7・20 〝非正規職撤廃へ闘う〟 90人結集し鈴コン共闘集会
週刊『前進』06頁(2691号02面02)(2015/07/27)
7・20 〝非正規職撤廃へ闘う〟
90人結集し鈴コン共闘集会
(写真 3年間の闘いで解雇撤回・職場復帰かちとり8カ月。鈴コン分会が全員発言【7月20日 板橋区】)
昨年、画期的に勝利した鈴コン分会(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会)旋風は時代の風だ。7・20鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議の結成3周年集会が分会の地元、東京・板橋区の舟渡ホールで90人の結集でかちとられた。国会決戦を先頭で連日闘いぬいた固い確信がみなぎっている。戦争阻止の中心に国鉄決戦があり、動労総連合と合同・一般労組全国協を強大につくることが鮮烈に提起された。
冒頭、よびかけ人代表の花輪不二男さんがあいさつ。「安倍のような輩(やから)は絶対に打倒しなきゃならない」「昨年の勝利は小さくない。非正規職でも勝てることを示した。亡くなった田口さんの解雇撤回を今も闘う分会の義理人情はとても大事。闘いは続く」
動労千葉の田中康宏委員長は、「この5人の団結と闘いの中に2千万の非正規労働者の展望がある。6・30最高裁が動労千葉鉄建公団訴訟の上告を棄却した。棄却によって不当労働行為を認めた高裁判決が確定し、覆せなかったのは画期的だ。われわれは闘いの旗を断じて降ろさない、闘い続ける」と提起し、不当労働行為と対決して解雇撤回を闘う意義を鮮明にさせて、夏から秋への総決起を訴えた。
動労水戸の池田学執行委員は、前日のNAZENデモの反響のすごさ、動労水戸の青年組合員の決起のすばらしさ、原発労働者とも団結を拡大してきた闘いの確信を踏まえ、被曝労働を許さず常磐線全線開通を阻止する闘いを呼びかけた。
全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾さんからのメッセージが代読され、弁護団の木下徹郎弁護士から、長期闘争で団結を維持し勝ちぬいた鈴コン分会に今後も連帯するあいさつが行われた。
吉本伸幸共闘会議事務局長(鈴コン分会書記長)は基調報告で「7・15~16国会闘争が歴史的決戦の火ぶたを切った。国鉄闘争と一体で民営化・外注化阻止、非正規職撤廃を全労働者の闘いにしよう。これが戦争を止める職場生産点の力であり国際連帯の土台だ。鈴コン共闘は一層闘い続ける」と熱く提起した。
鈴コン分会の5人全員が爆笑を誘いながら発言。内尾稔分会長は「職場に戻って8カ月。解雇された3人の信用がだいぶ回復された。人の命が金で解決する時代に入っている。労働者が誇りをもって生きていくには闘っていかなければならない。大勢の仲間の先頭に立てる分会づくりをしていきたい」と決意を語った。鈴木善弘会計は「闘えば勝てる。絶対に組合を職場につくって、安倍政権を打倒していきましょう」と訴えた。
ともに闘う仲間から、弾圧をはね返して団結を拡大している報告がされた。東京のJR関連の外注先で決起が始まっており、動労千葉・動労水戸とともに外注化・非正規職化と闘う動労総連合建設の決意が宣言された。
集会後は団結交流会が行われ、大いに盛り上がった。
(東京西部ユニオン Y・S)