岸・水谷・岩本の反革命粉砕し国際連帯とゼネストで革命を 1千万人と結び労働者党建設へ

週刊『前進』10頁(2692号03面03)(2015/08/03)


岸・水谷・岩本の反革命粉砕し国際連帯とゼネストで革命を
 1千万人と結び労働者党建設へ


 党の革命で打倒された岸・水谷・岩本らが、革命運動の破壊のみを目的とする『革共同政治局の敗北』なる反革命スパイ本を出版した。彼らは、かつて革共同中央にいて知った情報をうそと歪曲を織り交ぜて書き連ね、革共同の非合法・非公然体制の解体を要求するまで腐敗を極めた。岸・水谷・岩本らは革命運動から逃亡しただけでなく、革命運動の破壊を狙う反革命に転落したのだ。
 だが、彼らは完全に破産した。動労総連合を先頭とする階級的労働運動が1千万人の決起と結びつき、革命に勝利する時代を切り開いている。反革命本の狙いは現実の階級闘争の大爆発をもって粉砕されたのだ。
 敗北したのは革共同政治局ではなく、岸・水谷・岩本ら反革命分子だ。反革命本を徹底断罪し、革共同の時代認識と路線の勝利性を徹底的にはっきりさせよう。

反革命的転落示す時代認識と路線の欠如

 反革命本は第一に、時代認識と路線がまったくなく、岸・水谷・岩本らの反革命への転落と破産を示している。
 彼らは反革命に転落したがゆえに今の時代をつかむことがまったくできない。反革命本には世界大恐慌論がない。過剰資本・過剰生産力という規定や帝国主義間争闘戦論もない。基軸帝国主義=米帝の没落と戦後世界体制の最後的崩壊という認識もない。世界大恐慌が大失業と戦争を生み出し、ウクライナ、中東、東アジアの3正面で核戦争・世界戦争の危機を引き起こしているという認識もない。世界が革命情勢だという認識もまったくない。
 特に反革命本には新自由主義論が皆無だ。だから、新自由主義と対決して勝利してきた動労千葉労働運動の勝利性も理解できない。新自由主義とは最末期帝国主義の絶望的延命形態だ。新自由主義は全世界で膨大な労働者階級を生み出した。韓国や中東を始め全世界で労働組合が組織され、ゼネストからプロレタリア世界革命の現実性を切り開いている。
 反革命本は第二に、動労千葉労働運動への敵対を恥ずかしげもなくさらけ出し、自ら破産した姿を示している。
 岸・水谷・岩本らは階級的労働運動路線や動労千葉労働運動に反対を表明しているが、反革命本では動労千葉労働運動の核心である反合理化・運転保安闘争路線に一言も触れられない。
 総評労働運動が口では合理化反対を言いながらわずかな賃上げと引き換えに合理化を認めていったことに対して、動労千葉は運転保安(安全問題)を切り口に、反合理化闘争を船橋事故闘争の中でつくり出し、組合員の団結と誇りを生み出す画期的な路線を確立していった。
 また、反革命本は動労千葉の国鉄1047名解雇撤回闘争の偉大な地平をまったく理解していない。1047名闘争は連合の完成を阻み、改憲を阻止してきた。反革命本は、動労千葉が2010年4・9政治和解と対決して国鉄闘争全国運動を立ち上げ、東京地裁・東京高裁に国鉄分割・民営化が国家的不当労働行為であることを認めさせたことも触れていない。
 さらに、動労千葉の反合理化・運転保安闘争路線は、JRにおける外注化阻止・非正規職撤廃闘争や動労水戸の被曝労働拒否闘争として発展しているが、反革命本はまったく触れていない。動労千葉労働運動は、労働組合が団結して闘えば新自由主義攻撃に勝てることを示している。動労千葉労働運動は62年3全総以来の革共同の労働運動が闘いとった階級的労働運動路線の偉大な地平だ。今こそ全産別全職場で動労千葉のような階級的労働組合を打ち立てよう。

血債主義ふみしだいて前進した国際連帯

 反革命本は第三に、労働者の団結や労働者国際主義を破壊することを狙ったものである。
 反革命本には階級的団結論は皆無であり、青年労働者と学生が団結に依拠して闘っていることなど眼中にない。党の革命以来の青年労働者と学生を先頭にした階級的労働運動路線の爆発的前進など、彼らはまったく想像もつかないのだ。
 党の革命で打倒した彼らの血債主義こそ、労働者階級の団結を破壊し労働者国際主義に敵対するものだ。1970年7・7自己批判で問われたことは、プロレタリア世界革命に向かって全世界の労働者、特に中国と日本の労働者がいかにして団結して闘うかという問題だった。
 現実の階級闘争は血債主義者を踏みしだき、労働者国際主義を発展させている。2003年から始まった動労千葉と韓国・民主労総との国際連帯闘争は、韓国鉄道労組ソウル地方本部と動労千葉が「民営化と闘う日韓鉄道労働者共同声明」を世界に発する画期的な地平にまで発展している。反革命本には、動労千葉を軸に切り開いてきた労働者国際連帯闘争への言及がまったくないのだ。
 反革命本は第四に、星野文昭同志のことが文字通り一言も出てこない。星野同志の闘いを思えば反革命本を出版することなど絶対にできない。彼らは国家権力に屈服し反革命に転落した。星野同志に対する襲撃であり、星野同志に転向と屈服を迫る反革命だ。激しい怒りで反革命本と岸・水谷・岩本らを粉砕し、星野同志を奪還しよう。
 反革命本は第五に、革共同と三里塚反対同盟の分断を狙い三里塚闘争を破壊しようとしている。
 革共同が新自由主義との最先端攻防として国鉄決戦と三里塚決戦を闘ってきたことはまったく正しかった。ところが反革命本は、革共同が政治利用主義的に三里塚闘争を闘ってきたと歴史を偽造し、三里塚闘争の破壊を狙う。だが三里塚闘争は動労千葉と反対同盟を両輪に長く闘われ、動労水戸が軸となって市東さんの農地を守る会・茨城を結成するなど、労農同盟の新たな発展をかちとっているのだ。

党・労働組合の一体的建設と革命に敵対

 反革命本は第六に、党と労働組合の一体的建設に反対し、革命運動に敵対している。岸や水谷・岩本らは労働者階級を蔑視し、革命の主体と見ていない。彼らは党を労働者階級や労働組合の上に立つ存在として、特に政治局を絶対的な存在として描いている。
 しかし労働者階級こそが革命の主体である。労働者階級は自分たちの力で労働組合や労働者党をつくり、労働者階級の指導部をつくり出す。反スターリン主義・革命的共産主義運動と階級的労働運動が一体となってプロレタリア革命は勝利できる。その生きた証明が革共同と動労千葉である。
 反革命本はうそとデタラメで全体が貫かれている。反革命本には真実のひとかけらもない。反革命本で書かれていないこと、すなわち革共同の時代認識や路線、動労千葉の闘い、労働者国際連帯闘争、星野文昭同志の闘い、三里塚闘争など、現実の階級闘争にすべての真実と勝利の地平がある。
 「動労総連合を全国に」を軸に全産別で動労千葉のような階級的労働組合の拠点を建設し、革共同を1千万人の労働者人民と結びついた労働者党として建設しよう。
 全世界の労働者は団結し、ゼネストをかちとり、プロレタリア世界革命に突き進もう!
(友永大起)

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