闘いは進む 青年の職場から JR 青年の未来をかけ動労総連合への結集を決断 国労組合員 有田三四郎

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週刊『前進』06頁(2690号03面04)(2015/07/20)


闘いは進む 青年の職場から
 JR 青年の未来をかけ動労総連合への結集を決断
 国労組合員 有田三四郎


 私は、動労総連合に結集することを決断しました。
 最近、国労の地本役員が私に「お前は動労総連合に行くつもりなのか」と問い詰めてきました。「職場でひとり孤立するだけだ」「国労組合員ならば国労で定年を迎えることが誇りだ」「本部が提案するかもしれない企業別再編や連合の加盟は認めない。考えすぎだ」と脅してきました。その後も、何回か恫喝(どうかつ)されましたが、私の決意は揺るぎませんでした。
 彼らは、自分たちが外注化や非正規職化とどう闘うつもりなのかはまったく言いません。動労総連合の登場は、彼らの左翼的仮面を引きはがすがゆえに必死なのです。ちなみに、私を脅してきた役員は日本共産党員です。彼は常に「左」の姿を装っていますが、会社の施策に協力してきた人物で、青年労働者からはまったく信用されていません。職場の青年労働者はとりあえず皆黙っていますが、わずかばかり残っていた国労への幻想がうち砕かれたと思います。
 このことを聞きつけた国労の組合員からは、「国労役員は何もしないどころか、国労内外の情勢をわかろうともせず、ワイドショーややじ馬のようなことを言っているだけ。あきれてしまう」というメールが寄せられています。
 2010年の4・9政治和解以降、国労本部の姿勢は目を覆うばかりです。国労加入以来、私なりに国労を支えてきましたが、国労はもはや労資協調の路線に突き進んでいます。彼らは、非正規雇用や転籍強行の危機にある青年労働者の現実と向き合おうとすらしていません。JR東日本のグリーンスタッフが5年で雇い止めになるにもかかわらず、組合員の青年が雇い止めになっても放置しているのです。まさに4・9政治和解は1047名解雇撤回の放棄だけではなく、すべての解雇と闘わないということです。スト権投票はやっても絶対にストライキをやらせない――。これが国労本部の本音です。
 私は、「労働組合なんて皆同じだ」と失望している青年労働者の目の前に、JR体制と闘いその後ろ盾である政府とも闘う動労総連合を登場させたい。そのことによって青年労働者の中に組織を拡大できると思います。動労総連合にJRの青年労働者の未来がかかっていると確信しています。
 JR東日本、JR貨物、関連・下請けで働く青年労働者のみなさん。私は、こんな国労役員の恫喝に屈せず、断固として動労総連合に結集します。ともに加入し、ともに闘いましょう。
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