7・15国 会不当逮捕を弾劾する 2人を早期奪還! 大勝利だ

週刊『前進』06頁(2691号06面02)(2015/07/27)


7・15国 会不当逮捕を弾劾する
 2人を早期奪還! 大勝利だ


 衆院特別委員会で戦争法案が強行採決された7月15日、国会は怒りに燃える10万人に包囲された。安倍政権の暴挙を聞き国会に駆けつける人波は途切れず、全学連と全国労組交流センターが呼びかけた衆院第二議員会館前の集会は、時とともに膨れ上がった。
 警視庁機動隊は、歩道沿いに鉄柵を設置し、横断歩道を封鎖するなど不当な規制を行った上、2人の集会参加者を理由も告げずに不当逮捕するという暴挙を働いた。怒りを込めて弾劾する。
 議員会館前の集会は韓国からの遠征団をも迎え終始整然と進行された。逮捕されたAさんは集会スタッフとして「歩道の通路確保」などにあたっており、Bさんも横断歩道付近にいた。
 午後3時半ころ、警察は急に横断歩道を封鎖し、集会と通行を妨害してきた。これに対し「警察こそ通路を妨害している」と参加者が抗議する中、2人が不当逮捕されたのだ。
 テレビや新聞では「警察官の胸ぐらをつかんだ」などと警察発表のままに報道されているが、これこそ百パーセントのデッチあげだ。逆にAさんは逮捕時に、腕にあざが残るほどの暴行を加えられた。
 戦争法案を強行し、労働者人民を戦場に狩り出して殺そうとしているのは誰だ! 安倍であり、戦争法案を強行採決した議員どもだ!
 しかし、「過激派排除」を叫ぶ日本共産党やシールズの一部中心メンバーはこの不当逮捕に対して、「逮捕される方が悪い」「警察は敵じゃない。警察ともめたら終わりだ」などと非難している。彼らの反動的正体見たりだ。労働者人民の怒りの爆発に恐怖し震え上がった安倍や国家権力と一体となって、現状変革を求める労働者人民の決起に対し敵意をむき出しにしているのだ。絶対許せない。
 「今こそ安倍を倒そう!」「ゼネストと国際連帯で戦争を止めよう!」の呼びかけこそ、10万人の怒りを体現し、闘いの展望を示すものだ。弾圧は怒りを倍加させるだけだった。
 そして7月24日、勾留延長を粉砕し、2人の早期奪還を実現した! 弾圧粉砕の大勝利だ!
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