東北大自治会選挙進む ストライキをつくる決戦

週刊『前進』08頁(2689号05面04)(2015/07/13)


東北大自治会選挙進む
 ストライキをつくる決戦

(写真 東北大で学生に訴える澤田候補【仙台市】)

 ギリシャ・韓国ゼネストとの連帯を掲げる7・15国会闘争が、ますます決定的な闘いになっています。この7月決戦と一体で、東北大学では7月9日から2015年度学生自治会執行部選挙が始まりました。
 「安倍の戦争政治を許さない! 学生のストライキで歴史を動かそう!」―学生自治会委員長に立候補した澤田光司くん(前学生自治会委員長、全学連副委員長)が東北大生に訴えると、多くの学生が足を止め、ビラを受け取ります。
 毎日サークル部室に学生が集まり、討論が生まれています。学生自治会執行部選挙を担う1年生が出てきていることが決定的です。激動する情勢を討議しながら、学生自治会執行部選挙の意義を捉え、〝もっと多くの学生を投票に組織するためにはどうすればいいか〟、まわりの学生の反応を見て、〝もっと伝わるビラにするにはどうすればいいか〟と話し合いながら、選挙戦がつくられて進んでいます。
 学生・労働者の怒りの前に安倍政権は震えあがっています。だから安倍政権は今週中にも安保関連法の強行採決に踏み込もうとしています。絶対に許せません。しかし、安倍政権が反動的に突出するほど、学生の中に怒りが生まれ、「学費・就活・奨学金」という縛りを引きちぎって決起してきています。選挙戦はさらにもっと多くの学生と結びつき、ストライキをつくり出す決戦です。
 「私たちは、日常の現場からの行動が必要不可欠だと考えています。なぜなら実際の戦争動員は、この日常の現場、つまり私たち学生にとっては研究・教育の場、労働者にとっては労働の場で行われるからです。そして、日常の現場を実力で変革する行動こそストライキです」(澤田候補)
 選挙の投票期間は17日までです。残り5日間、沖縄大・京都大での学生自治会選挙での新執行部の樹立に続く勝利を、東北大学でかちとるため闘いぬきます。
(D)
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