7・15国会闘争に総決起を 障害者は韓国ゼネストと連帯し国鉄決戦勝利-安倍打倒へ闘う

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週刊『前進』06頁(2688号06面01)(2015/07/06)


7・15国会闘争に総決起を
 障害者は韓国ゼネストと連帯し国鉄決戦勝利-安倍打倒へ闘う


 全国の労働者、障害者のみなさん。障害者は労働者とともに人間の生存を取り戻す韓国民主労総の7・15第2次ゼネストと連帯して、外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否、動労総連合建設の国鉄決戦、戦争絶対反対・改憲阻止、安倍打倒の安保国会決戦に総決起しましょう。7・5集会・デモに続き7・15国会包囲に全国から駆けつけ、空前の国際連帯闘争をかちとろう。

革命切迫告げるギリシャの危機

 安倍の戦争政治は、大恐慌から抜け出せず労働者階級の革命によって打倒されることを恐れる支配階級のあがきです。支配階級は戦争が「労働者人民に苦役を与え命を奪って資本家の利権の分どり合いに加担させる」ものであることを隠そうともしません。〝広告料収入を減らして新聞をつぶせ〟とは何ごとか! 戦争を望んでいるのは自民党と資本家です。
 しかし彼らこそ亀裂と分裂を深めています。労働組合破壊と排外主義、差別・分断、「自衛」を叫ぶことによる以外に戦争を進められません。これらは、沖縄の基地反対全島ゼネスト情勢、大阪橋下打倒、動労総連合ストライキ、連日の国会前行動、青年労働者や学生の職場・学園での資本・体制内勢力打倒の闘いで日々粉砕されています。
 ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機は労働者階級の権力奪取とプロレタリア革命が迫っていることを世界に告げています。ギリシャ労働者の幾度もの不屈のゼネストに連帯しよう。韓国民主労総もハンサンギュン委員長をはじめゼネスト指導部への逮捕状発付・拘束をはね返し、ゼネスト貫徹こそ勝利の道と宣言し前進しています。

「街」への弾圧を絶対粉砕しよう

 支配階級の危機ゆえの弾圧は闘いのバネでしかありません。6月1日から5日間も東京都内の障害者作業所「街」に対し警視庁公安が「助成金詐欺」容疑をデッチあげて弾圧を強行しました。
 作業所にしばりをかけ、福祉の全面民営化にかじを切った障害者総合支援法のもとで、労働者階級はますます障害者と健常者とに分断され、営利事業化と「自助努力」の強要で団結と共同体を奪われようとしてきました。しかし「街」はこの共同性を守りぬき、地域に根ざし、新自由主義と闘いぬいています。そうであるがゆえの弾圧です。こんな脅しに負けるわけにはいきません。障害者、労働者の総決起で弾圧を粉砕しましょう。
 障害者解放闘争の第1の課題は、巨大な70年闘争に襲いかかった新自由主義反革命と徹底的に闘うことです。その結論は動労総連合―動労東京建設の国鉄決戦に総決起することです。

福祉の産業化と障害者抹殺攻撃

 70年闘争は、星野文昭さんを先頭に本土―沖縄の分断をこえて闘った安保・沖縄闘争、74―75年恐慌のただ中で米帝をベトナム失陥に追い込んだ国際反戦闘争として爆発しました。これに圧倒された米英日の支配階級は新自由主義政策を開始し、労働運動の絶滅に乗り出しました。しかし動労千葉は、国鉄分割・民営化攻撃をストライキで迎え撃ち、階級的労働運動をよみがえらせてきました。第2の分割・民営化、全面外注化、非正規職化、大幅賃下げ、転籍―解雇、労基法解体に絶対反対を貫き、攻撃を逆に組織拡大のテコに転化して闘っています。
 新自由主義下の障害者施策もその核心は、破産を重ねているとはいえ福祉の産業化です。またその一環で爆発する安全崩壊のもとでの障害者抹殺攻撃です。
 介護保険とともに仕組まれた障害者自立支援法は、健常者と障害者の分断を強めた81年「国際障害者年」を皮切りに、公的福祉解体と「福祉自助努力」=労働者の総非正規化・ボランティア化、障害者の就労動員、小規模作業所の過労死的・自助運営を強いる攻撃でした。2005〜06年の障害者自立支援法反対闘争は障害者・労働者の数万人におよぶ総決起をかちとり、あと一歩で国鉄決戦のような民営化絶対反対ストライキで断を下す情勢を迎えていました。しかし日本共産党を先頭に10年1・7自立支援法違憲訴訟取り下げとその代償としての「障害者制度改革推進会議」参加で収束させられ、「骨格提言」という民主党政権へのお願いや、政労使協議と一体の自民党政権への屈服に至りました。10年4・9国鉄闘争政治和解と軌を一にしています。
 この「和解」路線と対決し動労総連合を建設する国鉄決戦でゼネスト情勢を切り開きましょう。

労働組合に結集し戦争止めよう

 障害者解放闘争の第2の課題は、戦争絶対反対・改憲阻止1千万人署名で障害者をはじめ労働者階級人民の中に分け入り、労働運動と国際連帯で戦争・改憲を止める行動を開始することです。
 新自由主義は世界の至るところに膨大な労働者階級を生み出しましたが、労働者を食わせられず、非正規と貧困に突き落としました。障害者も新自由主義の中で生まれた闘う労働者階級です。労働組合に結集し、団結して戦争を止めよう。
 韓国でもすでに障害者団体が民主労総ゼネスト連帯を表明しています。戦争や民営化は障害者に大量の死をもたらし、戦傷病者、産業障害者を大量に生み出します。前線と後方、戦時と平時を問わず、戦争と民営化は分断と虐殺の元凶であり、全世界から一掃しなければなりません。
 障害者解放闘争の第3の課題は、障害者解放戦線が資本家独裁を打倒する労働者革命の先頭に立ち、労働組合の団結でコミューン=ソビエトをつくりだすために労働者党・地区党を建設することです。障害者解放闘争は労働者階級人民が団結を拡大して進む「切っ先」にある闘いです。
 機関紙『前進』の1万人読者網が絶対に必要です。党活動の三原則「会議、機関紙、財政」は、マルクス主義で武装し、新自由主義と闘う階級的労働運動をつくりだす起点です。革共同の地区党を労働組合と一体的に建設し、安倍を打倒し、戦争を阻止しよう。
(関東障害者解放委員会)
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