〝直ちに再審を行え〟 星野署名6万5857筆に

週刊『前進』06頁(2691号06面04)(2015/07/27)


〝直ちに再審を行え〟
 星野署名6万5857筆に

(写真 全国で集めた星野署名と新たな申入書を提出した【7月21日 東京高裁前】)

 7月21日、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議は東京高裁第12刑事部への5回目の署名提出行動を行った。家族、共同代表、各地の救援会が全証拠開示・再審開始を求める署名2万6540筆を提出した。総計6万5857筆になる。昼には東京高裁前で街宣活動を行った。
 署名提出と同時に、東京高裁に申し入れを行った。申し入れの趣旨は以下の5点である。
 ①確定判決の事実認定は誤っている。星野文昭さんは無実だ。星野さんは中村巡査が攻撃されている時、そこから離れた十字路にいた。星野さんは殴打も、火炎びんを投げるよう指示もしていない。それを裏付ける証拠を検察官は隠し続けている。本件殴打現場を目撃した11人の供述調書は決定的に重要で、直ちに開示するよう検察官に命令しろ。②再審弁護団は、「一郎丸写真」を解析した三宅洋一千葉大学名誉教授の鑑定意見を添えて意見書を3月に提出した。鑑定意見では、星野同志が右手に持つ棒にまかれた白い紙にあるのは「損傷」などではなく、「規則性をもった環」であることが証明されている。「一郎丸写真」は星野さんの無実を証明する決定的な物証だ。事実調べを行え。③検察官は、三宅鑑定意見と弁護団意見書にいまだに反論もしていない。直ちに三者協議を開け。④直ちに再審開始を決定しろ。⑤徳島刑務所は昨年7月の面会・手紙国賠裁判の判決を無視して、今年5月に星野暁子さんの面会を不許可にした。東京地裁の判決を踏みにじる暴挙を直ちにやめさせよ。
 暁子さんは「獄中結婚して29年間、互いの手を握ることもアクリル板なしに話すことも、冤罪(えんざい)によって奪われた」と、再審開始を決定せよと訴えた。
 安倍政権は労働者人民の怒りの包囲下にある。われわれはゼネスト情勢をつくり出す中で、戦争法案を絶対に葬り去る。
 9・5全国総会―9・6徳島刑務所デモに総力結集して、徳島刑務所、法務省、安倍政権と徹底的に闘い星野同志を取り戻そう。
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