「戦争か革命か」を分かつ決戦勝利へ圧倒的カンパを
週刊『前進』08頁(2689号03面02)(2015/07/13)
「戦争か革命か」を分かつ決戦勝利へ圧倒的カンパを
すべての『前進』読者のみなさん。日本の労働者階級は今、戦争か革命かを分かつ、戦後史上最大の決戦に突入しています。未完の戦後革命に歴史的決着をつけ、今度こそプロレタリア革命を実現する闘いに、革共同とともに人生をかけて立ち上がりましょう。労働者自己解放を成し遂げるこの大事業に、全力のカンパをもってともに決起されることを訴えます。
「朝鮮有事」で参戦
安倍政権は、本気で戦争をやろうとしています。国会会期を戦後最長の95日間延長してまで、何がなんでも今国会で11本の戦争法案を強行成立させようと突き進んでいます。7月中旬の衆院採決強行を阻止することが決定的です。革共同は労組交流センターと全学連の仲間とともに、衆院採決強行を阻止する7・15国会包囲大闘争に全国から総決起します。職場生産点で資本、体制内指導部と血みどろの職場攻防を闘い抜いてきた動労千葉、動労水戸を先頭とする階級的労働運動派が、いよいよ満を持して国会闘争に決起します。
この闘いは同時に、この日突入する韓国・民主労総ゼネストとの国際連帯闘争として闘われます。パククネ政権打倒に突き進む韓国労働者階級のゼネスト決起は、安倍打倒の闘いと完全にひとつです。安倍が、戦争法案の目的が「朝鮮半島有事」への参戦、すなわち朝鮮侵略戦争への参戦、韓国労働者階級の闘いの圧殺であるという本音をむき出しにした今、国際連帯闘争は死活的に重要です。
労組をめぐる決戦
戦争と改憲攻撃との攻防の核心は労働組合にあります。戦後日本の労働組合は反戦のもとに団結し、闘ってきました。これを解体することを目的に、中曽根元首相は国鉄分割・民営化を仕掛けました。以来30年、動労千葉を先頭に闘われてきた国鉄決戦は、改憲と戦争国家化を根底において阻み続けてきました。そして今、追いつめられた安倍は葛西敬之(JR東海名誉会長)や桜井よしこに改憲と徴兵制を積極推進するUAゼンセンを持ち上げさせ、自治労、日教組などの官公労を解体して、連合を本格的な産業報国会へと再編しようとしています。
これと真っ向から対決しているのが国鉄決戦であり、動労総連合を全国に建設する闘いです。先陣を切って、2月には動労神奈川が結成されました。この闘いこそが、国会攻防とひとつになって、戦争と改憲攻撃を痛撃し、これを根底的に打ち破る闘いです。
動労総連合建設を
JRの全面外注化と非正規職化という第2の分割・民営化攻撃は、JRとJR関連の青年労働者から未来を奪う攻撃です。動労神奈川の結成のように、闘う以外に生きていけない青年労働者の決起が始まっています。青年労働者の怒りを糾合する決定的な闘いが動労総連合建設です。階級的労働運動派が労働運動全体の主導権を握るのです。日帝の命運を託されたJR体制を鉄道ゼネストで打倒する国鉄決戦が、日本におけるプロレタリア革命の具体的な水路です。国鉄を基軸に全国・全産別にストライキをよみがえらせ、ゼネストを実現し、プロレタリア革命を切り開きましょう。動労総連合建設を中軸に、三浦半島教組や越谷市職での体制内指導部から組合権力を奪取する闘いを先端に、すべての産別、職場で階級的労働運動派が、拠点建設の闘いに挑戦しています。
労働者国際連帯で
「恐慌の中の恐慌」が深まる中、ギリシャの労働者階級が緊縮策=新自由主義政策に拒否を突きつけたことは歴史的壮挙です。生活と社会を崩壊させる緊縮策に対して、ギリシャの労働者階級は「もうがまんの限界だ!」と立ち上がったのです。労働組合のもとに団結した労働者階級が政治権力を握り、職場生産点を支配し、世界の労働者階級と連帯することで生きていくことができます。ヨーロッパ革命が始まりました。パククネ政権を打倒するまでやむことのない韓国労働者階級のゼネスト決起、これと連帯した戦争法案阻止・安倍打倒の闘いは、東アジア革命を切り開く闘いです。命脈尽きた資本主義を打倒するプロレタリア世界革命が歴史の日程に上ってきています。
この革命の現実性を実際の革命に転じる主体的勢力は革共同をおいてほかにありません。革共同と革共同の労働者細胞は、あらゆる職場と地域でプロレタリア革命の徹底的な宣伝・扇動に打って出ます。そのためには、『前進』印刷機、数千万枚のビラ、宣伝カーなど、巨大な物量とそのための資金が必要です。
最後に、革共同の闘いが1千万人の労働者階級人民と結びつき、革命がリアルになればなるほど、恐怖にかられた資本と国家権力の革共同弾圧は熾烈(しれつ)を極めます。非合法・非公然体制の圧倒的な強化が死活的です。革共同に未来と人生を託す絶大なカンパを寄せていただきますよう、重ねてお願いします。