星野奪還9・6徳島刑務所デモへ② 革命へのうねりが始まった 階級の魂=星野同志の解放へ

週刊『前進』06頁(2691号06面03)(2015/07/27)


星野奪還9・6徳島刑務所デモへ②
 革命へのうねりが始まった
 階級の魂=星野同志の解放へ

(写真 今年の9・6徳島刑務所デモは、2012年2・5デモ、13年9・8デモ【写真】に続き3回目)

「安倍は墓穴を掘った」と語る

 安倍政権は7月15日、衆議院特別委員会で安保関連法案を強行採決した。朝から全学連、動労千葉、動労水戸を先頭に700人の戦闘的闘いが爆発し、夜には10万人が国会前に押し寄せた。労働者人民の怒りと闘いはますます拡大している。
 韓国では、逮捕令状が出されている民主労総のハンサンギュン委員長が映像を通して、パククネ政権の攻撃に対して「すべてをかけて正面突破しよう」と訴えた。
 7・15はゼネストからプロレタリア世界革命に向かって攻め上る巨大な階級情勢を切り開いた。1千万労働者人民と結びつく、革命へのうねりが始まったのだ。動労総連合を全国に建設する闘いは、ゼネスト指導部をつくり出す闘いだ。
 星野文昭同志は、7月16日の面会で暁子さんに「安倍は墓穴を掘った」と語り、「誰もが人間らしく生きられる社会を実現する闘い」(全国水平同盟第4回大会へのメッセージ)に決起するよう檄(げき)を発した。

労働者階級への絶対的信頼

 星野闘争は国鉄闘争とまさに一体であり、階級の魂をなしている。この闘いは世界の労働者に無条件で支持され、国際連帯を生み出している。
 星野同志の根幹にあるのは、帝国主義に対する絶対反対であり、不屈・非転向である。その根底には、労働者階級に対する絶対的信頼がある。ゼネスト情勢を爆発させ、星野同志奪還の展望を切り開こう。
 星野同志は1971年11月14日、沖縄「返還」協定の批准阻止闘争に決起した。青年労働者が職場の団結を基礎に武器を持って決起したことは、体制内労働運動を根底的に塗り替え、「革命の現実性」を突き出した。70年の地平を破壊するために日帝・国家権力は、破防法弾圧、カクマル白色テロ、星野同志への無期懲役攻撃をかけたが、革命の不屈の前進をとめることはできなかった。
 新自由主義攻撃は、国鉄分割・民営化を軸に労働者階級の団結を破壊するものとしてかけられた。これに対して、動労千葉は2波のストライキを頂点とする闘いを貫き、組合としての団結を守り抜くとともに、労働者階級総体の団結を守り抜いたのである。

署名をあらゆる労組、団体に

 83年の無期懲役、87年の上告棄却は新自由主義の凶暴性をむき出しにした攻撃である。すべてを奪う無期攻撃に、星野同志は暁子さんとの愛と団結を固め、日帝が無期懲役にかけたものの核心を打ち破っている。
 8月までに全国で開かれる絵画展は、総計50カ所にもなる。どの絵画展や集会も大成功し、「この闘いで星野文昭さんを取り戻せる」という確信が広がっている。労働者階級が星野同志奪還を自らの正面課題とし、地区党総決起で実行委員会を形成して広範な決起をかちとっている。
 戦争反対・改憲阻止1000万人署名と一つになって、全証拠開示・再審開始の100万人署名をあらゆる労働組合、運動団体に持ち込み、達成しよう。
 弁護団と固く団結し、再審・無罪へ前進しよう。絵画展をさらに成功させ、全国に星野救援会を結成しよう。不当な獄中処遇を許さず、星野同志の健康と権利を守ろう。
 9・5全国総会、9・6徳島刑務所デモへ全国から総結集しよう。
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