)
●都教委、育鵬社の教科書採択 東京都教育委員会は定例会で、都立中高一貫校10校と都立特別支援学校22校で来春から使う中学生の歴史と公民の教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を採択した。(23日)
●安保特別委、参院で設置 参議院は本会議で、安全保障関連法案を審議する特別委員会の設置について、与党と民主党、維新の党などの賛成多数で可決した。委員数は45人で、11会派すべてが参加する。(24日)
●役員報酬1億円以上411人 国内の上場企業の2015年3月期決算で、1億円以上の報酬を受け取った役員は211社の計411人となり、前年より20社、計50人増えた。(26日)
●参院で安保法案審議始まる 新たな安全保障関連法案の参院での審議が始まった。(27日)
●中国株また急落、8・48%下げ 中国の株式市場が再び急落した。代表的な指数である上海総合株価指数は前週末の終値から8・48%低い3725・56㌽で取り引きを終え、2007年2月以来、8年5カ月ぶりの下落率となった。(27日)